2000年05月09日

王様文庫

「王様文庫」とは巧いネーミングだと思うが,「知的生きかた文庫」のシリーズを出していた三笠書房から2000年1月に創刊された新顔文庫。「知的生きかた文庫」では取り上げてこなかったエンターテイメント性の高い企画,「遊び」の感覚を大事にした企画を中心にラインアップを組んだとのことで,現在のカテゴリーは,カルチャー&情報、ライフスタイル,エンターテイメント,文芸・エッセイ,男と女の5つ。同じく最近出た宝島社の文庫と路線を同じくするように見えるが,それほどマニアックでも露悪趣味でもなく,いまのところ,執筆者,内容とも王様らしからぬごく平凡なものばかりなのが残念。

三笠書房はそもそも,海外文学の翻訳出版社として設立され,「風と共に去りぬ」本邦初訳を出版したことで知られる。その後,「ヘミングウェイ全集」を出した頃まではまだ海外文学のイメージが強かったが,渡部昇一や木村治美,竹村健一などの訳によるビジネスマン,キャリアウーマン向け流行書中心に変わってからは,私には縁のない出版社となった。もっとも,「知的生きかた文庫」は既刊点数が1000点を超えたということなので,その方面の需要は多いのだろう。
posted by 南野靖一郎 at 12:32| 2000年

2000年04月30日

2000年4月

4月28〜30日


連休が始まって,我が家の近くの海浜公園や海岸通りは,すでに大渋滞。もっとも,我が家親子3人は,日焼けと戦いながら,
もっぱら自転車で走り回っています。5連休中は,特別出かける用事もなく,のんびり近場で遊ぶ予定。


毎日新聞によると,
『インターネットからダウンロードし,パソコンや携帯端末で読む「電子書籍」の市場が,じわじわと広がりつつある。
150社あまりが参加して配信実験を行った「電子書籍コンソーシアム」は,事業化を前に解散となったものの,
今度は光文社や新潮社など出版大手8社が,秋口にも文庫本のネット配信を始める。ネットからデータの小さい文庫本を携帯端末に落とし,
電車のなかで読む新スタイルが生まれつつある。背景には読者ニーズの広がりだけでなく,年間6万冊以上の新刊があり“過当競争”
に陥っている出版業界側の事情もあるようだ』とのこと。


 


4月27日


わが地元の古書店
「BOOKSTATION」
のホームページが出来たというので,覗いてみました。文庫本にはあまり目新しい物はありませんでしたが,
スーパー源氏にも投入とのことなので,期待しましょう。ページミルの使い方なるホームページ作成指南のページもあるのですが,
このページ自体は,格別凝ったデザインというわけではありません^^;;。


 


4月26日


岩波文庫新刊「量子力学の誕生」ニールス・ボーア論文集2は,今世紀前半の量子力学史を概説したもの。いわゆる論文だけでなく,
講演やエッセイも含み,パラパラめっくてみると,数式はほとんど出てこないので,アレルギー体質の人も安心。索引も細かく,
基礎的な用語について辞書的に使うこともできます。もう少し引き締まった訳文であれば,快適に読めるのですが。


 


4月25日


岩波現代文庫新刊「荷風語録」は,明治・大正,戦前,戦後にわたって,それぞれの時代の東京下町の風景を描いた荷風作品を集めたもの。
語録とはいうものの,小品はまるまる収まっており,各時代ごとの川本三郎氏による解説も丁寧で,荷風入門としてお勧め。断腸亭日乗の
「読みどころ」もよく押さえてあります。 


 


4月24日


岩波文庫新刊「新訂 孫子」を読む。今回は,銀雀山竹簡の新資料を参考にしたとのことで....それはなに^^;;?
(1972年に山東省で発掘された漢初の竹簡資料) 旧版の方も,もちろん以前読んでいたわけですが,
格別読みやすくなったという印象は受けませんでした。各々の文中の注が丁寧につけられているのも,勉強にはなりますが,
興味本位で読んでいる者には,ちょっと鬱陶しい感じ。現代語訳だけ追っかけて読んでいっても,十分楽しめますね。


 


4月21〜23日


週末は近くの海で,砂浜にトンネル掘り。はやくもかなり日焼けしております。ここのところ,「銀河鉄道の夜」(アニメ版)
をケーブルテレビでやっているので,久しぶりに涙^^;;。宮沢賢治のサイトで面白いのは,森羅情報サービス
賢治の全童話と詩を掲載しており,「銀河鉄道の夜」が初期形から最終形へどのように変わっていったのかを,
テキストを細かく色分けして示しています。それによると『物語は初期形では,
「孤独なジョバンニ少年がブルカニロ博士の実験によって夢の銀河鉄道を旅し,ほんとうの幸福を求めて進んでゆく勇気を獲得し,
博士から金貨をもらって帰る」話であり,最終形では,「ジョバンニ少年が病気の母のために牛乳をとりにいく途中,
友人を助けるために死んだカムパネルラ少年といっしょに銀河鉄道を旅し,カムパネルラとは最後までいっしょに行けなかったが,
牛乳と父親が帰る情報とを持って帰る」話になっています』。


 


4月20日


ロシア文学といえば,プーシキン以降,ゴーゴリやレールモントフ,
ツルゲーネフなどは岩波文庫にも多数収録されているのでお馴染みですが,それよりも古い時代のものとなると,
イーゴリ軍記を除けばトルストイが翻案した民話程度しか知りませんでした。岩波文庫新刊「ロシア文学案内」は,ロシアに神話がなかったこと,
ロシア人が10世紀末まで体系的な文字を持っていなかったこと,ロシア人が最初に出会った文字文化が異国の言葉で書かれたもので,
その内容も自分たちの伝統とは違う異文化のもの(キリスト教)だったこと,などロシア文学創成期の特異な事情や,
その歴史の浅いロシア文学が19世紀になってなぜ世界文学に大きな影響を与える存在となったのか....ロシア史に疎い人にもわかりやすく書かれていてお薦めです。
もちろん,ドストエフスキーやトルストイらについては,くわしい解説がなされています。


 


4月19日


岩波少年文庫が50年ぶりに改装新版発行! 6月16日に,くまのプーさん,ドリトル先生航海記,
はてしない物語など50冊一気刊行とのニュースをきき,ニコニコです。刊行予定リストを見ると,既刊の改装と,新刊・新訳が半々くらい。
0番台が小学生向け,500番台が中学生向けとなっていますが,読みたいのは小学生向けばかりだなぁ。別冊として「なつかしい本の記憶−
岩波少年文庫の50年」も同時に刊行されるとのことで,こちらも楽しみ。


 


4月18日


光文社文庫・幻の探偵雑誌第2弾「探偵趣味傑作選」をさっそく読みました。版元によると,第1弾の「ぷるふいる」
はたいへん好評につき増刷。たしかに,普段ミステリーや探偵小説に縁がないと思っていた私(読んだことがあったのは就眠儀式だけ)でさえ,
一気に読んでしまいましたから....。探偵,というより大正,昭和初期のこれらの作品にあらわれた雰囲気が好きなのですね。ちなみに,
一部の(というより多くの)著者には連絡がとれず,消息を知っている人は光文社まで連絡してほしいとのこと。光文社は池袋に
「ミステリー文学資料館」というのも開いているのも知りませんでした。なにかマンガ喫茶のミステリー版みたいな雰囲気かしら。
もっと立派な物だったらゴメンなさい。


 


4月17日


岩波文庫4月の新刊は,「窪田空穂歌集」,「新訂 孫子」,「ニールス・ボーア論文集2 量子力学の誕生」,「新版 ロシア文学案内」
の4点。窪田空穂は,なぜか随筆集の方が先に出ていて,歌人の渋い随筆というイメージとは異なり,大正時代の東京名所めぐりや,
古き良き時代の早稲田大学の思い出などを自由に書きつづっており,これは楽しい読みものでした。


 


4月14〜16日


週末は天気が悪くて残念でしたが,横浜で遊んでいました。筑摩書房のホームページができました。
ニュースとして,第16回太宰治賞決定のほか,『20世紀最大の宗教学者による人類の壮大な精神史-ちくま学芸文庫版『世界宗教史』
全8巻刊行開始。20世紀最大の宗教学者ミルチア・エリアーデによる集大成『世界宗教史』がついに文庫判になって登場した。
現代人を取り巻く細分化された宗教の状況から,もう一度立ち戻って大局的に眺めようとした時,
宗教現象の史的展開を膨大な資料を博捜し記された本著は有効であろう』など。ちなみに直接注文の場合,
送料は1回のお届けにつき何冊でも380円,ご注文の本体価格合計が5000円以上の場合は無料とのこと。


 


4月13日


講談社α新書,立川談志「食い物を粗末にするな−「並の日本人」の食文化論」を読みました。『"捨てる""残す"に腹が立つ!家元が
「美味い水掛け飯」「正しいカレーの作り方」「ペット様の食生活」他を論じる。『BART』(集英社)連載の「だんしんぼ」
に加筆した食い物漫談』ということで,確かに漫談風の自在な話っぷり。まわりまわって,なんだか訳の分からないことになったりしてますが,
不況不況といいながら,誰も腹を減らしていない暢気な日本人を切り捨て(てるんじゃないかな,たぶん)。読んでいると,
どうでもいい気分になってくる。これも一種の癒し本?


 


4月12日


市川龍資氏の「書物の放射能」というエッセイによると,書物には紙の目止剤に白土,滑石などの鉱物が使われているので,
自然放射性核種カリウム40のほか,ラジウムやトリウムが含まれているとのこと。書物の出版年とセシウム137濃度の関係を調べた人もいて,
1950年代後半から60年代前半,大気圏内核実験がたくさん行われた時期に作られた本における濃度が,圧倒的に高いことがわかっています。


 


4月11日


マスコミ界の専門紙
「文化通信」
によると,99年の文庫市場での売上高は1554億円で前年比1・3%減。返品率は42・1%とのこと。
返品に関しては,『講談社,小学館をはじめとした大手出版社が相次いで取次各社に不正返品の是正を申し入れている。
スリップやカバーのないもの,マンガ喫茶のスタンプ入りなどの商品が返品されていることから,各社とも今後,事前了承がない場合は
「スリップ無し」「カバー無し」返品を入帳しないとしている。今年に入って大手新刊書店が古書販売を併設するなどの動きに,
出版社が警戒感を高めていることが背景とみられる。』という記事も。


 


4月10日


文庫本に挟んである宣伝パンフは,いつも見ないで捨ててしまう,あるいは栞代わりに挟みっぱなし,というのが普通でしょう。でも,
光文社文庫のように,月替わりのエッセイが載っている変わりものもあります。このパンフ,いまはミステリー評論家,新保博久さんの
「シンポ教授のミステリー・カルト道場」や読者参加「今月の一句」,カッパの四駒マンガなど,結構楽しめます。
『お花見で下戸が読んでる文庫本』....。


 


4月7〜9日


「西洋事物起源」全4冊を読み終わり,というか眺め終わりました。本書は,特許庁技術史研究会の訳ですが,
その代表者である富田徹男氏のページには,
関連情報がいろいろ載っており(巻末の解説もそのまま),その中で翻訳の動機については,
「特許庁審査官は発明の審査をすることにより産業行政を支えているのであるから,発明の歴史に興味を持つのは,
一般の技術者よりも強いということである。またその翻訳の結果,単に技術史上の情報が増加するだけでなく,
上述した様な産業技術体系の質的相違を示すデータを提供することになるので,広い意味での産業技術政策に寄与することとなる」
などと記されています。ちなみに,「第1巻は発行後わずか4ケ月の2月に第1刷が増製本となり,
我々の訳の一部分を切り張りしたような海賊版があらわれました。このような出版物には厳重に対処していきますが,同時に我々の行った作業も,
一流から,偽物の出る超一流にレベルアップしたと思っております」ですって。なんか楽しいですな^^;;。


インフォサイト・
ブックポート
には,各社の文庫本,文芸書,コミックなどの新刊一覧が載っていて,なかなか便利(新書は現在情報更新中)。


 


4月6日


「ウィルヘルムマイスター」を読み終わったものの,なにか達成感がないのは,最後に解説がないせいかしら^^;;。つづいて,
沖縄最古の歌謡集「おもしろさうし」を読み始めたのですが,ちょっとまだコメントしようがない状態です。


 


4月5日


Netscape6,さっそく試してみました。軽い動作となかなか使いやすそうなインターフェースに好感が持てます。いまのところ,
落ちまくりではあります....。


いまさらですが,小谷野敦「もてない男−恋愛論を超えて」(ちくま新書)を読みました。著者は自らを「もてない男」とし,
古今東西の文学作品マンガや演劇,テレビドラマなどを題材に,もてない男の姿を明らかにしていきます。過去の文学作品中で「もてない男」
がいかに粗略に扱われてきたか。なかなかためになります。最後まで読んだ感じでは,著者は自称もてない男であり,
好きな女性から相手にしてもらえない....と愚痴るだけで,だれからも相手にされないというわけではなさそう。著者近影写真も含めて,
ずいぶん「作って」いるような感じがするな。ズルい。最近の若者たちには「恋愛するのが当たり前」
という強迫観念が植え付けられているのではないか,と感じている著者と同世代の人(私もそうだが)には,
もてるもてないにかかわらず共感を呼ぶのでは。もっとも,若者に限らず「恋愛の出来ない男は人間として不完全だ」というのは,
近代が生んだ恋愛至上主義の脅迫観念らしいけど。


 


4月4日


自分のことを「読書は好きだが愛書家ではない」と思っている人は多いでしょう。開田あや氏(週刊アスキー)によると,そういう人は,
「女好きだが愛妻家ではない」というのと同じこと?らしい。古本なら引き取り手はあるが,古女房となると....。


 


4月3日


宝島社文庫「麻雀やろうぜ!」を読む。人気マンガ家15人による全37手役の図解や,イカサマ技解説,フリー麻雀初体験,
プロ試験に挑戦など,なかなか笑わせてくれます。だあいたい,将棋でも囲碁でも,ちっとも強くならない割に,読むことだけは好きなんですね。
本家「別冊宝島」の方は,通算500号になったようで,いまキャッチコピーを募集中。


椎名誠ファンの文庫本サイト「我武者羅書房」では,
椎名誠ファンこだわりのアンケートというのをやっています。「無人島に持って行く椎名本5冊」,「椎名誠を知らない人にお薦めの一冊」,
「旅に出たくなる本」について,椎名ファンの投票結果が。もちろん挙げられているのは椎名本のみです。


 


4月1〜2日


バタバタしているうちに4月になってしまいました。小渕首相も心配ですが,私も仕事が溜まってピンチであります。

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2000年03月31日

2000年3月

3月27〜31日


無事帰ってきました。いやいや,一週間天気が悪い日が多くて残念でしたが,松山は良いところですな。道後温泉の湯に浸かりながら,
久しぶりにゆったりした気分になりました。今回,旅のお供には,永井荷風の墨東綺譚をまた持っていったんです。
そのかなりボロくなった岩波文庫は,20年ほど前,学生時代に読了した日付も書かれていて,以来何度となく読み返したものなのです。
そういう我が定番岩波文庫といえるものは,雪国や即興詩人(鴎外版)などいくつかあり,旅に出るときはよく持っていきます。
旅先での新しい本との出会いというのも楽しみですが,お馴染みの本を違った風景の中で何度も読み返すというのも,もう一つの楽しみなのです。


 


3月26日


今週は,金曜日まで愛媛大学へ出張しています。また戻ってきましたらよろしくお願いします。


 


3月22〜25日


永井荷風「出版屋惣まくり」(昭和24年)によると,岩波書店から出した「墨東綺譚」について,
『昭和12年に佐藤春夫さんが岩波で私の「墨東綺譚」を出したいという話があるから承諾してくれという事でした。
私は岩波書店は大学に関係のある人が好きなように思われるし,それに「墨東綺譚」
のようないかがわしい処の事を書いた小説なんぞは不向きだろうと考えて,とっちでもいいようにと返事をしたのです。
本ができると挿し絵をかいた画家の謝礼は私の印税の中から差し引くという話を持ち出されて驚きました。
それから現金の支払いは本が売り出されてから3ヶ月後だという話をされ,
まるで此方から無理に頼んで出版して貰ったような話だと思ったがお金の事で愚図愚図いうのはいやだから私の方では何にもいいませんでした。
画家の謝礼を著者が支払うなんていう事は馬琴北斎のむかしから聞いた事のない話です。「墨東綺譚」
の表紙の意匠は私がしたのですがこれについて本屋は別に謝礼も何も寄越しはしませんでした。』 ほかにも出版社の悪口を並べた後,
『戦敗後の文化の程度も出版商の善悪から見れば大抵推察される次第です。
日本の出版社も本の奥付にペタペタ印を押さなくても報酬を著者に贈るようになりたいものです。西洋の本には支那の本も同じこと,
印紙を貼り付けるような不体裁なものは存在していません。実に厭うべき習慣であります。』 荷風先生,お金の話になると,
俄然調子が出てきますね^^。


 


3月21日


今月の岩波文庫新刊が地味なので,いまいち盛り上がりませんね〜,個人的には。それで,ちくま文庫を読んでおります。
「三文役者のニッポンひとり旅」(殿山泰治),「東京の下層社会」(紀田順一郎)。しかし,ちくま文庫は高い!ですな。


 


3月19,20日


ガーデニングのまねごと,あるいはドイトの策略にハマって,家のペンキ塗り。腰が痛い。光文社文庫から,新シリーズ『幻の探偵雑誌(1)
「ぷろふいる」傑作選』が刊行されました。これまで,「新青年」や「宝石」はあったとおもいますが,「ぷろふいる」とは珍しいですね。



「探偵作家・雑誌・団体・賞名辞典」
によると, 『昭和8年5月創刊。京都のぷろふいる社発行。経営者は京都の老舗呉服商の若主人,
熊谷晃一。氏は京都の老舗百貨店,藤井大丸の分家の長男でもある。はじめは西田政治や山本禾太郎,山下利三郎など,東京の「新青年」
に対抗すべく,京阪神在住作家の同人誌的性格が強かったが,経営者熊谷晃一の親戚であり,東京在住の堀場慶三郎の尽力により,
東京の作家たちも執筆をするようになり,しだいに全国に展開する。当時は「新青年」が探偵小説に力を入れていなかったこともあり,
部数を伸ばしたが,ついに営業雑誌まで成長することはなかった。創作や評論に力を入れ,
特に海外作品を論じた井上良夫の評論には見るべきものが多い。また,「シュピオ」とともに,探偵小説と芸術を巡る甲賀三郎,
木々高太郎の論争の舞台のひとつになった。本誌によって登場した作家には,蒼井雄や西尾正がいる。翻訳も長編を掲載するなど,
力を入れていた。しかし,クイーンの「フランス白粉の謎」を「飾窓の秘密」の題で掲載したが,五分の一に満たない抄訳で,
しかも犯人が違っているという事件を起こした。戦前の雑誌のなかでは「新青年」を除いては,最も寿命が長く,最も純粋だった。
昭和12年4月に休刊し,「探偵倶楽部」と改題するはずだったが,経営者の熊谷晃一の事業が失敗し,休刊した。全48冊発行。その後,
昭和21年7月から季刊雑誌として復活。創作は再録と編集者である九鬼澹の新作ぐらいで,むしろ随筆欄が豊富だったが,
戦後の出版界の動乱期に関西の小冊子では太刀打ちできず,長続きしなかった。第二次「ぷろふいる」は昭和22年12月まで続き,「仮面」
と改題し,また,別会社から「小説」を発刊した。』


このシリーズ,続刊として『「探偵趣味」傑作選』や『「シュピオ」傑作選』も予定しているらしいので,楽しみ。


 


3月15〜18日


代休も含め4連休となりました。すこし本腰を入れてLinuxに取り組もうと思い,ハードディスクを入れ替えたりしながら環境づくり。
しかし,最新のKDEの画面を眺めるていると,Windowsより親切なんじゃないかと思うほど,至れり尽くせりですな。
なおかつ格好もいい。こうなると,私のようにインターネット中心,遊びでパソコンを使っている人間にとっては,
べつにWindows2000買わなくてもいいじゃないか....と思うのが自然。かの地,中国ではLinuxがメジャーだということだし。
私のページにお立ち寄り下さっている皆さんぐらいの年代だと,パソコン通信でもなんでもDosでの経験が長いと思うので,
Linuxさわっていると,なんとなくウキウキするんじゃないでしょか。なんてことを考えるのも,
代わり映えのしないWindows2000で,これからまた数年暮らさなければいけないのかと思って,
なんとなく暗〜い気分になっているからなのですが。


 


3月14日


カメラジャーナル新書「カメラコラム300」(田中長徳)を読む。本屋よりカメラ屋のほうでよく見かける新書シリーズの13弾。
長徳氏の1ページほどの短いコラムを集めたもの。冒頭より,エクターの暗号,アルパの製造台数,宇宙カメラを地上で使う,高梨豊氏とライカ・
・・てな具合ですから,高梨豊ってだれ?というごく普通の方には縁のない本。長徳氏はカメラマンらしいというか,
長年同じようなネタを扱いながら,あちこち巧く書き分けていますな。


 


3月13日


大塚公子さんの一連の死刑に関するルポを読む。「死刑執行人の苦悩」は,
実際に死刑執行に当たった拘置所の刑務官たちへのインタビューを中心に,死刑執行に関わる人々の苦悩を描いたもの。
受刑者の社会復帰を任務とし,それに生き甲斐を感じる刑務官が,一方では「自分の犯した罪を悔い,
自由社会に暮らす一般人よりもずっと立派な人間に成長した」人を,自らの手で殺さなければならない。
死刑執行を経験してやっと一人前の刑務官だといわれながら,その後自らの任務に誇りを持てなくなり,
自分が汚れた人間に堕ちてしまったという後悔の念に一生苛まれる。知られることのない死刑執行の裏側を覗くことができるが,
当然心静かに読める本ではない。


 


3月10〜12日


寒いですね。ウチの唯一のパソコンは,カミサンがゲームをやったり,メールを送ったりしているので,
最近あまり自由にいじれなくなっているんですね。たとえばWindows2000をやめてLinuxに乗り換えるとか....。
ハード的な改造なら,可能なんですが。それなら,デュアルブートならぬトリプルブートで乗り切ろう,といろいろインストールしているうちに,
ホントに寒い目に遭いました^^;;。こういうときに,猪突猛進型で後先考えずに手を出してしまう亥年生まれはいけません。結局,
ケチらずに新しいハードディスクを買ってトライした方がよさそうという,あたりまえな結論に達しました。Web現代の「編集者の学校」は,
興味深い話がいろいろ読めて楽しいですね。


 


3月9日


いやー,相変わらずJR東海道線辻堂駅前・前田書店の丁寧なカバーかけには感服しますな。ちゃんとハサミを使って,
あっちこっちひっくり返しながら,ぴったりカバーの出来上がり。大型チェーン書店だったら,レジに行列必至,絶対許されない技ですな。
だれがレジにいても同じようにやってくれるのも偉いところ。私など申し訳なくて,2回に1回はカバー要りません!
なんて言ってしまうくらい....。文庫本の品揃えもまあまあだし,夜遅くまでやっているし,
ちょっと寄り道してもここで買おうかなという気にさせてくれますね。


 


3月8日


アスキー出版の新刊「オヂがパソコンを買うという暴挙」を読みました。パソコン未経験のおじさん(といっても42歳だ)が,
ともかくMacを買い込み,家族に煽られながらも,それを使いこなすまでの日々の記録。なかなか面白い。
コンピュータと関係のない雑誌の編集長をしている著者は,私と同じ写真ファン(それもチェキを持っている!)らしい。本書の担当編集者曰く,
「この本,当初はQuarkExpressで作る予定だったのだが,結局アスキーが社内で開発したEWBとやら言う組版システムを使用した。
私は活版も写植も,
もちろんQuarkExpressのDTPもやったことがあるという現在では信じられないキャリアを持った編集者だけれど,
このEWBとやらは初めてだったので,苦労したのなんのって。文中で文字が大きくなったりする変な本だからかもしれないけど,
変なところに気をとられてけっこう疲れた。ま,組版代やら面付代はタダなんだから文句言えないけどね。
ちなみにこの本は他にも随所にけちったところが多くて,そのままやれば明らかに400ページを超える本になってしまったのだが,
会話の前後の改行を削ったりしてむりやり384ページにして紙代を節約した。」 私もしがない編集者だけど,
こんなことはWeb上でもよう言わん。


 


3月7日


永六輔「夫と妻」(岩波書店)。『十代の夫婦は,セックスで夫婦。二十代になると,愛で夫婦。三十代になると,努力して夫婦。
四十代になると,我慢の夫婦。五十代になると,あきらめの夫婦。六十代になると,お互い感謝の夫婦 やっと夫婦です。』 う〜む,
我慢我慢^^;;。しかし,永六輔は最近,この手の本ばっかしですな。


 


3月6日


ちくま文庫の新刊「古書狩り」(横田順彌)は,前にJust Systemから出ていたもの。古書収集の奇々怪々をモチーフにした,
ハチャハチャ・ミステリの著者ならではの小説集(これ自体はハチャハチャではないけど)。詳しい紹介がここにあります。


 


3月4〜5日


週末はあまり天気が良くなく,近くの公園やデパートに遊びに行ったくらい。あ,久しぶりに焼き肉屋で,腹一杯食べたのは嬉しかった。
以前から申し込んでいた藤沢市関係団体がやっているプロバイダから開通のお知らせが来たので,さっそくアクセス。
ここは市民であれば月500円で使い放題というなかなかお得なシステム。私の場合,テレホーダイでの使用が主なので,「優先コース」
という贅沢なコースにしたけれど,それでも月1000円。週末にアクセスした感じでは,ビジーもないし,値段の割には使いやすいかな。


 


3月3日


カッパブックス『在日コリアンの胸のうち』を読む。著者の辛淑玉さん(朝まで生テレビに出ている女性)は,東京生まれの在日3世。
以前『日本人対朝鮮人』を出したとき,「あの光文社から本を出すとは何事か,と思う人もいるようだが,
探してみると過去にはけっこういい本も出してる。この本も,光文社のいい本といわれるような内容を目指したつもりなのだが」と言っていた。
「君が代」に関するコラムを読んでいて,そういえば最近,来日オーケストラやオペラの演奏会の初日に,
両国国歌を演奏することが無くなってしまったのでは,と思う。以前は,ウィーンフィルやイタリアオペラでも演奏していたはずだけど。


 


3月2日


編集を担当している雑誌の「改装」について会議。他人の雑誌だと,いろいろ注文ばかりつけているが,
いざ自分の担当する雑誌をどうするか,ということになると,さっぱりアイデアが湧いてこない。まあ,雑誌の性格上,
あまりインパクトがありすぎて,臨界しちゃうのも問題なので^^;;。


 


3月1日


我が地元,藤沢で『第3回湘南古書まつり』(藤沢有隣堂6F(JR藤沢駅南口を出て左側)3/24(金)〜29(水))があります。
「各店が力を込めて良品を用意しておりますのでぜひぜひ足をお運びください」とのこと。目録の発行もあります。また3/16(木)〜29
(水)まで,同店4階イベントスポットでも古書セールを開催。こちらは点数は少な目,白っぽい本(新しめの本)が中心のようです。

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2000年02月28日

2000年2月

2月29日


さて「罪と罰」が完結したので,ドストエフスキー関係のページを探してみよう....と思ったら,「ドストエフ好きーのページ」
というのが見つかったので,それで終わりになりました。ドストエフスキーへの個人的なこだわりが楽しいページです。私自身は,
「貧しき人々」が一番好きなので,北杜夫さんのコメントに共感しました。


 


2月28日


岩波文庫の新刊「ある巡礼者の物語」の著者イグナチオ・デ・ロヨラはイエズス会の創始者。
ザビエルとロヨラがパリ留学中に出会ったとき,ロヨラは36歳の老新入生,ザビエルはすでに助教(レジャン)として教壇に立っていました。
ロヨラは同郷(バスク)で優秀なザビエルを熱心に誘い,ついにはザビエルをして「魂の師父」と言わしめたほどの信頼を勝ち取ります。
はげ上がった広い額に、人を射すくめる瞳のロヨラは,ザビエルの兄たちが参加したパンプローナの攻城戦では,
守備軍として敵側で戦っていましたが,足を負傷し軍人としての未来を閉ざされました。けれども彼の強烈な個性と情熱は,新たな目標として,
教会の兵士として闘うという道を選ばせました。ローマ教皇を君主として忠誠と服従を誓い,聖母マリアを永遠の貴婦人として愛と貞潔を誓う,
「神の騎士」としての修道会−それが「イエズス会」を貫くロヨラの思想でした。この中世から抜け出たような「騎士」たちこそ,
人文主義の洗礼を受けた宣教師たちであり,彼らが現地からもたらす「新天地」の報告は,ヨーロッパの近代化に大きな影響を与えたのでした。
岩波文庫にはほかに,修行指南の書「霊操」(1995)があります。


 


2月22〜27日


事務所の引っ越しも無事に終わり,ホッとしているところです。この間読んだ新刊本は,藤原鉄頭「マックな人4」
(毎日コミュニケーションズ),三谷幸喜「気まずい二人」(角川文庫),春風亭小朝「苦悩する落語」(光文社),
買ったけれどまだ読んでない本は,岩波文庫「ヴィルヘルム・マイスターの修業時代(中)」,「ある巡礼者の物語」,「罪と罰(下)」
といった具合。


「マックな人4」は,相変わらず毒のないマック人生を歩むイラストレーター藤原氏の近況報告。
別段マックの知識が無くても気楽に読める。小朝の落語本は,不安と猜疑心のかたまりである現在の落語界を,
21世紀に向けてどう改革したらよいか,いろいろ私案を提示したもの。諸般の事情により歯切れの悪いところはあるが,
協会の古い体質に対する批判も多い。三谷幸喜の対談集は,日頃気になる女性をゲストに招いて,
初対面の二人がいかに共通の話題を見つけるのか,人見知りで会話がとぎれがちな著者が様々な女性と場数を踏むことによって,
それをいかに克服していくか,その成長の過程を見せるというヘンな本(月刊カドカワの連載をまとめたもの)。ゲストは,十朱幸代,
西田ひかる,桃井かおり,林家パー子,安達祐美など13人。最初と最後のお相手を八木亜希子が務め,その間の成長ぶりを検証する。
かなり芝居がかっていて,どこまでがホントでどこまでが演技なのかわからない,著者はやっぱり怪しい男。


 


2月21日


今朝は京浜東北線が大幅に遅れたので,岩波文庫新刊「ハーディ短篇集」をじっくり読むことができました。訳者は,トマス・
ハーディの本質はユーモアだ,といっていますが,確かに不気味な題材を扱いながらも,ストーリーは芝居がかっていて,
読者受けする皮肉っぽい笑いがちりばめられています。訳文はそれを意識しすぎで,ちょっとわざとらしいけど。
ご承知のようにハーディの作品はよく映画化されていますが,淀川長治さんは
淀川長治の新シネマトーク
で,「トマス・ハーディいう人の作品は、映画につくりたくなるんでしょう。ストーリーに泣きどころが多い、
尾崎紅葉みたいですからね。」と言っています。


 


2月20日


岩波書店や白水社など8出版社の共同企画「書物復権」
は,「失われた書物を投票により復権させること」を目的としている。しかし,歴史の中に埋もれてしまった貴重な書物など,
専門家でなければ選びようがないのではないか・・・と思ったが,趣意書をよく読んでみると心配無用。
失われた書物とは自社で絶版にした書物であり,復権とは復刊のことらしい。岩波文庫のリクエスト復刊と同じことだ。
インターネット上でのリクエストの受付は、2月14日(月)から3月中旬まで。これまでの最高得点が「芸術における数学」
19票というのだから,「同一の書物に対してお一人様1回の投票を守るために投票権が必要」というのももっともか。


 


2月19日


平凡社ライブラリの新刊「楽園考古学−ポリネシアを掘る」は,太平洋考古学の第一人者,篠遠喜彦と荒俣宏の対談集。
幼い頃より考古学に興味を持ち,戦後すぐアメリカへ留学するも,ふとしたきっかけでハワイに立ち寄り,爾来50年。
そこを拠点に南太平洋の考古学調査に没頭してきた篠遠先生の驚くような発見や冒険の数々を荒俣氏が聞き書きした,
いわば篠遠先生発掘人生一代記といった観があり,モアイ像の秘密や釣り針に着目した考古学的年代の推定など,興味深い話も満載。
篠遠先生のユニークで楽しい人柄をよく引き出しています。


 


2月18日


「噂の真相」から,こんなお知らせメールが。『本誌岡留安則編集長の初の文庫が2月20日に社会思想社の教養文庫から発売!
 本誌編集長が20年間書き続けている「編集長日誌」の第一弾が「“スキャンダル雑誌”創刊物語」と題して2月20日に教養文庫
(社会思想社)から発売されることになりました。これは15年ほど前に木馬書館より単行本として出版され,
現在は絶版となっているものの初の文庫版です。版元側の宣伝コピーによると,「マスコミ界のタブーと戦う名物編集長の苦悶の告白!」
とのキャッチコピーの下,「政財官界,芸能界など分野を問わず“事件”の『真相と真実』を追い,またあらゆる“権威”に抗し,圧力・
脅迫の言論封殺にもめげず,果敢に立ち向かったみずからの“スキャンダル雑誌”編集長半生を,半生と悔恨を織りまぜながら語る(苦笑)
というものです。マスコミ『事件』裏面史の資料としても価値ある一冊! 『噂真』読者は第二弾を読むためにも是非一冊お手元に!!。


 


2月17日


日経産業新聞の記事より。結構おもしろい^^;;。

伝統のある出版社でさえヘアヌード写真で稼ぐポップな時代だが,一方で草の根の教養主義の動きも確実に広がっている」――。須坂市から
「岩波」を冠したセミナーを開きたいと打診を受けた岩波書店の大塚信一社長はこう喜ぶ。 不況に強いと言われてきた出版業界。
その神話はもろくも崩れ,推定販売金額は97年,98年と2年連続で前年割れとなった。厳しい市場環境に岩波もさらされる。そこへ「岩波」
の真価を再確認させてくれるセミナーの知らせが入った。岩波は戦前から日本の教養を担い,進歩的な知識人を支えてきた。文学・
哲学の古典を網羅した岩波文庫。大江健三郎氏の「ヒロシマノート」をはじめ硬派なテーマで固めた岩波新書など,日本の知識人は「岩波神話」
を信奉してきた。だが,漫画やロックなどポップカルチャーの台頭や経済中心の価値観,さらにはマルチメディア時代を迎えて
「一般教養の価値は不当におとしめられている」と大塚社長は嘆く。

しかし,「教養」が古臭いとされる風潮も変化しつつある。その兆候が岩波新書「日本語練習帳」の大ヒットだ。1月発売以来,
120万部に達し,岩波新書にとってここ数年で最高の売れ行きだ。練習問題を解きながら日本語力を鍛えるというユニークな構成。
著者の大野晋・学習院大学名誉教授は「岩波だから売れた面はある」と岩波神話の健在ぶりを説く。
「岩波なら十分知的な本だと思って読者は買う」と大野氏。

ある岩波関係者は「日本語練習帳」の好調ぶりから「長年の岩波の執筆人でも,時流に乗った話題ならば十分に売れる」と確信したという。ただ
「活字離れ」した読者の教養を一から鍛え上げる狙いも新書にはある。「岩波文庫で4分冊になるロマン・ロランの長編小説『ジャン・
クリストフ』を読破しなければ,真の教養人とは認めない」という時代もあったが,今は「重厚な教養を押し付けても無理。
まずは日本語の練習から」というわけだ。 だが,「日本語練習帳」のヒットを岩波神話のおかげと安易に考えるムードを戒める声は当然,
社内にある。新書や文庫を担当する小野民樹・第3編集部長は「岩波はもはや特別なブランドではない」と言い切る。
岩波神話が全盛だったころとは読者の性格が変わってきているからだ。「岩波文庫も新書も70年前後が売れ行きのピーク」と小野部長。
毎年徐々に販売部数は落ちている。岩波新書の場合,60-70年代は月三冊の発刊だったが,どれも初版で6万部は刷った。
「タイトルに関係なくとりあえず三冊全部買う。それが教養を身に付けるうえで当然のスタイルだった」と鈴木稔取締役編集担当は振り返る。
それが現在は毎月4冊に変わったものの,初版は平均して3万部程度。特に90年代に入って著者とタイトルで部数のばらつきが目立つ。「
『日本語練習帳』が売れたのは偶然。時代の変化に対応して旧来の方針を変える確固とした考えがあるわけではない」
とある社内関係者は批判する。


 


2月16日



『クラシック倶楽部〜名曲解説書』
は,メールマガジンも出していて,今回届いた曲は,メンデルスゾーン ピアノ三重奏曲第1番。
私はメンデルスゾーン好きなんですよ。交響曲やピアノ協奏曲では,ほかの作曲家にも偉大な作品がたくさんあると思うけれど,
ことヴァイオリン協奏曲に関しては,子供の頃から一貫してメンデルスゾーンがNo.1。いつ聴いても幸せな気分になれる曲なんて,
そうたくさんはありません。このピアノ三重奏曲も美しい曲で,中学生の頃からお気に入りでした。もっとも,ピアノ三重奏曲自体,
ほかにあまり有名な曲がなく,ベートーヴェンとメンデルスゾーンが突出している感じではありますが。


2月15日


アスキーの新刊「100万ヒットのホームページを作った人々」は,東京福袋やネットサーフレスキューなど,
定番となっている個人ページの運営者へのインタビューをまとめたもの(昨年,インターネット・アスキーに連載)。
あくまで普通の会社員でありながら,膨大なデータベースやメールを処理するというのは大変でしょう。
ホームページ歴5年くらいの人が多いのですが,気楽にやっていますといいながら,
やはりパイオニアとしての誇りが原動力となっているんでしょうね。


 


2月14日


週刊新潮によると,少女監禁事件の犯人は,子どもの頃から星新一が好きだったそう。特に「ボッコちゃん」
の混血の女の子を金持ちの紳士がペットのように育てる話が好きだったという・・・。星新一といえば,ヨミダスに,
『文庫の読者を大切にする試みとして,もう一つ注目されるのは,ショートショートの旗手・星新一さんの新潮文庫の改訂作業。
「内職の封筒のあて名書き」が「内職の」に,「ロケット」は「宇宙船」,「高層アパート」は「高層マンション」へと,手直ししている。
「古びないSF作品を書こうとしてきましたが,どうしても変化する部分が出てくる。ただ新しい形にすると,
また現実に追いつかれ古びるから削る」。作品は,ますますショートショート化した。「たばこはもうはやらないから」と「たばこ」
に関する記述も,姿を消している。昭和32年にショートショート第一作「ボッコちゃん」を書いて以来,30年以上。
58年に1001編を達成して以降は「もう年だから」と,ほとんどショートショートは書かず,この一年半は休筆状態。しかし,
「新しい読者には,より抵抗感のない形を提供したい」と手を入れる。星さんは最近文庫化された「ありふれた手法」のあとがきで,
手直しについて「もっと論じられていいと思うが,明治以後の有名作家は,かなり手直しをしている。芭蕉の『古池や』の句も,
旧作の手直しの産物なのだ」と書いている。また今回で11回目の刊行となる鮎川哲也の「りら荘事件」(講談社文庫)も百数十か所に手を入れ,
推敲(すいこう)されている。作品は発表すれば作家の手を離れるという考えもある。しかし,若者の大半は文庫の読者。
安易な文庫化が目立つ中で,うれしい試みだ。』という記事がありました。 ちょっと引用しすぎか^^;;。


 


2月12〜13日


藤沢市長の選挙があった。藤沢市は,古くからの住宅地であり,住民意識は高いと思うのだが,投票率20数パーセントと,
全く盛り上がっていない。私自身は,他市に比べて図書館の充実度が劣っていると思っているのだが,この不況の時期,
そういうことは全く公約にあがらない。市に一つしかない巨大な文化センターなど造るより,
身近なところに良い本やCDをそろえた図書館をたくさん造ってほしい。これは我が市に限ったことではないが。


2月11日


今日から3連休。といっても,別段計画があるわけではなく,元気があれば一日,東京ディズニーランドへでも行こうか,
などと考えています。 『インターネットで選ぶ日本ミステリー大賞 2000 』
の投票は2月20日まで。 対象となるのは, 1999年1月1日〜12月31日までに日本で出版された,
広い意味でのミステリー小説(旧作の文庫化,再版等は含まない)です。それで,類似企画『1999岩波文庫 of the Year!』
なんていうのを考えてみたんですが,私的には新刊部門でゾラの「制作」,改版部門で「水滸伝」か「平家物語」。いかがですか?


2月10日


宝島社文庫の新刊「戦う将棋指し2」は,いよいよ登場・羽生善治インタビュー2連発,米長棋聖と瀬戸内寂聴スペシャル対談,
現役棋士100人に聞きました「好きな駒とその理由」,などなど楽しい読み物がいっぱいで,将棋ファンじゃなくても楽しめます。ところで,
米長さんは,改名したんですか?(笑) 目次にデカデカと米永邦雄と2回もでてくるので,ちょっと気になりました。


 


2月8〜9日


元ドリフターズの荒井 注さんが亡くなったとのこと。ドリフを脱退したのが74年だから,
もう当時のことを知らない人も多いでしょうが,ドリフ世代の私としては,寂しいですな。しかし,新聞によると唯一のギャグが「ジス・イズ・
ア・ペン」というのは,なんとも・・・。「なんだ,ばかやろう」も取り上げてあげれば。


建築家・宮脇 壇「いい家の本」を読んでいますが,確かに理想ではありますね,この人の都市生活指向って。でも,多くの「地方」
在住者は反発を感じるんじゃないかしら。 パリやイタリアの諸都市と比べて,日本の都市が単なる職場となり,
生活の場とならなかったのはなぜか,ということを日本人の農民意識と絡めて考察しているんですが。


 


2月7日


鳩翁道話が書棚に見つからないので,2月の復刊で買わなければ....たしか読んだ記憶があるのですが^^;;。どうも整理が悪く,
読み散らかしているので,いざ探す段になると大変。ところで,今月重版される田山花袋「東京の30年」は,花袋の文学的自伝。
明治期の東京で出会った藤村や独歩など若き作家たちとの交流を描いた楽しい本で,お薦め。


 


2月6日


NHKラジオ日本の国際放送がインターネットでも聴けるようになったという。
30年来のBCL少年としては,あまりにお手軽に聴こえてしまったので,ちょっとショック。
当時あるいは今でも電波状況が悪く受信困難な世界各国からの日本語放送を苦労して聴いていたことを考えると夢のようですが,
これは有線放送^^;だから,あまりオタクゴコロをくすぐらないのも確か。


 


2月4〜5日


(朝日新聞)中原中也が死の9カ月前,精神に変調を来して千葉市の中村古峡療養所に入院していた時期に書いた日誌が見つかり,
その内容が5日,明らかになった。日誌には,中也には珍しい民謡が書かれていたほか,前年に2歳の長男を失ったことを振り返っている。
遺稿となる「在りし日の歌」の集大成へと至る転換期のかぎを解く希少な記録で,中也研究を書き換える第一級の資料の出現に,
関係者らは驚いている。 中也は36年11月,最愛の長男文也を亡くして以来,神経症となり,
37年1月9日から2月15日まで同療養所に入院していた。入院中に書いたものとしては「千葉寺雑記」が見つかっているが,
日誌の存在は知られていなかった。


日誌は1月25日から31日まで毎日書かれ,13ページに及んでいる。欄外に中村院長のコメントが赤インクで書き込まれている。
30日付には,「八島の小父(おじ)さん」と山の掃除をし,昼食を食べた後,民謡を作ったとして書き記している。
療養所から見下ろす位置にあった千葉県庁のドーム形の屋根を,千葉の方言を使ってユーモラスに表現した内容だ。
生まれ育った山口県の方言を用いた詩はあるものの,他の方言を使った詩が見つかったのは初めて。芸術家以外とつき合わず,
俗人ぎらいの中也が,「小父さん」と語らい,ほのぼのとした民謡を作っていたことがわかり,その人間像に修正を迫る資料といえる。
詩人の佐々木幹郎さんは,「退院後,鎌倉に転居してから中也は『在りし日の歌』の編集方針を変えている。最晩年の詩と前年までの詩の間に,
長男の死と入院があり,そのエアポケットの時期をつなぐ資料として極めて貴重だ」と話している。日誌は,3月から刊行が始まる
「新編 中原中也全集」(角川書店)の第5巻に収録される。


 


2月3日


「男の隠れ家」3月号の特集は『書斎は語る』。手塚真,林 望など有名無名の諸氏が書斎を公開しています。作家は別として,
一般の人で紹介されるのは,いつも小ぎれいな建築雑誌のモデルルームみたいなのばかり。
もっと隠れ家という名にふさわしい足の踏み場もないような書斎を見てみたい(そんなとこ取材に応じないか?)。「書斎の遊戯」の項では,
岡崎武志さんが最近の文庫本事情として,異色の岩波文庫「踊る地平線」などを紹介しています。ちなみに我が家の書斎は,
家中で一番狭いけれど一番人が集まる部屋(もっとも家族3人であるが)。本とパソコン,オモチャ雑貨が入り乱れて,なんとも「落ち着く」
部屋なのです。


 


2月2日


メールマガジン「読書の素」
には,Web上にあるたくさんの読書日記の更新状況が載っていて,なかなか興味深いのですが,
私が読んだことのある本は....と探すと,これが全然ない。ミステリー系が多いようです。


最近,帰宅途中のバスの連絡が悪く,10分ほど待ち時間ができるので,駅近くの書店で時間をつぶしているのですが,
お目当ての本があるのならともかく,10分間でおもしろそうな文庫本を探し出し,お金を払い,バスに乗り込むというのは,
毎日続けるとなかなかハードですね^^;;。本好きの方はみなさんそうかもしれませんが,
私にとって書店に入って手ぶらででてこなければならないというのは,人生最大の敗北だと思われます。


 


2月1日


東京・新橋駅というのは不思議なところで,あれだけ人があふれているのに「普通の大きな」書店が駅前にありません。
不便な思いをしていたところ,本日,日比谷口徒歩1分のところに「文教堂書店」がオープンしました。
廃止統合された銀行の跡を使っての営業ですが,通勤の際の通り道だし,これは嬉しい。ところがなんと今月,
我がオフィスは駅の反対側に移転してしまうのでした^^;;。

posted by 南野靖一郎 at 05:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年

2000年01月31日

2000年1月

1月31日


やはりディズニーランドのホテルは,予約初日で12月までの土日はすべて完売とのこと。今朝発売のYokohama
Walkerを読んでいたら,中村うさぎの新刊が紹介されていました。「麻布の高級マンションに住み,
グッチやシャネルなどの高級ブランドを買いあさるが銀行残高98円・・・。平成の買い物女王・中村うさぎが私生活を綴った最新エッセイ」。
これは角川で文庫化されている「だって,欲しいんだもん!」の続編。そのハチャメチャな物欲人生が感動を呼ぶ迷作?ですよ。


 


1月27〜30日


「ハイテク日記」はやはり文庫化されていました。奥村さん,ありがとうございます。週末は天気が良かったので,海へ行ったり,
花を植えたり,のんびり。ところで,東京ディズニーランドにできる新しいホテルの予約が30日に始まりました。
我が家は旅行会社に頼むとともに,朝10時前から電話攻撃。最初は話し中だったのでそのうちかかるだろう....と楽観していたのですが,
すぐに「繋がりにくくなっております・・・」というアナウンスに変わり,結局夜8時までその状態。一度も繋がりませんでした^^;;。
まあその間何百回とかけ続けているというのも,暇といえば暇ですが。


 


1月26日


俵万智「ハイテク日記」の文庫本を書店で探したのだが,見つからなかった。検索したら,私の勘違いで文庫化はされていない様子。
いまさら10年前のパソコン通信時代の奮闘記を文庫化しても,俵さんのファンでフムフムと共感できる読者も少ないかもしれないが....。
でも本書は,パソコン通信時代を懐かしむ人にとって,ホントに楽しい読み物なんですよ。ついでに手元にあるアスキーが7,
8年前に出していたパソコン通信雑誌「NetWorks」を眺めてみたら,PC9801じゃなけりゃパソコンじゃない!
という雰囲気に涙が出そう^^;;。


 


1月25日


ヴィルヘルム・マイスターは,だんだん調子が出てきて読了。残ったのは「西洋事物起源(3)」。今回は金融業,鏡,石鹸,手品師,
人造氷,メッキなどなど。この本は,注がたくさん出てくるのでいちいちめくるのが大変なのですが,
注の方が本文より面白かったりするんですよね。


 


1月24日


さてさて新訳「ヴィルヘルム・マイスターの修業時代」。「戦争と平和」でも「罪と罰」でも束になってかかってこい!という読書家でも,
「ヴィルヘルム・マイスター」を前にしては,さてさて,ちょっと待ってくれ,心の準備があるから....と思うのではないかな(私だけ?)。
今度の訳は読みやすいし,話の内容はよく知っているわけですが,それでも50ページ読んでは休憩,にしないとあとが続きませんでした。
読み手も居ずまいを正さざるをえないところは,さすがにゲーテですな。「君を知るや南の国」で有名なミニヨンの話は,ここにもあります


 


1月21〜23日


週末は寒かったですね。ちょっと江ノ電に乗って江ノ島方面へ行ったりしたのですが,さすがに凍えてしまいました。
サーバーを移行した理由は,これまで使っていたWorld-nicの転送サービスが高いので,それならいっそサーバーを借りちゃえ!
ということと,近くプロバイダを移るかもしれないので,その準備のためなのです。今度はフレーム転送ではないので,
リンク先表示も正しくなっているはずです。


 


1月20日


2月21日の岩波文庫復刊は,ちょっとタイトルが地味目ですが,キケローや聖アンセルムス,ベルナール「回想のセザンヌ」,
A.K.トルストイ(あのトルストイとは別人)「白銀公爵」,レスコーフ「真珠の首飾り」など珍しい読み物もいろいろあり,楽しみですね。
戦前版の古ぼけた岩波文庫で読んでいたものでも,パリパリの新品復刊本で読むと,全く違う本を読んでいるように思えることがあるので,
グロウヴ「フランツ・シュウベルト」など,この機会に気分一新読んでみようかと思っています。


 


1月19日


現在サーバー移動中です。http://www.tomita.net/ がアクセスしにくい場合は,
http://www3.airnet.ne.jp/tomy/ へお願いします。


 


1月18日


続いて「仙境異聞・勝五郎再生記聞」。1820年江戸で評判となった天狗小僧寅吉の見聞記。7歳で天狗に連れ去られ,
天狗山人たちの住む異境で育ったという寅吉の不思議な経験を,平田篤胤らが聞き出し記したもの。ある人は,
単なる才気走ったインチキ少年だと言い,ある人は神童仙童と呼ぶ寅吉は,仙人の世界の事細かな生活様式に至るまで,見事に語りきる。
解説に折口信夫の言葉「(平田)先生という人は「俗神道大意」という本を書いていながら,天狗の陰間みたような子供を捕まえて,
一所懸命聴いて,それを疑っていない。事細かしく書いている。篤胤先生の学問も疑わしくなるくらい疑わずに,一心不乱に記録を作っている。
そういう記録になると篤胤先生の文章はうまい」。文体は古めかしいが,すんなり読めるし,天狗や仙人の生活に興味のある人は必読。


 


1月17日


岩波文庫新刊,永井荷風「江戸芸術論」を読みました。これは大正期に書かれた,荷風の浮世絵を中心とする江戸美術,
文芸に関する評論集。とくに図版を1枚も用いず,微細にわたり,言葉だけで浮世絵の魅力を語る荷風の表現力,描写力に圧倒される。
欧米における浮世絵研究事情にも詳しく,これはお薦め。


 


1月12〜16日


いよいよ岩波現代文庫が創刊。近くの大手書店チェーンを見に行きましたが,
現代文庫の段ボールに入ったままの1セットが置いてあるだけで,目を惹くポスターもなく,地味な印象。まあ,
講談社文庫に対する学芸文庫と同じだと考えれば,こんなものでしょうか。
カバーを取ったときの感じも講談社文庫みたいだし....とりあえず数冊を買ってきました。いわゆる「刊行の辞」は,岩波文庫
「読書子に寄す」が出版社としての使命や意気込みを前面に押し出したものだったのに対し,現代文庫では,
「現状に甘んずることなく困難な事態に正対して,持続的に思考し,未来を拓こうとする同時代人の糧となる」ことを目的としているそうで,
あまりインパクトがありませんね。


 


1月11日


いま読んでいるのは,林真理子の新刊「みんな誰かの愛しい女」。困ったときのマリコ頼み....というか,
まあ好きなんですよ^^;;。本書では「最初で最後の出産記」が良い話。子育てを楽しみながら,外では何くわぬ顔で生きていたいから,
育児エッセイは書かない,と言っていますがホントかな?


 


1月8〜10日


連休中,怪我療養中?の息子とふたりで,ショッピングに行ったカミサンの留守番をしていました。DreamCastのお相手で,
落ち着かなかったのですが,爆笑問題「世紀末ジグソーパズル」と,西ゆうじ「クラシックカメラ劇場」を読みました。クラカメ劇場は,
なかなか作例が良く,古いカメラで撮った写真は(腕が良ければ)味があるなぁ,という感じ。
私自身は一眼レフを持ち歩くのも面倒になったので,ズームもないコンタックスのT2ひとつでほとんど済ませています^^;;。


 


1月7日


岩波現代文庫でもう一つ思ったこと。岩波文庫を毎月全部(といっても4〜5冊です)買っているというと,
文学はともかく経済学や法学など,関心のない分野の本まで買ってどうするのか?と聞かれることがあります。これは簡単な質問で,
そういう本もとりあえず読んでいるのです。「経済学や法学に興味はなくても,有名な本(原典)には興味があるから」
....というミーハーな理由で。「諸国民の富」や「リヴァイアサン」,「価値と資本」なんていう本を,
予備知識のない人間が読んでも面白くはないでしょうが,教科書で名前だけ知っていたような本の実物(邦訳ですが)
を読んだという満足感は味わえます。しかしそれも原典であるからそう感じるのであって,たとえば「リヴァイアサンを読む」とか「詳解
資本論」なんていう専門書だったら,読みたいとは思わないのです。数多いる岩波文庫ファンに対して,
岩波現代文庫ファンというのを想像できないのは,そういう理由によります。


 


1月5日


文庫本コレクションに,"岩波現代文庫の創刊"を追加しました。

posted by 南野靖一郎 at 05:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年

2000年01月19日

現代教養文庫

版元の社会思想社(創立昭和22年)は,戦時下,軍部ファシズムを批判したため東京帝国大学の教壇を追われ、戦後,リベラリストとして再評価された河合榮治郎の門下生によって設立された社会思想研究会出版部を前身とする。ベネディクト『菊と刀』やトインビーの『歴史の研究』などの翻訳出版権をGHQのオークションで取得,出版活動の基礎を築いた。現代教養文庫は昭和26年創刊。

当時は,角川文庫創刊など,第2次文庫ブームの時期であった。しかしその後,文庫創刊ラッシュによる競合の激化や,コンピュータゲーム機の登場によるゲームブックシリーズの陰りなどによって業績が下降し,出版不況のなかさらに厳しい運営を強いられるようになった。平成14年同社倒産により終刊。既刊約1800点。

社会・思想,科学史,文学紀行,美術,ミステリなどのほか,探偵小説,怪奇小説,幻想小説などに特徴があり,小栗虫太郎,香山 滋,橘 外男,久生十蘭,夢野久作,日影丈吉,山田風太郎の各「傑作選」は,類書が少なかっただけに便利かつ貴重であった。
posted by 南野靖一郎 at 12:36| 2000年

現代教養文庫

版元の社会思想社(創立昭和22年)は,戦時下,軍部ファシズムを批判したため東京帝国大学の教壇を追われ、戦後,リベラリストとして再評価された河合榮治郎の門下生によって設立された社会思想研究会出版部を前身とする。ベネディクト『菊と刀』やトインビーの『歴史の研究』などの翻訳出版権をGHQのオークションで取得,出版活動の基礎を築いた。現代教養文庫は昭和26年創刊。

当時は,角川文庫創刊など,第2次文庫ブームの時期であった。しかしその後,文庫創刊ラッシュによる競合の激化や,コンピュータゲーム機の登場によるゲームブックシリーズの陰りなどによって業績が下降し,出版不況のなかさらに厳しい運営を強いられるようになった。平成14年同社倒産により終刊。既刊約1800点。

社会・思想,科学史,文学紀行,美術,ミステリなどのほか,探偵小説,怪奇小説,幻想小説などに特徴があり,小栗虫太郎,香山 滋,橘 外男,久生十蘭,夢野久作,日影丈吉,山田風太郎の各「傑作選」は,類書が少なかっただけに便利かつ貴重であった。
posted by 南野靖一郎 at 12:36| 2000年

2000年01月04日

The Student Prince

今日で正月休みも終わり。今年は,休んだんだかなんだか,わからないうちに過ぎてしまいました。その間,カビが生えていないかどうか,LPレコード棚を整理していたら,懐かしい「The Student Prince」の輸入盤が出てきました。これはご存じの通り「アルト・ハイデルベルク」をミュージカル仕立てにしたもので,なかでもセレナーデは,たまにコンサートで耳にすることがあります。「アルト・ハイデルベルク」は,Dear Mr.Iwanami…でも紹介されていたので,学生時代に買ったその岩波文庫本を,また読み返しているところです。
posted by 南野靖一郎 at 06:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年

2000年01月03日

新年あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。心配されていた2000年問題も,いまのところ大きなトラブルがなく,ホッとしている方も多いでしょう(我が家の2000年問題といえば,唯一このページで,掲示板などが100年表示になったこと^^;;)。今年も一年間,無事に過ごせますようにと,元日は近くの江の島神社に初詣に行ってきました。こちら(神奈川県藤沢市)は,年末より快晴で穏やかな日が続いており,のんびりとした気分で正月休みを過ごしています….と思ったら,息子が怪我をしてバタバタ。まったく男の子は言う事を聞かず,乱暴で困ります。本人は,痛い思いをしたので,少しはおとなしくなりましたが。今年一年,またよろしくお願いいたします。
posted by 南野靖一郎 at 06:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年

2000年01月01日

旧掲示板

文庫本大好き−掲示板No.1


富田 靖 - 97/11/07 04:34:39

ホームページアドレス:http://www.ascii.co.jp/service/pcretro/vol.2/index.html


コメント:

ハナさん,ホームページ拝見。高校生でもホームページを作っている人がときどきいますね。どんな環境(マシンとか)でやっているのか,
HPで紹介されてはいかが。私の高校時代,まだパソコンはありませんでした。最初に買ったパソコン,じゃなくてマイコン
(と当時は言いました)は8ビットでメモリが48k(Mじゃないよ)でしたね^^;;。「パソコンの歴史」のページに載ってます。






富田 靖 - 97/11/07 04:23:37


コメント:

渡部篤さん,こんにちは。ヨーロッパで澁澤龍彦とは風流ですね....とホームページを拝見したら,ビックリ!
みなさんも見に行きましょう^^。






富田 靖 - 97/11/07 04:11:19

おすすめの本: イヴの日記


コメント:

マーク・トウェインだったら,「イヴの日記」もいいですよ(岩波文庫)。エデンの園でイヴとアダムが日記をつけていて,
そこで神様をこきおろすという変な本ですが....。






NACA -
97/11/07 00:12:27

電子メールアドレス:echitei@ma3.justnet.ne.jp

おすすめの本: 人間とは何か


コメント:

あの、こんにちは。前回は、「高慢と偏見」をオススメにしましたけど「退屈だ」という声がちらほら聞こえた
(読み込めばおもしろいと思うのですが・・・)ので、今回はマーク・トウェインさんの本を紹介します。トウェインといえば、おなじみの
「トムソーヤの冒険」だとか、その続編とかいわれている「ハックルベリー・フィンの冒険」とかで有名ですね。その他にも、取りかえばや物語
「王子と乞食」なんてのもありますね。もしかしたら、子供の頃に読んだ方も結構いるんではないでしょうか。
オースティンのようなお上品な小説が苦手という人にはトウェインはオススメです。わたくしも、トウェインのような、
野蛮な感じの小説の方がどちらかといえば好きです。今回オススメの本「人間とは何か」(岩波文庫)は、彼の晩年期の作品です。
彼の晩年期の作品には「不思議な少年NO.44」という未完の作品もありますけど、ふたつともペシミズムよろしくルンバで書かれています。
人間はすなわち機械。外的諸条件でくみ交わされ、つき動かされる機関にすぎず、なんの自由意志も創造もありえない。
その行動原理は終始一貫して自己慰安のみ。理念も義務もあったものではない・・という主題を、種々の具体例でしつこく展開するのが、
老人と青年の対話体評論「人間とは何か」です。「不思議な少年」にいたっては、人間とは塵埃に目鼻つけたもの。
その栄達も悲惨も虫けら同然のはかなさで、生涯はドミノ倒しのように運命づけられ・・・といった罵倒的な人間批評を試みています。
なぜトウェインがペシミストなのかはいろいろと専門書がありますからそちらにあたってもらうとして、「人間とは何か」の老人は、
人生に幻滅どころか、自己主張に達者な元気者で、この世にはびこる幻想をひきはがすための誇張や単純化は朝飯前。「世論てやつは、
しばしば人間をしてどんなことだってやらせる」とか「思想を口にするやつはいるけど、みんなようするにセコハンで言ってるにきまってる」
とか。胸がすくとまでは言いませんが、ニヤリとするくらいのセリフはざらにあって、楽しめます。未熟な青年がボケ、
老人がツッコミのディスカッションドラマを一度、目を通して御覧あれ!






渡部篤 -
97/11/06 22:16:31

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電子メールアドレス:atushi@akina.ne.jp

おすすめの本: ヨーロッパの乳房


コメント:

現在、渋澤龍彦の本に狂っています。先日ヨーロッパにも5冊くらい持っていきました。面白いですね。






村上フリーク、ハナ -
97/11/06 20:31:24

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コメント:

どうも。富田さん、最近のおすすめは「アンダーグラウンド」です。僕は感動しました。ノンフィクションですけど。
ちなみに僕のページが完璧に開通できました。よろしければそちらもどうぞ。






富田 靖 -
97/11/06 10:18:48


コメント:

緒瀬ロウさん,こんにちは。さっそくHPを拝見しました。小説などで心に残る(自分にとっての)名言というのは沢山ありそうですが,いざ
「これ」というのがなかなか思い出せません^^;;。みんなの知らないかっこいい文句を書き込みたいのですが....。






富田 靖 -
97/11/06 10:13:48


コメント:

NACAさん,こんにちは。 高慢と偏見は(タイトルが)地味ですが,楽しい本ですね。モームの「世界の十大小説」にも選ばれています。
★風邪ひいて調子が悪いので,バルザックを読んで療養中?です。






緒瀬ロウ -
97/11/06 06:11:11

ホームページアドレス:http://www.sm.rim.or.jp/~spike/

電子メールアドレス:spike@sm.rim.or.jp


コメント:

先日、ホームページを開設しました。 その中で、本(や映画)のなかで心に残った言葉というのを集めています。 ”
この世界はあらゆる示唆に満ちている”というコーナー名です。 なにかありましたら、メールにて頂けると嬉しいです。
翻訳ものでおもしろい小説も探してます♪






NACA -
97/11/06 06:09:47

電子メールアドレス:echitei@ma3.justnet.ne.jp


コメント:

「蟹工船」という言葉を観て、書き込みをしてみようという気になりました。 そうですかあ。 カニ光線ですかあ。 以前、大学の
「アメリカ文学」っていう授業で読まされた覚えがある。 「文学部にいるんだから、小林多喜二ぐらい読まなきゃダメです」
というようなこと先生に言われて・・・。 プロレタリア文学の代表作といわれるくらいのものは読まなきゃ、 あきまへん。ってなかんじで・・
・。 徳永直の「太陽のない街」とか。 一応、読んだには読んだけど、楽しいものではなかったなあ。 最近、ジェーン・オースティンの
「高慢と偏見」にはまっている。 オースティンていう作家の名前くらいは知っていたけど、 読んだことなかったんだなあ。 やあ、
面白いです。 なんで、今まで読まなかったのだろう、と思ってしまった。 岩波文庫から、上下巻あります。
読んだことないひとは読んでみるべし。 わたくし、楽しさあまって、三日で2回読み込みました。
オースティンの他の作品も読んでみようと思っていますが、 現在、トマス・ピンチョンて人の「競売ナンバー49の叫び」
というのを掛け持ちして、いろいろなの読んでいるため、 それが終わったら、読もうかなあ、なんて思っています。
ピンチョンの作品に出てくるレメディオス・バロって画家の 作品をみてみたいなあ、どこかで観れないかなあ。






富田 靖 -
97/11/06 04:48:02


コメント:

村上フリーク・ハナさん,こんにちは。 僕も好きです,村上春樹。でも最近読んでいない....。ノルウェー・・・や羊・・・
は読んでいるんですが。最近の作品でおすすめはありますか?






富田 靖 -
97/11/06 04:43:55


コメント:

Big Bridgeさん,こんにちは。 僕も入学記念?に生協で,分厚いラッセルの「西洋哲学史」を買ってしまった^^;;。でも,
これはよい本でありましたね。






村上フリーク・ハナ -
97/11/05 21:56:51

ホームページアドレス:http://www.geocities.co.jp./Hollywood/6902

電子メールアドレス:HZK00117@niftyserve.or.jp

おすすめの本: 風の歌を聴け


コメント:

 こんにちは。高校生にして、村上フリークのハナです。別に高校生だからってどうってことはないんですけどね。風の歌を聴けはいいっすよ。
最高です。暇があったらまた書き込みますので、それではまた。






Big Bridge -
97/11/05 16:16:28


コメント:

本はマンガや雑誌で十分だ、と高校生の頃まで思っていて、大学生協で質の高い文庫本なりなんなりに接してみると、
新たな地平が見えてきた去年の俺。






松野 - 97/11/04
17:40:26


コメント:

誰か、「海が聞こえる」について語りませんか?文学といっても僕はあんまり詳しくないので、よろしくお願いします。






藤井奨 -
97/11/04 17:38:55

電子メールアドレス:fji-ssmu@net135.or.jp


コメント:

集英社文庫 伴野朗の大航海を探しています適価でお願いします






佐藤研 -
97/11/04 17:37:54


コメント:

私は本屋でバイトをしている者です。ある日、一人のお客様が「文庫本で『かにこうせん』ありますか?」と聞かれたので、
私は探しに行きました。『かにこうせん』と聞いた私はふと『プロレタリア』と言う言葉をどこかで聞いたのを思い出しました。
どんな話何だろう?私は想像しました。そのときの私の想像は、 「プロレタリア星団からやってきた、
蟹の姿をしたエイリアンが地球に攻めてきた!!奴等は驚異の殺人レーザーで人類を恐怖に!人類の存亡を賭け、
人類最後の希望 佐藤研 22歳 独身 は奴等の殺人レーザー『カニ光線』を打ち破ることが出来るのか!!」 という本でした。私は、
火の鳥文庫(角川)を探していました。もちろん見つかりませんでした。初めて聞いたら「かにこうせん」って言ったら「カニ光線」だよね?
しかも、そんな内容だったら絶対 角川文庫だと思ったんじゃぁ!!しかも、奴等は「プロレタリア星団」から来たんじゃー!!
プロレタリア星団ってありそうだし・・・そんだけです。






富田 靖 -
97/11/04 17:36:58

ホームページアドレス:http://kikuanni.me.noda.sut.ac.jp/~kh/book/umiga.j.html


コメント:

海が聞こえる,の詳しい情報が下記のページにあります。 たぶんこれですよね?






フランス文学少年 -
97/11/04 17:35:02

電子メールアドレス:davinchi@knight.avexnet.or.jp


コメント:

オオ。未来のイヴが復刊ですかあ?それは買おうっと。それと、創元社なんとかってところで、1500円で売られているのを見ました。
文庫サイズなのに、1500円は、高い!とおもって、買わなかったけど。文庫サイズなのに、1000円するやつってムカツきません?
講談社文芸文庫なんてやつは、本好きをバカにしてるとしか思われない。いいやつそろってるけど、高いよなあ。






富田 靖 -
97/11/04 17:33:58


コメント:

「未来のイブ」は楽しみですね。11月の復刊情報は,もう出ていましたか? そろそろ岩波文庫も再復刊?の時期に入っているのでしょうか。
戦後一度も復刊していないタイトルも多いのですが....。 ☆ついでに...."文庫本のリンク"集は随時更新しています。






冴木正隆 -
97/11/04 17:33:20

電子メールアドレス:maririn@white.plala.or.jp


コメント:

御無沙汰しています。北海道から先週戻ったばかりです。リラダンファンがいて大変嬉しいです。『未来のイブ』は11月に復刊が決まりました。
上下2巻で1300円です。私も実は13年前に上巻しか買えなかった(下巻は既に品切れだったんです)ので、13年前の敵を討てそうです。
それから、『残酷物語』は筑摩書房の筑摩叢書で出ているはずです。品切れかも知れませんが、
古本屋で1000円〜1500円ぐらいで探せるはずです。10月に出たフローベル『聖アントワヌの誘惑』もお薦めの1冊です。以上、
ご報告まで。






富田 靖 -
97/11/04 17:32:18


コメント:

岩波文庫の会から出ていた雑誌「文庫」の総目次を作成中です。 ほとんど自分の資料として作っているのですが,最近出た「文庫」
復刻版をお持ちの方にも役立てていただきたいと思っています。 ※何分,分量が多いので,順次掲載する予定です。






富田 靖 -
97/11/04 17:31:42


コメント:

こんにちは! リラダンは確かに絶版になっていますね。古書店では「未来のイブ」は2冊で3000円,「残酷物語」は
2000円ほどで売られているようですね。岩波文庫では,4年ほど前に,そのものずばり,ブルトンの「シュルレアリスム宣言」がでています。






フランス文学少年 -
97/11/04 17:30:35

電子メールアドレス:davinchi@knight.avexnet.or.jp


コメント:

はじめまして。ぼくは17歳のおとこです。フランス文学に憑かれました。澁澤龍彦の影響で。下のほうを見ましたけど、「未来のイヴ」
ってリラダンのですか?ぼくも欲しいのですが、ハードカバーでしか手に入らないじゃないですか。あと、「残酷物語」とかも、手に入らない。
全集でしか。もう、やになります。どんどん絶版になりやがって。あ、それと、誰かシュルレアリストのカリントンという女性作家(詩人)
について知ってませんか?単行本があれば、ぜひぜひ欲しいのですが・・・・。あと、シュルレアリスム系の作家(ブルトンなど)の文庫で、
いらないやつ(或いは古本屋で手に入れるのでもかまいません)があれば、譲ってください。おねがいします。以上です。






富田 靖 -
97/11/04 17:29:22


コメント:

おおたけさん。こんにちは! え〜,沖縄から戻りましたら,部屋の中が模様替えしてあったので,「なんで?」とカミサンに聞くと
「子供が文庫に噛みついてパラフィンをバリバリ破くので,隠しちゃった」とのこと^^;;。 本は大部分,実家の書庫(納戸ともいう)
に並べてあるのですが,最近のものや,資料として使うものだけ,こちらに置いてあるのです。 70年も生き延びてきた「文庫本」が,
一瞬にボロボロとは...戦争や地震より恐ろしい奴だ....。






おおたけ -
97/11/04 17:28:43

電子メールアドレス:otake@aizawa.phys.waseda.ac.jp


コメント:

いつも面白い情報をありがとうございます。岩波書店ホームページと共に使わせて貰っています。また、コラムなど楽しく読んでいます。
わたしは最近になって岩波文庫の面白さに気付きました。これから、出来るだけ多くを読んでいきたいと考えています。
これからも楽しい紙面造りを期待します。






富田 靖 -
97/11/04 17:27:42


コメント:

恒例の"神田古本まつり"10月24日から29日まで,神田古書店街を中心に開催されます。詳細は「BOOK TOWN 神田」
のホームページか,雑誌AMUSE(毎日グラフ・アミューズ)の最新号をご覧下さい。東京の特徴ある古書店をたくさん紹介しています。






富田 靖 -
97/11/04 17:27:01


コメント:

冴木さんにちは。朝一番で沖縄から帰ってきました(なにも観光できませんでしたが)^^;;。岩波文庫は古典の宝庫などと言われていますが,
その古典も今となっては,面白本・奇怪本?となってしまった感じですね。
ガルガンチュワは解説も含めてホントに面白い無茶苦茶な本だと思います。カミサンの最近のおすすめ本はコリンズの「白衣の女」だそうです。
ポピュラーすぎるかな?






冴木正隆 -
97/11/04 17:26:01

電子メールアドレス:maririn@white.plala.or.jp


コメント:

はじめまして。文庫が好きでいろいろ集めては乱読しています。このホームページにも改訂される前から何回か訪れていました。
先日読売新聞の日曜版で紹介されていて、嬉しかったです。私の岩波文庫遍歴も結構長いです。1984年に『未来のイヴ』
が復刊された時にカーライル『衣服哲学』やハヴロック・エリス『夢の世界』を一緒に購って、岩波文庫の面白さに気づき、それ以来、
復刊の度に面白そうな本を買い求めてきました。私のお薦め本ベスト3は、『西洋道中膝栗毛』、『抱朴子』、『ガルガンチュワ・
パンタグリュエル物語』です。品切書目を除けば、『金枝篇』、『ビーグル号航海記』、『御伽草紙』あたりですね。
できれば他の方たちのお薦め本も知りたいです。






富田 靖 -
97/11/04 17:11:52


コメント:

asahi-netが専用アクセスポイント以外からの uploadが出来ないので,こちらに移ってきました。
asahi-netは12月まで使用できるので,その間,こちらへ誘導する看板を出しておきます。
以前の"掲示板"にお書きいただいた内容はこちらへ移行したいと思います。






富田 靖 -
97/11/02 06:11:37

ホームページアドレス:http://www.geocities.co.jp/Hollywood/1268/

電子メールアドレス:y-tomita@saturn.netspace.or.jp

おすすめの本: 岩波文庫


コメント:

ゲストブックをつくりました。 本に関することなら,なんでもお書きください。

posted by 南野靖一郎 at 11:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年