2012年12月26日

岩波書店 創業百年記念企画「読者が選ぶこの一冊」決まる

岩波書店創業百年記念企画「読者が選ぶこの一冊」が読者からの計3400件を超えるアンケートから決まった。各ジャンルの1位は、
こころ (岩波文庫)
こころ (岩波文庫)
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夏目 漱石
岩波書店
売り上げランキング: 18,645

岩波文庫 『こころ』(夏目漱石)
ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)
リチャード P. ファインマン
岩波書店
売り上げランキング: 5,033

岩波現代文庫 『ご冗談でしょう、ファインマンさん』(R.P.ファインマン/大貫昌子訳)
万葉秀歌〈上巻〉 (岩波新書)
斎藤 茂吉
岩波書店
売り上げランキング: 23,291

岩波新書 『万葉秀歌』(斎藤茂吉)
詩のこころを読む (岩波ジュニア新書)
茨木 のり子
岩波書店
売り上げランキング: 4,644

岩波ジュニア新書 『詩のこころを読む』(茨木のり子)
モモ (岩波少年文庫(127))
ミヒャエル・エンデ
岩波書店
売り上げランキング: 685

岩波少年文庫 『モモ』(M.エンデ/大島かおり訳)

詳しくは岩波書店ホームページ(29日掲載予定)および「図書」1月号に掲載。
posted by 南野靖一郎 at 09:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 2012年

2012年12月19日

12月の岩波文庫新刊

12月14日発売の岩波文庫新刊は以下の5点。

艶笑滑稽譚 第二輯――明日無き恋の一夜 他 (岩波文庫)
バルザック
岩波書店
売り上げランキング: 14320

■艶笑滑稽譚 第二輯〔全3巻〕バルザック作/石井晴一訳
「恋よ、笑いよ、喜びよ、よき滑稽話(コント)よ」――身分違いの恋人たちの命をかけた一夜の逢瀬。次々と貴人を誑かせた中世の「淫夢魔(スキューブ)」の謎めいた裁判の記録。フランソワ・ラブレー師がアンリ二世に行った最後の説教……。典雅な言葉にきわどい諷刺をきかせ、人間社会の根幹をえぐり出す、文豪の天衣無縫の艶笑譚第二輯。
王権 (岩波文庫)
王権 (岩波文庫)
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A.M.ホカート
岩波書店
売り上げランキング: 16327

■王権 A.M.ホカート/橋本和也訳
ホカート(1883―1939)は、自らの調査と文献渉猟によって、「聖なる王権」という思考体系が一つの文化圏を形成していることを立証しようと試みた。そして、戴冠式などの儀礼の構造分析によって各地域の儀礼が構造論的に対応していることを解明する。本書は構造主義人類学の先駆的業績であり、王制研究の基本文献。
サラマンカの学生 他六篇 (岩波文庫)
エスプロンセーダ
岩波書店
売り上げランキング: 155307

■サラマンカの学生 他六篇 エスプロンセーダ作/佐竹謙一訳
冷酷非情で、神の掟にも従わないドン・フェリックスは、スペイン文学史上、もっとも残忍非道、大胆不敵なドン・フアンである。陰鬱で不気味な霊界を舞台に、ドン・フェリックス=ドン・フアンの凄絶な死後の世界を描く長篇物語詩「サラマンカの学生」ほか、スペイン・ロマン主義を代表する詩人エスプロンセーダ(1808-42)の絶唱6篇を収録。
内乱――パルサリア(下) (岩波文庫 第2回)
ルーカーヌス
岩波書店
売り上げランキング: 11383

■内乱(下)〔全2巻〕 ルーカーヌス作/大西英文訳
詩的創作もまじえた主観的叙述で、ポンペイウスとカエサルの戦いを描く。カエサルの勝利によって帝政への道を開いた内乱を、理想と現実、自由と力の相克と捉え、理想と自由の挫折と敗北の歴史、ローマ亡国の悲劇的過程として叙した。ポンペイウスや小カトー等、滅びゆくものへの共感と哀惜の念に満ちた〈亡国の叙事詩〉。
日本近代短篇小説選 明治篇1 (岩波文庫)

岩波書店
売り上げランキング: 6167

■日本近代短篇小説選 明治篇1〔全6巻〕 紅野敏郎ほか編
「この雨に泣いてる人は、お前さんばかしではないは」(広津柳浪「雨」)――新しい時代と心を語る、新しい言葉が模索された小説黎明期。違和感も陶酔も、いま触れるすべてが新しい。明治22―35年に発表された、逍遥・鴎外・鏡花・一葉らの12篇を収録。現代の読者のために語注を付す。
posted by 南野靖一郎 at 10:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 2012年

BRUTUS最新号は「男を知る本、女を知る本。」

BRUTUS (ブルータス) 2013年 1/15号 [雑誌]

マガジンハウス (2012-12-15)

BRUTUS最新号の特集は「男を知る本、女を知る本。」

「なぜ男は○○○なのか? なぜ女は○○○なのか?男女の謎は、この本が解き明かしてくれます。古来から男と女は隣にいたのに、どうしてこうも互いのことを理解できず、すれ違うのか。そもそも自分の性についてもよく分かっているのか。本誌では、男と女の「なぜ?」を解明するヒントを本に求めます。異性、同性、そして自分を知る手立てにしてください 」ということで、南ちゃんが男たちの“永遠のヒロイン”である理由、男の理想vs女の妄想男女の溝はマンガで知る、男はこんな本を読んで女を研究している、女はこんな本を読んで男を研究している、男と女のモテ本研究など、男と女の関係にまつわる本を紹介。

ほかに、個性派本屋がつくった「男棚」「女棚」として、恵文社一乗寺店/代官山蔦屋書店/B&B/スタンダードブックストア心斎橋/メリーゴーランド本店/マニタ書房/東京堂書店シェ・モワ/キントト文庫/書泉ブックマート/アスタルテ書房各店の企画もあります。
posted by 南野靖一郎 at 09:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 2012年

2012年12月03日

こびと<Vリーズの最新刊発売


長崎出版は12月14日にシリーズ5作目となる「新種発見!こびと大研究」(なばた としたか著)を刊行する。本体1500円。「前作『こびと観察入門@』2年ぶりの新刊。新種こびと15種類を発表!その愉快で不思議な生態についての詳細なレポートを伝えます」とのことで、15種の「新種」を図鑑形式紹介。各こびとの体長比較表や復習問題なども掲載する。「こびとづかん」はDVD版や台湾版も刊行されるなど人気上昇中。
こびと大百科―びっくり観察フィールドガイド
なばた としたか
長崎出版
売り上げランキング: 294

「こびとづかん」公式ホームページはこちら
posted by 南野靖一郎 at 13:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 2012年

渋谷にカフェ・ダイニング「TOWER RECORDS CAFE」オープン

 
11月23日、タワーレコード渋谷店2階にカフェ・ダイニング「TOWER RECORDS CAFE」がオープンした。「kawara CAFE & DINING」など飲食店を手掛けるエスエルディーがトータルプロデュースするもので、この日に全面リニューアルオープンしたタワーレコード渋谷店に新設された。カフェ店内にも雑誌などを用意しているが、書店で扱っている購入前の本も2冊まで持ち込むことができる。

併設の書店「TOWER BOOKS」とともに、コンセプトは「TAMARIBA−たまり場−」。店舗面積50坪、席数95席、ソファ席や座敷、カウンター席などを設けたほか、イベントやミニライブを行うことができるステージや、スクリーン、DJブースなどもあり、「書店とのミックス感」を大切にしたという。

営業時間は10時〜23時30分で、カフェメニューは「朝摘み野菜とフレッシュフルーツのバーニャカウダ」、専用窯で焼き上げる「PIZZAマルゲリータ」ほか。ランチ(17時まで)には、メーン料理、副菜、スープなどが付く「週替わりTowerプレートセット」や野菜とチキンが入った「TowerCafe特製菜園風スープカレー」など。店頭のテークアウトカウンターでは、ブレンドコーヒーなどのドリンクやサンドイッチ、ドーナツなどを販売。同社では、「館(=タワーレコード渋谷店)と一緒に、渋谷に来たら立ち寄りたくなるような『渋谷の中心地』になれれば」と話している。(シブヤ経済新聞ほか)

posted by 南野靖一郎 at 13:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 2012年

2012年11月20日

電子書籍版岩波文庫第二弾(11/22)

電子版岩波文庫の第二弾が11月22日に配信開始される。今回は以下の27点36冊。
利用案内はこちら
吾輩は猫である (岩波文庫)
夏目 漱石
岩波書店
売り上げランキング: 41719

★『吾輩は猫である』 夏目漱石 693円
★『坊っちゃん』 夏目漱石  378円
★『三四郎』 夏目漱石 420円
★『出家とその弟子』 倉田 百三 735円
★『歯車 他二篇』 芥川竜之介 420円
★『蟹工船 一九二八・三・一五』 小林 多喜二  630円
★『伊豆の踊子・温泉宿 他4篇』 川端康成 588円
★『桜の森の満開の下・白痴 他12篇』 坂口 安吾 903円
久生十蘭短篇選 (岩波文庫)
久生 十蘭
岩波書店
売り上げランキング: 112252

★『久生十蘭短篇選』 川崎 賢子 編  903円
★『歌の話・歌の円寂する時 他1篇』 折口 信夫  588円
トリストラム・シャンディ 上 (岩波文庫 赤 212-1)
ロレンス・スターン
岩波書店
売り上げランキング: 44257

★『トリストラム・シャンディ(全三冊)』 ロレンス・スターン/朱牟田 夏雄 訳 上1,008円、中945円、下798円
★『森の生活(ウォールデン)(全二冊)』 ソロー/飯田 実 訳 上819円、下882円
★『白鯨(全三冊)』 メルヴィル/八木 敏雄 訳 各巻987円
三銃士〈上〉 (岩波文庫)
アレクサンドル・デュマ
岩波書店
売り上げランキング: 133063

★『三銃士(全二冊)』 デュマ/生島 遼一 訳 各巻840円
★『人生論』 トルストイ/中村 融 訳 630円
★『ペトラルカ 無知について』 近藤 恒一 訳 693円
★『代表的日本人』 内村 鑑三/鈴木 範久 訳 630円
古寺巡礼 (岩波文庫)
古寺巡礼 (岩波文庫)
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和辻 哲郎
岩波書店
売り上げランキング: 31809

★『古寺巡礼』 和辻 哲郎 840円
★『手仕事の日本』 柳 宗悦 882円
★『新訂 孫子』 金谷 治 訳注 630円
★『ガリア戦記』 カエサル/近山 金次 訳 903円
★『饗宴』 プラトン/久保 勉 訳 630円
★『老年について』 キケロー/中務 哲郎 訳 567円
★『キケロ 友情について』 キケロー/中務 哲郎 訳 567円
★『善悪の彼岸』 ニーチェ/木場 深定 訳 987円
★『アラン 幸福論』  神谷 幹夫 訳 840 円
★『アメリカのデモクラシー (全4冊)』 トクヴィル/松本 礼二 訳 第1巻上945円、第1巻下1,092円、第2巻上819円、第2巻下882円
★『プロテスタンティズムの 倫理と資本主義の精神』 マックス・ヴェーバー/大塚 久雄 訳 1,050円
posted by 南野靖一郎 at 08:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 2012年

2012年11月12日

明文図書、廃業から一転、事業継続へ

新文化紙ほかによると、先日、法律・経済書の出版社明文図書が経営困難となり、廃業を前提に他の企業との業務提携または事業譲渡を模索しているというニュースが流れていたが、その後、交渉先との話合いは不調に終わり、これまで通り単独で事業を行っていくことになったとのこと。

今後は本社(東京江戸川橋)の不動産を有効活用し、テナント経営等を検討してゆく。本社移転の時期や場所は未定だが、都外の郊外になる見通し。出版社の一部で経営を危ぶむ声もあるが、関貴司雄社長は「財務は良好」とし、「長期的な展望のなかで健全なうちに、と思っていた」と話している。
posted by 南野靖一郎 at 16:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 2012年

世界珍本読本 キテレツ洋書ブックガイド

世界珍本読本―キテレツ洋書ブックガイド
どどいつ文庫
社会評論社
売り上げランキング: 20940

本書は、世界各地から集めたヘンな本を販売しているカルト書店「どどいつ文庫」を営む著者が、この世で最も珍妙な書籍200冊をセレクトし、その解説を付したもの。

「どこまでも、気のむくままに、これはヒドい!これはアホぢゃ!とお楽しみいただければ幸いであるまする」ということで、語り口は怪しい感じだが、取り上げられている本はこんな本が出ているのか、とまじめに感心させられるものが多い。例えば、放置自転車の写真集、有刺鉄線や鉄条網のデザインを千種類もイラスト図解入りで紹介する本、一般人のラブレターを集めた本、「自称独立国」の数々を巡る旅行ガイド本などなど。

詳しい内容紹介はこちらに、またWebにもいろいろな面白書が掲載されているので、一度ご覧のほど。
posted by 南野靖一郎 at 16:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 2012年

2012年11月02日

岩波書店、創業百年でステートメント発表


岩波書店は11月1日、東京・一ツ橋の如水会館で創業100年の企画説明会を行い、席上、山口社長が「問う。はじまる。岩波書店100th」をスローガンに掲げたステートメントを発表した。同社では、「100年は祝いごとではない。政治、経済、社会に向き合い、問うていくもの」とし、創業者・岩波茂雄の志を継承していく姿勢を示した。
posted by 南野靖一郎 at 14:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 2012年

2012年11月01日

印刷博物館「世界のブックデザイン2011-12」


印刷博物館では11月17日より、「世界のブックデザイン2011-12」展を開催する。これは毎年3月にドイツのライプツィヒで開催されている「世界で最も美しい本コンクール」の入選図書とともに、同コンクールに入賞したオランダ、スイス、オーストリア、中国、日本、ドイツ、カナダ、台湾の計8カ国の優れたデザインの書籍、約200冊を展示するもの。

11回目を迎える今年は、「デジタル化が急速に進む出版の世界にあって、書籍を取り巻く環境は大きな転換点を迎えており,このような環境下、造本、印刷、タイポグラフィなど、さまざまな工夫によって生まれた本を実際に手に取ることができる本展を、モノとしての本のすばらしさを改めて感じていただく機会としたい」とのこと。会期は、11月17日(土)〜2月24日(日) 開館時間 10:00〜18:00、入場無料。詳しくは、印刷博物館のページをご覧下さい。
posted by 南野靖一郎 at 13:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 2012年

2012年10月25日

『ブックカバーになるカレンダー』プレゼントキャンペーン


株式会社ブックファーストは、11月30日(金)から12月3日(月)の4日間、ブックファースト全店(関東16店舗、関西26店舗、計42店舗)で、オリジナル卓上カレンダーをプレゼントするキャンペーンを実施する。

期間中2,000円以上購入した人にプレゼントするもので、昨年は『栞になるカレンダー』、今年は『ブックカバーになるカレンダー』を用意。卓上サイズで2ヶ月間カレンダーとして使用した後、裏返すと文庫本サイズのブックカバーとして使える。デザインは7つの童話をモチーフとし、童話の世界観を表現。ただし、毎日先着でなくなり次第終了。

詳しくは、ブックファーストのキャンペーンサイトを参照。
posted by 南野靖一郎 at 16:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 2012年

2012年10月22日

日本出版者協議会がアマゾンにポイント還元の中止など申し入れ

日本出版者協議会が10月17日にアマゾンジャパンを訪問し、「Amazon. Student」プログラムの10%ポイント還元特典の速やかな中止と、価格表示について再販対象書籍については「定価」と表示するよう申入れを行った。これには、アマゾンジャパンバイスプレジデント渡部一文氏、書籍事業本部長・種茂正彦氏、出版協会長高須次郎氏ほかが出席。出版協はアマゾンが売り上げトップの書店としての影響が大きいこと、日本国で営業する企業として日本国の法令規則や、公正取引委員会の指導による業界規則を遵守すべきと主張、10月31日までの文書による回答を求め、アマゾン側は期日までに回答すると答えたという。
posted by 南野靖一郎 at 10:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 2012年

ハーゲンダッツとB&Bとのコラボ企画


ハーゲンダッツ ジャパンは、ブック・コーディネーターの内沼晋太郎氏とコラボレーションして、「Häagen-Dazs the Sweet Book Selection〜内沼晋太郎がB&Bで贈る〜」を10月30日〜11月9日の期間実施する。

これは、「片手で楽しめるクレープグラッセ ショコラフランボワーズ」から思い浮かぶ「甘美」をテーマとして、さまざまな本を紹介するイベント。内沼氏が共同オーナーを務める下北沢の書店「B&B」にて、期間限定でブックコーナーを設け、セレクトした本を販売する。「B&B」は、ビールを片手に本を選べる新しいコンセプトの書店で、クレープグラッセを片手に読書を楽しめるよう、期間中1500円以上の本を購入した人に、クレープグラッセ1個をプレゼントする。また、オープニングイベントとして、30日13時から、芥川賞作家の川上未映子氏と内沼氏とのトークショーも開催。詳しくは、B&BのHPにて22日に案内予定。
posted by 南野靖一郎 at 10:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 2012年

2012年10月21日

時計の小話(磯崎輝男)


いつも配信されてくるメールマガジン「時計の小話」に、これまでの400件に及ぶコラムを一冊の書籍にまとめて出版したという話が載っており、さっそく注文し読んでみた。

「時計の小話」の著者は石川県にあるイソザキ時計宝石店の店主、磯崎輝男氏。マイスター公認時計師の資格を持ち、機械式時計の修理を専門としている。収められたコラムもスイスや日本の機械式時計に関する話題が中心で、時計のメカニズムやメンテナンスについて、長年の経験に基づいた実践的な話がとくに興味深い。もちろんマニアックな方だけでなく、商売としての「時計屋」のあり方やロレックス、セイコーなど各時計ブランドの技術的評価、裏話など、広く時計に関心のある方なら楽しく読める話もたくさんある。

私自身、学生時代はクォーツも使っていたが、ここ30年ほどは機械式時計を愛用している。格別高級なものではないが、それでも他の力を借りずに、一個の機械として完結している機械式時計には独自の世界があり、これに惹きつけられるとなかなか抜けられない。本書を読むと、また分不相応なものに手を出しそうな衝動にかられるが、そういう毒のある本である。
posted by 南野靖一郎 at 16:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 2012年

2012年10月18日

岩波文庫10月の新刊

岩波文庫10月の新刊は以下の5点。10月16日発売。

井月句集 (岩波文庫)
井月句集 (岩波文庫)
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岩波書店
売り上げランキング: 7223

■井月句集(復本一郎編)
井上井月(1822-1887)は、天保期から明治初期にかけて信州伊那谷を漂泊、一所不住の数奇な生涯を終えた俳諧師。所謂「月並俳句」の時代とされる近世俳諧の沈滞期にあって、ひとり芭蕉の道を歩いた越格孤高の俳人。井月の発句、俳論を精選して、初めて詳細な注解を付す。また、俳人井月の文業を、最初に世に紹介した高津才次郎、下島勲の井月論を併せて収録する。近世俳諧最後の高峰の全貌を伝える一冊。

尹東柱詩集 空と風と星と詩 (岩波文庫)
尹 東柱
岩波書店
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■尹東柱詩集 空と風と星と詩(金時鐘編訳)
満州移民のプロテスタントの家庭に生まれ、同志社大学在学中、独立運動の嫌疑で逮捕され獄死した尹東柱。当時の社会様相の告発と克服をうたった詩集「空と風と星と詩」24篇、それ以外の作品から13篇を収める。

天体による永遠 (岩波文庫)
オーギュスト・ブランキ
岩波書店
売り上げランキング: 36335

■天体による永遠(オーギュスト・ブランキ/浜本正文訳)
19世紀稀代の革命家ブランキ(1805-1881)は、パリ・コミューン勃発の前日に逮捕される。トーロー要塞幽閉中に書かれた最後の著作が本書。それは革命論ではなく、宇宙の無限から人間を考察したものだった。想像力を広大な宇宙に飛翔させ、そこでブランキが見たものは? ベンヤミンを震撼させたペシミズムの深淵。

日本近代短篇小説選 昭和篇3 (岩波文庫)

岩波書店
売り上げランキング: 14587

■日本近代短篇小説選 昭和篇3〔全6巻〕(紅野敏郎ほか編)
「私はいま宇宙と同じ大きさになっているはずである」(埴谷雄高「闇のなかの黒い馬」)−回想と未来、混沌と静謐のあわいに閃き駆けた物語たち。シリーズ「昭和篇」最終巻、花田清輝・幸田文・島尾敏雄らの、昭和27年から45年に発表された13篇を収録。

やし酒飲み (岩波文庫)
エイモス・チュツオーラ
岩波書店
売り上げランキング: 11603

■やし酒飲み(エイモス・チュツオーラ/土屋哲訳)
「わたしは、十になった子供の頃から、やし酒飲みだった」。やし酒を飲むことしか能のない男が、死んだ自分専属のやし酒造りの名人を呼び戻すため「死者の町」へと旅に出る。その途上で出会う、頭ガイ骨だけの紳士、指から生まれた赤ん坊、不帰(かえらじ)の天の町……。神話的想像力が豊かに息づく、アフリカ文学の最高峰。1952年刊。
posted by 南野靖一郎 at 10:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 2012年

2012年10月11日

長崎書店で「La!Bunko2012Autumn」開催中

 
熊本市の長崎書店で恒例の「La!Bunko2012Autumn」が10月4日から11月30日まで開催されている。2年前から始まった同店の文庫フェア「La!Bunko」は、熊本にゆかりのある人(今回は53名)がセレクトした文庫本を展示。それぞれの帯には選者のコメントも入っている。詳細は長崎書店のブログを参照。同店によると、開始時点で1日約20冊前後の売り上げで、フェア中の目標売上は1000冊とのこと。
posted by 南野靖一郎 at 11:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 2012年

山中伸弥先生に人生とiPS細胞について聞いてみた

山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた
山中 伸弥 緑 慎也
講談社
売り上げランキング: 7

iPS細胞でノーベル賞を受賞した山中教授の自伝が10日に講談社から発売された。タイトルは「山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた」。タイミングが良すぎるが、受賞時に合わせて企画しており期待通りの結果となったとのこと。初版8000部予定だったが、受賞受けて3万部の重版が決まった。本体1200円。
posted by 南野靖一郎 at 11:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 2012年

2012年10月09日

他では読めない岩波文庫2012秋の一括重版

恒例の「他では読めない岩波文庫秋の一括重版」は11月20日発売です。今回は以下の19点20冊が復刊されます。

■新編 美の法門 柳 宗悦/水尾比呂志編
■北槎聞略−大黒屋光太夫ロシア漂流記 桂川甫周/亀井高孝校訂
■ガレー船徒刑囚の回想 ジャン・マルテーユ/木崎喜代治訳
■スピノザ国家論 畠中尚志訳
■学問論 シェリング/勝田守一訳
■現代の批判 他一篇 キルケゴール/桝田啓三郎訳
■四季をめぐる51のプロポ アラン/神谷幹夫編訳
■物質と光 ルイ・ドゥ・ブロイ/河野与一訳
■百人一首一夕話(全2冊) 尾崎雅嘉/古川 久校訂
■夢の女 永井荷風
■貝殻追放抄 水上滝太郎
■評論集 滅亡について 他三十篇 武田泰淳/川西政明編
■梵雲庵雑話 淡島寒月
■哲学者と法学徒との対話−イングランドのコモン・ローをめぐる ホッブズ/田中 浩,重森臣広,新井 明訳
■シャクンタラー姫 カーリダーサ/辻 直四郎訳
■ヴァレンシュタイン シラー/濱川祥枝訳
■短篇集 死神とのインタヴュー ノサック/神品芳夫訳
■プラトーノフ作品集 原 卓也訳
■絞首台からのレポート ユリウス・フチーク/栗栖 継訳
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他では読めない岩波文庫2012秋の一括重版

恒例の「他では読めない岩波文庫秋の一括重版」は11月20日発売です。今回は以下の19点20冊が復刊されます。

■新編 美の法門 柳 宗悦/水尾比呂志編
■北槎聞略−大黒屋光太夫ロシア漂流記 桂川甫周/亀井高孝校訂
■ガレー船徒刑囚の回想 ジャン・マルテーユ/木崎喜代治訳
■スピノザ国家論 畠中尚志訳
■学問論 シェリング/勝田守一訳
■現代の批判 他一篇 キルケゴール/桝田啓三郎訳
■四季をめぐる51のプロポ アラン/神谷幹夫編訳
■物質と光 ルイ・ドゥ・ブロイ/河野与一訳
■百人一首一夕話(全2冊) 尾崎雅嘉/古川 久校訂
■夢の女 永井荷風
■貝殻追放抄 水上滝太郎
■評論集 滅亡について 他三十篇 武田泰淳/川西政明編
■梵雲庵雑話 淡島寒月
■哲学者と法学徒との対話−イングランドのコモン・ローをめぐる ホッブズ/田中 浩,重森臣広,新井 明訳
■シャクンタラー姫 カーリダーサ/辻 直四郎訳
■ヴァレンシュタイン シラー/濱川祥枝訳
■短篇集 死神とのインタヴュー ノサック/神品芳夫訳
■プラトーノフ作品集 原 卓也訳
■絞首台からのレポート ユリウス・フチーク/栗栖 継訳
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第3回絵本大賞に「ちくわのわーさん」

ちくわのわーさん
ちくわのわーさん
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岡田 よしたか
ブロンズ新社
売り上げランキング: 7923

リブロは第3回絵本大賞に、岡田よしたか著「ちくわのわーさん」(ブロンズ新社)を選んだ。10月1日から、全国のリブロ、よむよむの各店で「リブロ絵本大賞フェア」を展開中。同賞はリブロ、よむよむ各店の児童書担当者が「広く紹介したい」「強く薦めたい」と思う作品を選ぶ良書発掘企画。2011年8月から2012年7月に刊行された絵本を対象に10作の候補作から選出した。

「ちくわのわーさん」各所で話題になっているが、ほのぼのしたゆるキャラ物かと思いきや、かなりシュールな内容で、「子どもが読んだらトラウマになる」とか散々な言われよう。原作者の岡田氏もかなりキテいて、まあ動画でご覧ください。ちなみに「うどんのうーやん」という姉妹作?もあります。

posted by 南野靖一郎 at 08:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 2012年