2005年11月08日

ポール・クローデル「繻子の靴(上)」

繻子の靴 (上) (岩波文庫)
ポール・クローデル
岩波書店
売り上げランキング: 401762

岩波文庫の新刊,ポール・クローデル「繻子の靴(上)」を読みましたが,難関でした。

劇詩人クローデルは,マラルメの弟子,彫刻家カミーユの弟であり,駐日大使も務めた外交官。「繻子の靴」は,当初上演不可能と言われた大作。

日本語として上演を意識したものなのか,原文がこのような言い回しなのかは分かりませんが,体裁が読みにくいということもあり,文章ではなかなかすんなりと頭に入ってきません。分厚い本書の半分は訳注・解説・年譜が占めており,それを読むだけでも一苦労。もちろん,じっくり読み込みたい人には,待望の訳ということなのでしょうが。

訳者渡辺守章先生は演出家としても有名ですが,演劇の人ってなんで難しい方へ行っちゃうんでしょうかね。
posted by 南野靖一郎 at 17:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 2005年

2005年11月07日

Macintosh museum

Macintosh Museum
Macintosh Museum
posted with amazlet at 11.07.17
柴田 文彦
アスキー
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私はMac信者じゃないと思っているのですが,Mac関連の本に素敵なものが多いことは認めます。

新旧Macの綺麗な写真に惹かれて,「Macintosh museum(マッキントッシュ ミュージアム)」(アスキー)を購入しました。1年ほど前に出た本ですが,最初のAppleからPowerMacまで歴代のMacのスペックやダイヤグラムを詳しく紹介。開発者へのインタビューが面白く,見ても読んでも楽しい本です。造りも,3000円出してもいいかと思えるもの。

最近でこそiBook「でも」買ってみようか・・・などと言っているわけですが,私が学生時代は文字通り高値?の花,そのあとのパフォーマでさえ結局買えませんでした。もしあのとき,Macを買っていれば,私のパソコン人生も大きく変わっていたことは想像に難くありません。今となっては,こういう本で往時をしのぶ縁としましょう。
posted by 南野靖一郎 at 18:08| Comment(2) | TrackBack(0) | 2005年

2005年11月06日

新日本史(下)の発売延期

岩波文庫で10月刊行予定だった「新日本史(下)」は11月16日に刊行が延期となりました。私も何回か書店をウロウロして探してしまいましたが,最近延期が多いような。
posted by 南野靖一郎 at 20:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 2005年

2005年11月04日

ショートショートの世界(高井 信)

ショートショートの世界集英社新書の新刊「ショートショートの世界」(高井 信)を読む。
本書は,ショートショートの定義,歴史と主な作家,ショートショートの書き方を紹介。個々の作品のストーリーにはほとんど触れていないが,アンソロジーの類も含めて主立った本は紹介されているから,興味があれば古書店で探してください,といったところ。当然古めの本ばかりで,手に入れるのは難しそうな物も多そうだ。
最近はショートショートという言葉自体あまり聞かなくなったし,星新一さえ,ほとんど読んだことのない人には入門編として向いているが,目新しいところはないので,ショートショート好きの人には物足りないだろう。
posted by 南野靖一郎 at 08:04| Comment(1) | TrackBack(0) | 2005年

2005年10月31日

新島襄の手紙

新島襄の手紙岩波文庫の新刊「新島襄の手紙」を読む。
岩波文庫では50年ほど前に出た「新島襄書簡集」が馴染み深く,私の書架にもかなりくたびれた姿で並んでいる。旧版は事実上個人編集で恣意的な削除があったので,それを批判検討して,新たにセレクトした96通により本書を構成したとのこと。最近の新島研究の進歩といわれてもよくわからないが,少なくとも大変読みやすくは,なっている。
幕末1864年に密出国し渡米した新島襄の手紙が,日本の家族にどのように届けられたのか不思議に思えるが,その内容は新しい文明国米国での見聞を生き生きと伝えていて面白い。米国遊学中,ホストファミリーだった家族に宛てた英文の手紙も訳されており,当時の学生生活の一片を知ることができる。
posted by 南野靖一郎 at 17:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 2005年

2005年10月30日

ふるほん文庫やさん−価格改定

ふるほん文庫やさんの奇跡「ふるほん文庫やさん」が,絶版・品切れ文庫の価格を変更した。
弊社価格帯は¥1,280,¥1,080,¥880,¥680,¥480が基本です。このラインは不動です。今迄この価格帯に入れてない文庫は,出版された時の価格で値付けしていました。¥510,¥520,¥530,¥560,¥580等です。弊社は紀伊国屋書店始め,全国9つの新刊書店のミニ店舗への卸し,紀伊国屋書店でのフェアも開催しています。最近,¥700,¥800,¥900台の文庫も増え一冊,一冊の文庫の値付けがすべて違う場合,新刊書店への伝票枚数も膨大なものになります。
今後,出版されたときの価格値付けの文庫は,すべて未尾に¥80を付ける事に統一させていただきます。¥500台→¥580,¥700台→¥780,¥900台→¥980,¥1,100台→¥1,180,¥1,300台→¥1,380となります。なお,総集目録の価格変更の訂正は,大作業となり,不可能です。総集目録価格は,従来通り,その価格で出荷します。とのこと。
小倉での店舗販売も再開している。
posted by 南野靖一郎 at 07:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 2005年

2005年10月25日

趣味の文具箱 Vol.4

趣味の文具箱 Vol.4モンブランから新色インクとして,レーシンググリーンとセピアが出ているらしい・・・というのは,ここのところ万年筆売り場にご無沙汰しているからなのだが。レーシンググリーンは落ち着いた色のようなので,ぜひ使ってみたいと思う。
エイ出版社の新刊「趣味の文具箱 Vol.4」を読む。文具箱と題しているとおり,これは万年筆を始めとする筆記具と手帳,関連グッズを紹介したもの。
今回は,ファーバーカステル社とミニペンの特集。基本的にカタログ本なので,書店での1500円のお支払いはやや躊躇するところだが,取りあえず出ているのを知ってしまったら買わざるを得ないというのは悲しいサガ。悔しいが,カメラ,自転車,カバンに家!まで,エイ出版社の思うつぼだ。
posted by 南野靖一郎 at 18:53| Comment(1) | TrackBack(0) | 2005年

2005年10月24日

ディケンズ「アメリカ紀行 上」

アメリカ紀行 (上) (岩波文庫)
ディケンズ
岩波書店
売り上げランキング: 251635

岩波文庫の新刊,ディケンズ「アメリカ紀行 上」を読む。どこかで読んだような気がするフレーズもあったのだが,本邦初訳とのことで,気のせいか?

ピクウィック・ペイパーズやオリバー・ツイストで人気作家となったディケンズは,夫人と共に1842年アメリカを訪れた。ボストン,ニューヨークなど,新興都市の生き生きとした様子を,単に物見遊山ではなく,英国と比較したアメリカの社会システムの特徴に触れながらユーモアや皮肉を交えつつ描いている。

アメリカでは大歓迎を受けたディケンズであったが,当初の大きな期待と希望に比してかなり幻滅を感じたことも多かったようで,帰国後に書かれた「マーティン・チャズルウィット」(ちくま文庫にあり)ではアメリカ人を散々こき下ろした。それゆえ,アメリカでは悪評だったとのこと。

ディケンズの紀行には「Pictures from Italy」というのもあるが,こちらも邦訳は未だない。
posted by 南野靖一郎 at 12:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 2005年

2005年10月22日

万年筆スタイル2

万年筆スタイル―Pen & letter (2)ワールドムックの新刊「万年筆スタイル2」を読む,というより眺める。
1年ぶりの続編。今回は,万年筆悩み相談室,地球文字探検家が語る,続・子供に残したい万年筆,35歳の文房具,紀田順一郎さんの万年筆を嫌った作家たち・・・といった内容。もちろん各社最新モデルの紹介もある。
あまり面白い企画がなく残念だが(それは興味を惹かれる新作がでないせいもあるのだが),年に1回のカタログ本と考えて,万年筆好きの方にはお薦め。
私自身は,モンブランの146とパーカーデュオフォールド,ウォーターマンクルトゥールを相変わらず普段使いしている。クルトゥールは個体差が大きいようで,3本のうちずっと快調なのは1本。あとの2本は乾燥しやすくインクが切れやすいので,休業状態。切り割り調整しても駄目だった。これはコンバーターを使っているせいかもしれず,確認中。
posted by 南野靖一郎 at 12:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 2005年

2005年10月18日

文蔵創刊

文蔵2005.10すでに書店でご覧になった方も多いでしょうが,今月PHPから文庫判雑誌「文蔵」(ふみくら,じゃなくて,ぶんぞうと読む)が出ました。
創刊号特集は,「ブレイク寸前!おすすめ感動小説」と題して,恩田陸とソニンのインタビュー,書店員が大予測 明日の「感動小説ベストセラー」はコレだ!!,映画でも楽しめる感動小説を一挙紹介!,書評家が語る「ジャンル別<泣ける!!>小説」,あの名作を手がけた編集者に聞く「この秋いち押しの感動作家」などなど・・・やたら!!が多いですな。
山本一力,宗田理,川上健一,神田昌典,北方謙三といった面々の連載小説もあります。『連載では前号までのあらすじをわかりやすく紹介し,途中からでも自然にストーリーに入れるようにします。また親切編集をモットーとし,見やすい本文デザイン,難しい漢字へのルビなどによって読みやすく工夫します』とのこと。
個人的には,この手の雑誌?,タダでくれてもよいような感じで,どういう人が買っているんだろうと思うのですが,他社のものが意外に続いていることを考えると,それなりにファンがつくのでしょうね。
posted by 南野靖一郎 at 12:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 2005年

2005年10月15日

株のデイトレ革命で給料以上儲ける!

超簡単・迷える子羊式株のデイトレ革命で給料以上儲ける!しかし,勝村建設の株価はどうなっているんでしょう。横で見ている分には面白くてたまりませんが,来週悲惨なことにならなければいいが・・・と人ごとながら心配ですね。
「株のデイトレ革命で給料以上儲ける!−超簡単・迷える子羊式」(扶桑社文庫)を読みましたが,子羊式というのは,チャート分析じゃなくて,その日のお祭り株を捕まえて短時間でウリ抜けるというやり方。新興株で値動きの読みやすいものをウォッチし,板の動きのみを注目する。それは納得できるのですが,本書はなぜか途中からチャートの学習法なる一般的な株本になってしまい,主張に一貫性が無いのはおかしい。
個人的には,勇気が無く塩漬けしやすい性格なので,少々反省しつつ,来週はがんばるぞ。
posted by 南野靖一郎 at 19:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 2005年

2005年10月14日

悪人志願(江戸川乱歩)

江戸川乱歩全集 第24巻 悪人志願光文社文庫江戸川乱歩全集の新刊「悪人志願」を読む。
第26回配本。いよいよ残り少なくなってきた。書店で見たときは,文庫本によくあるイベントとのタイアップの帯が巻かれているのしか気づかなかったのだが,それを外してみると,ご丁寧にいつもの帯も巻かれているという二重帯構造。よくわからないが,さすが乱歩。
乱歩は,作品を書くときの恥ずかしがり屋で小心者の自分と,目立ちたがりで社交的な自分とが常に自らの中にあるという作家としての二重人格性を盛んに言っている。自己弁護なのだが,嫌みにならないところが大人ということか。本書は,「何の因果か,私は人並以上に,泥棒や人殺しの話が好きなのです」という乱歩の曰く「雑文集」。探偵趣味,作家交流,同性愛嗜好,作品の一言解説,身辺雑記など,すでにお馴染みの内容も多いが,気楽にぽつりぽつり読むことが出来る。
posted by 南野靖一郎 at 08:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 2005年

2005年10月11日

働きすぎの時代(森岡孝二)

働きすぎの時代8月刊の岩波新書「働きすぎの時代」(森岡孝二)を読む。
著者は,「働きすぎのアメリカ人」や「『窒息するオフィス 仕事に強迫されるアメリカ人」などの訳書もある経済学者。
『アマゾンの巨大な物流センターでは,時給900円で注文された本を「1分に3冊」のノルマでひたすら探し回るという新聞記事を探し出した。翌日曜未明,アマゾンに先の記事に出ていた本を注文した。すると「24時間以内に配達する」という触れ込みどおり、月曜の午前中には家に届いた。送り元は千葉県,家は大阪府。この間600キロを宅配便はひたすら走ったのだろうか』
たしかに,深夜営業や宅配便の利便性の裏に,従業員の過重労働があることは想像できる。また,電子メールやインターネットが導入されたことで,仕事のスピードは上がったが,その分仕事量が増えて,一層忙しくなったと感じている人は多いはず。家庭も出先もメールチェックをしなければならない人もいるだろうし,結果として,労働時間や残業の意味が変わってしまった。
職場にも,フリーター・アルバイトなどパートタイム労働者が増えて,給与の削減にはなったかもしれないが,その分人員削減された残り少ない社員は労働時間が増え続けている。一時期減り続けてきた労働時間が増加に転じているのは世界的傾向とのこと。
本書では,過重労働の実態を調査し,働きすぎの原因をわかりやすく示している。職場にいれば,こんなことは分かってるんだ,だからどうしろと・・・と思うかもしれないが,オレだけではないと確認することで,多少は癒されるかも。
posted by 南野靖一郎 at 18:45| Comment(2) | TrackBack(0) | 2005年

2005年10月09日

ヘンな事ばかり考える男 ヘンな事は考えない女(東海林 さだお)

ヘンな事ばかり考える男 ヘンな事は考えない女文春文庫の新刊「ヘンな事ばかり考える男 ヘンな事は考えない女」(東海林 さだお)を読む。
初出は『オール読物』連載の「男の分別学」。単行本(2002年)の文庫化。いちいち確認しなければ買い間違えてしまうほど,次から次へと出てくる東海林さんのシリーズ。今回は,麻布十番温泉,グランドキャバレー,浅草食い倒れなど東京ディープスポット案内。
食べ物では無敵のショージ君だが,それ以外はちょっと温めなのが残念(新解株式用語辞典など・・・どうも穴埋め企画に思えてしまう)。それでも,相変わらずテンポの良い文章で楽しませてくれる。今となっては懐かしいアイボ購入の顛末や,高橋春男さんとの似顔絵についての対談も面白い。
書名を見ればわかるように,ショージ君て,結局は優しい人なのね・・・ということで,たとえ下ネタ風になっても安心して読める本ですな。
posted by 南野靖一郎 at 20:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 2005年

2005年10月05日

新日本史(上)(竹越与三郎)

新日本史〈上〉岩波文庫の新刊「新日本史(上) 」(竹越与三郎)を読む。
著者(1865−1950)は明治・大正・昭和期の政治家・史論家・評論家。越後生れで,慶応義塾卒。「時事新報」,「国民新聞」などの記者を勤めながら,本書や『二千五百年史』(講談社学術文庫・絶版)などを著わす。雑誌「世界之日本」を発行,1902年政友会に所属し,以後衆議院,貴族院議員にとして活躍した。
本書は,数多くの史料をもとに書かれた幕末明治維新史。一見取っつきにくそうにみえるが,実際はとても読みやすく判りやすい。外国船の来航と幕府の混乱,各藩の動きがジャーナリストらしい(あるいは政治家らしい)迫力のある筆致で描かれていく。
近代史復習のため,オトナの皆さんにお薦め。
posted by 南野靖一郎 at 12:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 2005年

2005年10月02日

唐詩概説(小川環樹)

唐詩概説岩波文庫の新刊「唐詩概説」(小川環樹)を読む。
前半は,初唐から晩唐まで,各時代の特徴を述べた後,代表的な作品を取り上げ,簡単な語句の説明と作品の背景を詳しく解説。
後半は,唐詩の形式や語法がわかりやすくまとめられているほか,唐詩の助字解説や詩人年表など,高校時代以来,久しぶりに勉強した気分になった。
本書の底本は,岩波書店1958年刊「中国詩人選集一集別巻」。
posted by 南野靖一郎 at 14:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 2005年

2005年09月30日

ニコンF3最強伝説(マニュアルカメラ編集部)

ニコンF3最強伝説 (エイ文庫)
マニュアルカメラ編集部
エイ出版社
売り上げランキング: 40538

エイ文庫の新刊「ニコンF3最強伝説」(マニュアルカメラ編集部)を読む。どこかでみたような内容だな,と思ったら,これまでに出たニコン関係のムックからF3に関するところを再編集して文庫化したものとのこと。

デジタルカメラがあまりに急速に普及したせいもあり,20年にわたって愛され作り続けられたF3のようなカメラは今後現れないだろうし,メカじゃなくて被写体とディスプレイを媒する単なる電子デバイスの一つになり下がってしまったデジタルカメラに,実用以外の興味がなくなった人も多いだろう。カメラファンは,これからどこへいくのか・・・。

本書では誕生の歴史から機種のヴァリエーション,シャッターやファインダーのメカニズムなど,F3について一通りの知識を得ることができる。しかし,今時F3に関心のある人が,あらためてこの本を買うだろうか?
posted by 南野靖一郎 at 12:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 2005年

2005年09月29日

鞄が欲しい(古山浩一)

鞄が欲しい―万年筆画家が描いた50のカバン遍歴 (エイ文庫)
古山 浩一
エイ出版社
売り上げランキング: 137801

今月のエイ文庫は,面白いものばかりで,どれから手を付けようか迷ったが,とりあえず「鞄が欲しい」から読みはじめることに。

著者はおなじみ,万年筆画伯の古山浩一氏。ホームページ「町工場二階空目薬煙突工房」にも鞄コレクションが紹介されており,本書はその文庫版といえる。

エルメス,ヴィトンといった海外ブランドはもとより,一澤帆布,吉田カバン,銀座タニザワといった日本の老舗,オリジナルデザインの手作り鞄まで,愛用の鞄をイラストで紹介。男性向きではあるが,鞄好きには楽しい本だ。私など,鞄の中身にはこだわりがあるものの,鞄自体は雨に強く,とにかくいっぱい詰め込めるという実用一本槍のナイロンバッグなので,こういうのを眺めていると,やっぱり鞄は革だよなぁと眼福ではあるものの財布の紐がゆるみそうで怖い。

とくに,一澤帆布については,その歴史を詳しく紹介しているので,ファンの方にはお薦め。
posted by 南野靖一郎 at 08:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 2005年

2005年09月28日

続文楽の研究(三宅周太郎)

続・文楽の研究1979年9月28日,NECのPC-8001が発売されたのを記念して,9月28日は「パソコンの日」。当時,私は大学生でライバル機MZ-80を使っていたから,パソコンの日というよりマイコンの日と呼んでほしいと思うのだが,マイコンピュータってデスクトップにあるあれね,と言われそうだな。
岩波文庫の新刊「続文楽の研究」(三宅周太郎)を読む。正編も同じだが,これを「文楽」など親しみがないから・・・といって読まないのはもったいない。本書は著者が聞き出した名人の修業時代の思い出話や芸へのこだわり,昨今の(といっても戦前の話だが)文楽界の事情を,研究者というよりジャーナリスト的な筆致で親しみやすく綴ったもので,実際の音がきこえてこないのをもどかしく感じるくらい,巧みにまとめられている。
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2005年09月26日

ランダムハウス講談社文庫創刊

ダージリンは死を招く お茶と探偵 (1)ランダムハウス講談社文庫創刊
講談社によると,「より多くの読者に信頼され,喜ばれる本を提供したい。−この思いを形にするため,同文庫では,5つの大陸を網羅するランダムハウスグループのネットワークを活かし,未知の新生作家からベストセラー作家の話題作まで,良質な海外エンターテイメントをいち早くお届けします」とのこと。
ちなみに,株式会社ランダムハウス講談社は,平成15年に設立された講談社とランダムハウス各々50%出資による出版社。
ビジネス系文庫か・・・と思ったら,「ノー・セカンドチャンス」ハーラン・コーベン,「ダージリンは死を招く」ローラ・チャイルズ,「聖骸布血盟」フリア・ナバロ,「黄色い気球」ローリー・ハルツ・アンダーソンといったラインナップで,オシャレ系ミステリ?
posted by 南野靖一郎 at 10:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 2005年