2007年08月27日

北海道旅行

先週一週間,夏休みをとって北海道に行ってきました。今回は,富良野と札幌に滞在。
20数年前には札幌に住んでいましたし,今でもときどき仕事で行く機会もあるのですが,富良野を訪れたのは今回が初めて。今年は例年になく暑いとはいうものの,富良野の朝夕は肌寒い位。きれいな空気と木々に囲まれ,久しぶりにのんびりとさせて貰いました。
富良野といえば「北の国から」ですが,あまりそちらには関心がない我が家は,もっぱら川下りや熱気球,チーズやバターづくりなどを体験し,旭山動物園やラベンダー畑(シーズンは終わっていましたけれど)にも足をのばしました。旭山動物園は,噂通りの混雑で,アザラシやシロクマを見る行列ができていましたが,なるほど面白く見せるための工夫がいろいろとされており,感心しました。
最後は札幌で,藻岩山や大倉山から180万都市となった札幌の夜景など眺め,お決まりのラーメンを食べて帰ってきましたが,東京は相変わらずの猛暑でウンザリしているところです。
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2007年08月16日

スコットランド紀行(エドウィン・ミュア)

スコットランド紀行 (岩波文庫 赤 296-1)今週はお盆休みで通勤電車は空いているものの,猛暑続きで外へ出るのも勘弁といった状況。35度なんてもう驚きませんね。新橋界隈など熱風が吹き回り体感温度40度以上じゃないでしょうか。
私も来週は休みを取って北海道へ旅する予定。学生時代は札幌に住んでいたし,その後も仕事でちょくちょく行っていますが,今年は北海道も猛暑のようで,避暑になるかどうか・・・
そんな中,岩波文庫の新刊で本邦初訳「スコットランド紀行」(エドウィン・ミュア)を読みました。著者は,1887年生まれのスコットランドの詩人。1934年にスコットランド各地をクルマで旅したときの記録で,スコットランドとイングランドは違うとよく言われますが,同じスコットランドの中でも土地土地によってずいぶん気質や環境が違い,こだわりがあることがわかります。
当時のスコットランドは,世界恐慌のあおりを受け,不況の真っ只中。労働者と資本家の対立が激化しており,牧歌的な風景の中にも,厳しい社会情勢が描かれています。
ちなみに,著者は夫人と共に,カフカの英語圏における紹介者としても知られています。
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2007年08月06日

若い芸術家の肖像(ジョイス)


暑いですね。と言っても涼しくなるわけではありませんが,遅ればせながら岩波文庫「若い芸術家の肖像」(ジョイス)を読んでいます。なんとなく,この暑さでフラフラとして眩暈がしそうな感じとジョイスは似合う気がして。自虐的なだけかもしれません。
本書は少年時代,青年時代の著者の生活や思想を自由に描いたもので,出版は1916年だから,このときジョイスは30代半ばですな。時代をおって書かれているものの,外面的な出来事より内面的な苦悩,葛藤が率直に綴られており,流されるままに一気に読み終えることができます。まあ,下世話な話もあって,単に物語として面白いということもあるのですが。
本書は「若い芸術家の肖像」(丸谷才一訳)として新潮文庫からも出ています。
posted by 南野靖一郎 at 12:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 2007年

2007年07月31日

お散歩写真のススメ(原康)

お散歩写真のススメ (えい文庫 150)エイ文庫の新刊「お散歩写真のススメ」(原康)を読む。
著者は,懐かしい下町風景との出会い(「角を曲がって」)や山村の小さな小学校の記録(「がっこう」)など自然体の写真で知られているが,本書も散歩しながら,商店街や横町,風呂屋など日常の風景をコンパクトカメラで撮ろうという気楽な撮影スタイルの提案。
以前,伊集院光がラジオで,写真を撮りながら都内を歩き回っているが,いつその日の撮影を終わりにするのか決めるのが難しい・・・といったことを喋っていた。たしかに自然体のお散歩写真では,その終わりかたにこだわる必要があるかもしれない。
そこで本書には「お散歩写真の終わり方」という一章がある。「僕のお散歩カメラ紹介」とあわせて,これでお散歩写真教程は完成だ。
posted by 南野靖一郎 at 11:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 2007年

2007年07月28日

書肆アクセスが閉店

文化通信によると、神保町の書肆アクセスが閉店するとのこと。アクセスといえば、地方出版社や小出版社の本に強く、写真集や趣味本など、面白いものを揃えていたのだが、神保町再開発が響いたという。
書肆アクセス半畳日録は、アクセスの社員によるブログ。活発に活動されていますが、再開発というより、やはりネット社会になって地方出版社や個人出版社のようなところにも、直接読者を獲得する道が開けたということなんでしょうね。
posted by 南野靖一郎 at 20:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 2007年

2007年07月26日

旅するカメラ3(渡部さとる)

旅するカメラ (3) (〓文庫 (151))久しぶりに,エイ文庫の新刊を購入。「旅するカメラ3」(渡部さとる)。
「旅するカメラ」も第3弾。ローライ,ヘキサーなどカメラの蘊蓄話はもちろん,写真集製作のコストやクセになる写真展開催など,カメラマンの舞台裏を紹介。美輪明宏やラブロックらのポートレートを含む作品39点もあわせて掲載。
まあ,これらはプロの話なんですが,我がカメラはというと,銀塩一眼レフから300万画素デジカメ,400万画素デジカメ,200万画素携帯,130万画素PDAへと退化を続けています。もっとも,私だけでなく,構えて写真を撮るより,日常をパチパチ撮ってはメールやWebで家族や友達にお知らせ・・・というスタイルが最近のやり方ですよね。とくにこのPDA。ライカのシャッター音が低くてスナップには最強と言われていましたが,PDAの無音にはかなわないでしょう。いや,怪しいことはしていませんが。
posted by 南野靖一郎 at 13:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 2007年

2007年07月20日

刊行遅延案内

岩波書店から,刊行遅延の連絡。7月27日刊行予定とお知らせした「80年版 岩波文庫解説総目録」の刊行日は9月20日となります。大変お待たせして申し訳ございません,とのこと。お待ちかねの皆様,残念ですが少々お待ち下さい。
posted by 南野靖一郎 at 12:06| Comment(2) | TrackBack(0) | 2007年

2007年07月17日

Goma文庫

「ゴマブックス」シリーズを出している昔からおなじみの(株)ごま書房(1971年創業)と,最近「しょこたん☆ぶろぐ」やケータイ小説など流行モノ路線で活躍するゴマブックス(株)(1998年商号変更)は,別会社なんですよ。知ってました? というか,ゴマブックスってシリーズの名前だけだと思っている人が多いんじゃないかしら。
文化通信によると,そのゴマブックス((株)のほう)から,10月5日に「Goma文庫」が創刊されます。初回10点。
えー,ゴマブックスにはゴマブックスという文庫シリーズがあったはずで,だけど,Goma booksはごま書房だし・・・・・・もうなんだかよくわかりませんな。
posted by 南野靖一郎 at 22:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 2007年

2007年07月13日

狐になった奥様(ガーネット)

岩波文庫の新刊「狐になった奥様」(ガーネット)を読む。
あるとき若い夫婦が森を散歩していると,とつぜん妻が狐に姿を変えてしまった。夫はとまどいながらも,妻の面影のある狐を大切にし,愛するのだが,狐は次第に野性に目覚めて,ついに夫の元から逃げ出してしまう。
その後,妻には子狐が生まれて,その父親たる雄狐への夫の嫉妬や,妻の子供である子狐たちへの愛情など,少々屈折した心境が語られ,最後は狐狩りに追われた妻が,夫の腕の中で息絶える。
荒唐無稽な設定ではあるが,狐である妻への愛情が無理なく感じられて,あっという間に読み終えてしまう。男と女の関係についての一つの寓話として,たとえば因習から解放され自由になった女性とそれを追いかけざるを得ない男性,あるいは男性の心の中にある倒錯した性的欲求など,短いながら,読み手にさまざまな印象を与える物語だ。
posted by 南野靖一郎 at 13:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 2007年

2007年07月09日

晴れたらライカ,雨ならデジカメ(田中長徳)

晴れたらライカ、雨ならデジカメ久しぶりのチョートク本。岩波書店の新刊「晴れたらライカ,雨ならデジカメ」を読みました。
フィルムの一眼レフからデジカメに乗り換えて以来,カメラ自体には何となく興味を失いつつあり,いざとなればケータイのカメラがあるからいいや・・・という安易なところに流されている私。だが,フィルムカメラは,こだわりのある若い人に人気が出つつあるとのことで,本書もあらためてフィルムカメラ(アナログカメラ)の楽しみを訴えるものとなっています。著者の言うところでは,デジタルカメラとアナログカメラの両立による「知的な映像ライフスタイル」の提唱,なんですな。
ライカと味噌汁―ライカが見た東京題名の「晴れたら・・・」は,(光の)悪条件に強いデジカメに対して,光を選ぶアナログカメラという意味のほか,「ハレの日」のカメラにはライカが相応しいという著者のこだわりでもあります。それぞれの長所短所はともかく,実際には,アナログとデジタルは自ずから使い分けされるのであって,理屈付けをする必要もないと思うのですが,ライカ好きにはどんな話題であっても嬉しいものなんでしょう。
実際に読みでがあるのはライカに関する部分で,ライカにフィルムを装填する行為はアートなのである,世界最初のライカUR Leicaをソルムスで手にとって分かったこと,ゴールドライカの「品格」,ソ連製ライカとレンズをもっと活用しよう,銀座八丁庵でのライカ道は茶道のお道具選びに通じる,デジカメは手帳代わり,ライカはアート指向,といったチョートク調は健在。「銀塩カメラの未来は案外に明るい」とまとめられています。
posted by 南野靖一郎 at 12:54| Comment(1) | TrackBack(0) | 2007年

2007年07月05日

yom yom 第3号

新潮文庫の季刊誌「yom yom」の第3号が出ます。
本号の特集は,<新潮文庫の100冊>の作家たち。川上弘美,角田光代,唯川恵,重松清,恩田陸,北村薫らの小説をじっくりと堪能できるとのこと。編集長によると,「yom yom」は,文庫本でお馴染みの作家が今書いた小説を,毎回読み切りで提供するほか,文庫本はもちろん,まだ単行本も出ていない新しい作家の作品もどんどん紹介していくので,誰よりも早くお気に入りの作家を見つけられるはず。小説はもちろん、エッセイや紀行文まで新鮮で元気なブンガクをどんどん掲載,毎日の生活を豊かにしてくれる〈ヨムヨム生活〉のスタートです。
まあ,私の場合,お馴染みの作家と言われても読んだこと無い人ばかりなので,お試し版としては便利なのかもしれませんが,小説よりも,yom yom clubのエッセイ「中島京子 「太宰治」をイッキ読み」,私の本棚「赤川次郎 エバーグリーンの思い出」,人生の三冊「北杜夫 私の三つの本」,新刊をヨムヨム「岡崎武志 本読み爺さんがおもしろい本を教えよう」のほうが楽しみですな。
posted by 南野靖一郎 at 22:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 2007年

2007年07月04日

80年版 岩波文庫解説総目録

岩波文庫解説総目録 (1927-1996)今月はいよいよ「80年版 岩波文庫解説総目録 1927〜2006」が出ます(7/27予定)。当初5月に出る予定だったのが延びたんですね。
10年ぶりの総目録は,A6判函入1200頁,4200円也。内容は,1927年創刊以来の岩波文庫の既刊全書目をジャンル別に収録。解説・書誌データ付き。2月に出た「岩波文庫の80年」(岩波文庫別冊18)とあわせて,岩波文庫の歴史を知る上での基礎資料となります。
posted by 南野靖一郎 at 12:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 2007年

2007年06月27日

最新世界周航記(上)(ダンピア)

最新世界周航記 上 (1)岩波文庫「最新世界周航記(上)」(ダンピア)を読む。
本書は17世紀のイギリスの海賊ウィリアム・ダンピアの航海記。ダンビアは海賊と呼ばれるものの,3度の世界周航に成功した探検家であり,訪れた各地の自然や風俗を詳細に記録した博物学者兼作家でもある。もちろん,敵国の海賊たちの裏をかきながら,敵船を拿捕したり,村々を襲ったりという暴力的な収奪の記録もあるのだが,実際に印象に残るのは,現地の人々の暮らしぶりや未開の地の荒々しい自然であり,航海記というより,一人の冒険家の物語である。
もっとも,ひとくくりに海賊としてしまうのがいけないのかもしれず,ダンビアのような私掠海賊は,国王が発行した免許状を持っていた。ダンピアの手記はイギリス海軍省に注目され,1699年にはオーストラリア,ニューギニア探検の指揮もとっているから,国家公認海賊,または軍人といってもいいのだろう。
いかにも「パイレーツ・オブ・カリビアン」絡みで宣伝できそうな本なのだが,この時期に出しながら別にそれをしていないのも岩波らしい中途半端さだな。
posted by 南野靖一郎 at 19:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 2007年

2007年06月26日

朝日ソノラマ解散

新文化によると,債務超過による経営危機が続いていた朝日ソノラマは昨年から親会社の朝日新聞社と今後の方針を検討していたが,再建を断念し,解散するとのこと。朝日ソノラマの書籍は6月発売分で出版を停止,既刊本の注文は9月まで朝日ソノラマで対応する。雑誌は9月まで発行し,10月からは朝日新聞社の発行となる。
朝日ソノラマときいてソノシートを思い出す人は,1950年代生まれでしょうか。当時はアニメや特撮系のソノシート付き絵本というのがあって,我が家にも結構あったように思います。
ソノシート事業以外では,1975年創刊のソノラマ文庫のほか,カメラファンとしては雑誌カメラレビューも親しいところ。懐かしい出版社がなくなるのは残念ですが,とりあえず朝日新聞社出版本部が出版権を継承するとのことなので,長年ご苦労様と言いたいですね。
posted by 南野靖一郎 at 11:54| Comment(1) | TrackBack(0) | 2007年

2007年06月22日

田山花袋「温泉めぐり」

温泉好きの人にお薦めの本,田山花袋の「温泉めぐり」(岩波文庫)が出た。
大正6年に刊行された自然主義の大家による温泉ガイドブックは,伊豆箱根から始まり,日本各地の代表的な温泉場を実際に訪れ記録したもの。4年余で23版を重ねた当時のベストセラー。
湯の熱さや混み具合をガイドブックよろしく事細かに書いているだけでなく,湯の町の素朴で少々淫靡な雰囲気を淡々と,かつ巧みな文章で描いており読ませる。
花袋は温泉大好きで,たしかに各地の温泉に行くと花袋の事績がたくさん残されている。なかでも,別府温泉が一番のお気に入りだったようで,伊豆の熱海や伊東などは殆ど言うに足りない,とのこと。
日本温泉めぐり有名な温泉地はいまでも変わらないものの,交通事情は大きく変わってしまった。当時の遠路はるばるといった感がなくなってしまい,本書のような温泉気分が味わえなくなったのは悔しいところ。
本書は最近では,「復刻版温泉めぐり」(博文館新社,1991),「日本温泉めぐり」(角川春樹事務所,1997)として刊行されている。
posted by 南野靖一郎 at 12:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 2007年

2007年06月19日

2007年夏 岩波文庫一括重版

オブローモフ〈上〉 (岩波文庫)
2007年岩波文庫「夏の一括重版」(7月12日発売)
オブローモフ主義とは,インテリながら,理想を口にするばかりで実際には行動せず,無関心,怠惰な生活を送ること。ゴンチャロフの「オブローモフ」に因ります。オブローモフはもちろん悪い青年ではないが,なんとも歯がゆい存在なのだ。高等遊民,モラトリアム,ニート。時代によっていろいろなキーワードはありますが,若者が自らインテリだと誤解するとき,偽オブローモフの陥穽にはまるのかも。
■ 其面影  二葉亭 四迷
■ 夏目漱石(全3冊)  小宮 豊隆
■ 小熊秀雄詩集  岩田 宏 編
■ 市民の反抗 他5篇  H.D.ソロー/飯田 実 訳
■ ヘンリー・ ジェイムズ短篇集  大津 栄一郎 編訳
■ 詩と真実(全4冊)  ゲーテ/山崎 章甫 訳
■ アンリ・ブリュラールの生涯(全2冊)  スタンダール/桑原 武夫,生島 遼一 訳
■ パリの夜― 革命下の民衆  レチフ・ド・ラ・ブルトンヌ/植田 祐次 編訳
■ オブローモフ(全3冊)  ゴンチャロフ/米川 正夫 訳
■ わが秘密  ペトラルカ/近藤 恒一 訳 訳
■ 三十三年の夢  宮崎 滔天/島田 虔次,近藤 秀樹 校注
■ 初版 日本資本主義発達史(全2冊)  野呂 栄太郎
■ わが住む村  山川 菊栄
■ 柳宗悦民藝紀行 柳 宗悦/水尾 比呂志 編
■ 日本における近代国家の成立 E.H.ノーマン/大窪 愿二 訳
■ 幕末維新懐古談  高村 光雲
■ 葛飾北斎伝  飯島 虚心/鈴木 重三 校注
■ 学問の進歩  ベーコン/服部 英次郎,多田 英次 訳
■ 饒舌について 他五篇 プルタルコス/柳沼 重剛 訳
■ 教育に関する考察  ロック/服部 知文 訳
■ 代議制統治論   J.S.ミル/水田 洋 訳
■ 裏切られた革命  トロツキー/藤井 一行 訳
posted by 南野靖一郎 at 18:42| Comment(1) | TrackBack(0) | 2007年

2007年夏 岩波文庫一括重版

オブローモフ〈上〉 (岩波文庫)
2007年岩波文庫「夏の一括重版」(7月12日発売)
オブローモフ主義とは,インテリながら,理想を口にするばかりで実際には行動せず,無関心,怠惰な生活を送ること。ゴンチャロフの「オブローモフ」に因ります。オブローモフはもちろん悪い青年ではないが,なんとも歯がゆい存在なのだ。高等遊民,モラトリアム,ニート。時代によっていろいろなキーワードはありますが,若者が自らインテリだと誤解するとき,偽オブローモフの陥穽にはまるのかも。
■ 其面影  二葉亭 四迷
■ 夏目漱石(全3冊)  小宮 豊隆
■ 小熊秀雄詩集  岩田 宏 編
■ 市民の反抗 他5篇  H.D.ソロー/飯田 実 訳
■ ヘンリー・ ジェイムズ短篇集  大津 栄一郎 編訳
■ 詩と真実(全4冊)  ゲーテ/山崎 章甫 訳
■ アンリ・ブリュラールの生涯(全2冊)  スタンダール/桑原 武夫,生島 遼一 訳
■ パリの夜― 革命下の民衆  レチフ・ド・ラ・ブルトンヌ/植田 祐次 編訳
■ オブローモフ(全3冊)  ゴンチャロフ/米川 正夫 訳
■ わが秘密  ペトラルカ/近藤 恒一 訳 訳
■ 三十三年の夢  宮崎 滔天/島田 虔次,近藤 秀樹 校注
■ 初版 日本資本主義発達史(全2冊)  野呂 栄太郎
■ わが住む村  山川 菊栄
■ 柳宗悦民藝紀行 柳 宗悦/水尾 比呂志 編
■ 日本における近代国家の成立 E.H.ノーマン/大窪 愿二 訳
■ 幕末維新懐古談  高村 光雲
■ 葛飾北斎伝  飯島 虚心/鈴木 重三 校注
■ 学問の進歩  ベーコン/服部 英次郎,多田 英次 訳
■ 饒舌について 他五篇 プルタルコス/柳沼 重剛 訳
■ 教育に関する考察  ロック/服部 知文 訳
■ 代議制統治論   J.S.ミル/水田 洋 訳
■ 裏切られた革命  トロツキー/藤井 一行 訳
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2007年06月12日

魔法のiらんど文庫

teddy bear (魔法のiらんど文庫)
2007年秋に,日本初のケータイ小説文庫レーベル「魔法のiらんど文庫」の創刊が決定。携帯電話向け投稿小説サイト「魔法のiランド」を運営する魔法のiらんどによると,ケータイ小説をより多くの方に親しんでいただきたいという想いから,ケータイ小説を文庫化して定期刊行する「魔法のiらんど文庫」(仮)が今秋創刊される。創刊時は5作品程度,以降は毎月3作品程度を発刊。1冊の価格は530〜570円。「電撃文庫」を発行するメディアワークスと提携し,角川メディアパブリッシングから発売予定。魔法のiらんどは1999年12月にスタート。これまでに投稿された小説は100万タイトルを超え,うち27タイトルが書籍化され,累計701万部を売り上げたという。累計会員数は520万,月間ページビューは19億以上。
posted by 南野靖一郎 at 21:48| Comment(2) | TrackBack(0) | 2007年

魔法のiらんど文庫

teddy bear (魔法のiらんど文庫)
2007年秋に,日本初のケータイ小説文庫レーベル「魔法のiらんど文庫」の創刊が決定。携帯電話向け投稿小説サイト「魔法のiランド」を運営する魔法のiらんどによると,ケータイ小説をより多くの方に親しんでいただきたいという想いから,ケータイ小説を文庫化して定期刊行する「魔法のiらんど文庫」(仮)が今秋創刊される。創刊時は5作品程度,以降は毎月3作品程度を発刊。1冊の価格は530〜570円。「電撃文庫」を発行するメディアワークスと提携し,角川メディアパブリッシングから発売予定。魔法のiらんどは1999年12月にスタート。これまでに投稿された小説は100万タイトルを超え,うち27タイトルが書籍化され,累計701万部を売り上げたという。累計会員数は520万,月間ページビューは19億以上。
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2007年06月09日

五足の靴(五人づれ)

五足の靴 (岩波文庫 緑 177-1)
岩波文庫の新刊「五足の靴」(五人づれ)が話題になっている。
本書は,明治40年,雑誌「明星」の詩人,北原白秋,木下杢太郎,平野萬里,吉井 勇,与謝野鉄幹が長崎,熊本方面を旅し,東京ニ六新聞に連載した紀行文。100年も前の作品だが,主催者の鉄幹以外は,まだ学生だった若い詩人達の姿が率直に描かれていて面白い。
鉄幹はこのとき以外にも,新詩社の若い同人達とたびたび旅行に出かけていたそうで,それは物見遊山というより,地方在住の同人や愛読者との交流,「明星」の宣伝を目的としていた。今回も柳川生まれの白秋が案内係となって,一ヶ月に及ぶ旅ながら,一行は意気盛んだ。
もっとも,このころすでに鉄幹と若い詩人との師弟関係には陰りが出ており,帰京後まもなく白秋らは新詩社を脱退,明星は廃刊となり,耽美主義的な「パンの会」を立ち上げる。激動の時代の前の束の間の平安といったところ。
posted by 南野靖一郎 at 09:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 2007年