2005年12月31日

ブラウニング詩集

対訳 ブラウニング詩集―イギリス詩人選〈6〉 (岩波文庫)
ブラウニング
岩波書店
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岩波文庫の新刊「ブラウニング詩集」を読む。対訳「イギリス詩人選」の(6)。

このシリーズ,これまで,(1)シェイクスピア,(2)ジョン・ダン,(3)ワーズワス,(4)ブレイク,(5)テニスン,(7)コウルリッジ,(10)キーツが出ている。そのなかでもブラウニングは上田敏の「海潮音」ほか,文語調の「格調高い」邦訳に馴染んでいるので,現代語の訳文にははじめから違和感がある。そこには,ブラウニングに限らず,どうせ原文の調子は表現できないのだから,思い切って日本語として格好の良いものにして欲しいという・・・これは素人の読み手ならではの気持ちなのだろうが。

それはともかく,本書で面白かったのは,「ヒバが通る」という一幕劇が訳されていること。よく知られている「春の朝」はその劇中歌なのだが,劇自体は詩のイメージとは違うドラマチックな恋愛劇なのだ。いまさらブラウニングか・・・と思わずに通読してみると,新しい発見があるかも。
posted by 南野靖一郎 at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 2005年
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