文庫本の栞

文庫本は、ちょっと空いた時間に手軽に取り出して読むことができる。だから、どこまで読んだかを記録するマーカーが必要で….そんな大袈裟な話しではなく、栞がないと困るということ。

もともと文庫本に挟んであった紙の栞か、書店でくれる販促用の栞をそのまま使っているというひとが多いだろう。中には、サービスの良い書店があって、カバーに紐がついてるよ、ということもあり、そういうのは落とす心配がなくて大変便利。もっとも、自分は新潮文庫しか読まないから栞なんていらん、というひともいるかも。あれはもともと紐がついている(以前はほかの文庫にもひもがついていたがコストダウンのため?になくなってしまった)。

そもそも栞とは、山道などを歩くときに迷わないよう木の枝を折って目印にすること(枝折)。昔は、夾算(きょうさん)という木を薄く削って割いたものを使っていたこともある。

ほとんど使い捨てのように思われている栞だが、中には工芸品のようなものもあり、こんな金細工の栞も。落とすのが心配で使えないかもしれないが。

ZOUGAN光助 純金細工 12600円