2004年12月31日

一年間ありがとうございました

大晦日は本格的な雪となりました。遅まきながら年賀状を書いていたのですが,途中で足りなくなってしまい,買いに行きたいものの,とても出られそうもなく,困っています。今年も一年間お付き合いいただきました皆様に感謝しますとともに,2005年も引き続きよろしくお願い申し上げます。
posted by 南野靖一郎 at 14:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 2004年

蔵書印の世界

国立国会図書館の電子展示会「蔵書印の世界」が面白い。江戸時代の各藩,勝海舟や新井白石,日本一の蔵書を誇った名古屋の貸本屋大野屋惣八など,国会図書館の蔵書に現れた著名な人々の蔵書印が綺麗な写真で紹介されています。たとえ文庫本でも,自分の蔵書印を押すと愛着がわくもので,古書店で見つけた文庫本に,前の持ち主の印が押されていたりすると,これは大事にされていたんだろうなぁと,つい買ってしまいますね。最近はシャチハタでも手軽に蔵書印が作れるようです。
posted by 南野靖一郎 at 11:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 2004年

2004年12月30日

世界古典文学全集

世界古典文学全集17 老子・荘子 (全50巻)
筑摩書房が今年5月に完結させた「世界古典文学全集全50巻(全54冊)」。既刊の品切れ分を含めて,1月に全巻セットを販売とのこと。379,155円也。これって,私の生まれた頃から,刊行していなかったかしら(実際は1964年から)。ホメロス,論語,聖書,シェイクスピア,ルソー,ゲーテと,何でもありの全集ですが,揃った本は人を誘う(by紀田順一郎)ので,私の場合,新年会で酔っぱらっていたら衝動買いしてしまいそうなものですね。つまり素面ではとても買えないということ。
posted by 南野靖一郎 at 13:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 2004年

まんが喫茶は生き残れるのか?

私の子どもの頃は,まだ貸本屋というのがあちらこちらにあったのですが,現代の貸本屋は,まんが喫茶ですね。このまんが喫茶,あんな低料金でなぜやっていけるのだろうか?といつも不思議に思っていたのですが,ご承知の通り,その存在を危うくする制度ができようとしています。今年改正された著作権法で,2005年1月1日より書籍・雑誌の貸与権が発効するので,その権利集中管理を行うための有限責任中間法人出版物貸与権管理センターが現在,利用者側(レンタルブック店とかまんが喫茶ですね)に登録要請をしているのですが,これがうまく進んでいないとのこと。貸与権管理センター側の条件は,「発行より3週間貸与禁止,使用料280円」なるもので,この280円のうち分けは,作家に80円,出版社・取次・貸与権管理センターに200円。低料金のレンタル店が仕入れの際に1冊280円もの上積みを認めるはずはなく,交渉は暗礁に乗り上げています。問題は,貸与管理センターの管理手数料71%(出版社と取次には使用料をとる権利がないので)と高額な点で,たとえば日本音楽著作権協会の手数料など10〜15%ですから,みなそこに胡散臭い雰囲気を感じ取っているわけですね。
posted by 南野靖一郎 at 08:49| Comment(1) | TrackBack(0) | 2004年

2004年12月29日

小学館版「激写文庫」


年末の大掃除ではないが,書棚の文庫本の入れ替えをしていたら,20年ほど前に揃えた「激写文庫」 (小学館刊,全25巻+続編5巻)が出てきた。篠山紀信撮影の文庫版写真集ですね。もしかしたら,これは意外に高価なのでは....とさっそく調べてみたら,古書店では1冊2〜3000円で販売されている模様。「GORO」世代には懐かしいものなので,高くなったからといって手放すわけではないが,なんとなく自慢したくなった次第....。ついでに,大判の篠山紀信「激写135人の女ともだち」。こちらもさぞかし....と思ったのですが,残念ながら元価とそう変わらない値段で売られているようです。
当地藤沢市は,東京ほどではありませんが朝から雪がちらつき,冷え込んでいます。いろいろ買い出しに行くつもりでしたが残念。
posted by 南野靖一郎 at 16:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 2004年

ブックピックオーケストラ

ブックピックオーケストラは,オンライン古本屋兼ウェブマガジン。古本をもっと身近で面白いものに!とのことですが,文庫本では,秋元文庫旺文社文庫創元推理文庫という渋いところを取り上げています。とくに「旺文社文庫に学べ」は,なんとも綺麗な作りで感心。もちろん古書店だから売価も出ています。
posted by 南野靖一郎 at 01:14| Comment(3) | TrackBack(0) | 2004年

岩波アクティブ新書

【2002年1月創刊〜2004年12月刊行停止】
岩波アクティブ新書は2002年1月に創刊された。1938年の岩波新書創刊以来,64年振りの新「新書」(ちなみに岩波文庫は1927年,岩波現代文庫は2000年創刊)であるから,その行方が注目されたが,丸3年となる2004年12月をもって,刊行停止となった。
当初,岩波書店ではアクティブ新書の誕生について,『この双書は,岩波新書・岩波ジュニア新書に続く新書シリーズで,「実用」を企画の軸にしています。直接役立ち,しかも信頼できる本物の情報を満載した実践的新書に,どうぞご期待ください。』といい,編集長も『これまで堅い本ばかり作ってきた岩波書店で,どんな編集者がこのような本を作っているのか,とお思いでしょうか。出身は岩波新書だったり,雑誌「世界」の編集部だったりとさまざまですが,どの編集者も一度はこのような本を作ってみたかった,と感じています。自分が個人的に好きなこと,自分の身のまわりにあることを企画に結びつけられるということで,みなはりきっています。そのアクティブな雰囲気が,本を通してきっとみなさんに伝わると思います』との意気込みを示していた。
そのラインナップを見ても,サブカル指向で,写真家の田中長徳氏をはじめ,オーディオやグルメなど,それまでの岩波新書の路線とは毛色の違うものが多く,なかなか面白いと思っていたのだが,若い人々にアピールするには,本の作りがお洒落とも言えず瀟洒とも言えず中途半端で,目に優しく読みやすい本文も,中高年向きという印象が拭えなかった。
『身近な人との関係を変えていくことによって,自分自身を変えるために役に立ち,なおかつ読んで楽しいHow to本』を目指していたアクティブ新書は,志半ばにして消えていく。最後に編集長は,自分たちの好きなものを,自分たちで支え,育てていこうとしたが,それが必ずしも多数派でなく目の前から消えてしまった....と語っているが,真に価値あるものであれば損得を顧みず長い事業として育てていくという岩波書店の風土の中で,なんとか存続の道を探って欲しかったものの,ファンとしては残念な結果となってしまった。
posted by 南野靖一郎 at 00:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 2004年

2004年12月28日

白鯨...最終章

白鯨 下(岩波文庫)岩波文庫「白鯨」(下)を読了。あとがきにて訳者が,138の章を物語,鯨学,劇などに塗り分けた図を示して,本書の構造を説明しているように,当時はその生態が一般にあまり知られていなかったであろう鯨の生態学や解剖学に関する長大な章と,狂ったように白鯨を追うエイハブ船長の物語の章とが交錯し,なかなか読み進むのに骨が折れる本ではある。前回読んだときは,長い鯨学の章をかなり端折ってしまったという負い目があるので,今回はとくにそこのところを念入りに読んでいったせいか,終わってみて,エイハブ船長と白鯨との死闘や,大海原で出会った百船百様な捕鯨船に関わる人々の喜びや悲しみよりも,四海を股にかける鯨たちの自由で孤独で勇猛果敢な姿に強い印象を受けた。年を越えることなく読み終えてホッとしたが,これは「白鯨」 11人目の翻訳者だという八木敏雄氏の明快な訳文にも寄るところが大きく,感謝。
今日で仕事納め。職場のみんなで昼食を取り,午後は根岸のうさぎのしっぽへ。

posted by 南野靖一郎 at 08:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 2004年

2004年12月27日

スタイルシート辞典

スタイルシート辞典 第3版アンクの「スタイルシート辞典第3版」を買ったのですよ。パソコン関係の参考書など,
大昔のHTMLレファレンスブックみたいなもの以来,ずっとご無沙汰だったのですが,最近Blogに移行してみて,
いくら何でも全然知らないのは拙い,という反省があったわけです。まあ,
Webで判りやすく解説してくれているサイトもありますが,これがあれば,電車の中で2〜3日は勉強できるかなと思っています。


posted by 南野靖一郎 at 13:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 2004年

岩波新書フェア

3つのお願いなら知っているが(古いな),岩波新書は3つの提案だそうで,年末年始から新年度にかけて発売される30点には,
特製しおりが付いています。(読書手帳さんで記事紹介頂きました。ありがとうございました)


各冊に「著者からのメッセージ」付きしおり 今回のフェアを記念して,フェア書目30点の著者,30人の「著者からのメッセージ」掲載しおりを,自著の書目へはさみ込みます.あらためてのアピール,刊行前に語り得なかったことなど,刊行当時から今をつなぐ架け橋として,あなただけに贈る,ちょっと得するメッセージです.どうぞお愉しみください.


 


 


 


 


 

posted by 南野靖一郎 at 12:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 2004年

2004年12月26日

岩波アクティブ新書刊行停止

岩波アクティブ新書は,この12月をもって刊行停止となった。2002年1月の創刊以来,わずか3年での撤退だが,結局のところ,既存の岩波新書や岩波ジュニア新書などとの差別化が出来なかったわけで,編集長日記には『自分たちが好きなものなら,自分たちで支え,育てていかないと,すぐに消えてしまう危うさ。誰もが欲しくなるヒット商品ならそんな気遣いは不要だ。欲しいときに買い,野球なら見たいときに出かければよい。しかし,好きなもの・ことが個別化し,自分の趣味が必ずしも多数派でないいま,油断していると,それは目の前から消えてしまうかもしれないのだ。』との言葉が。確かにそうなのだが,「好きなもの」を商売にするのは難しかったようだ。
posted by 南野靖一郎 at 22:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 2004年

アン・プリヴェの古書

旧・光文社文庫の日本文学選シリーズ。二葉亭四迷の「平凡」(昭和21年)に3000円もついていたのでびっくりし,ほかの古書店を調べてみたが,おおむね500〜1000円程度で安心....。というわけで,「古書のトルソーワールド」は,値段は別として,ユニークな古書店であることは確か。姉妹店?「アン・プリヴェの古書」はもっと変わっていて,『夫が本好きの為,我家は,どこもかしこも本ばかり・・・とうとう,本当に「古本屋さん」になってしまいました。そこで,私も我家にある本の中で,「私好みの」「私的趣味の」本だけを選んで「アン・プリヴェの古書」をはじめることにいたしました。どれも本の表紙画像を掲載し,本のご紹介コメント(目次・帯の言葉など)を記しております。どうぞ,お好きなお飲みものなどをご用意されてごゆっくり,ご覧くださいませ。』 商売なのかどうかも判然としません。
posted by 南野靖一郎 at 14:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 2004年

2004年12月25日

バナー画像

うっかりしていましたが,Mozilla Firefox1.0でこのサイトを見てみたら,各ページのトップバナー画像が表示されていませんでした。スタイルシートの記述がおかしいのか・・・不明。本文は画像も含めて表示されているので,読むのには問題ないのですが,調査中です。
今朝からドアの再塗装をしてもらっているので,玄関ドアが開けっ放し。寒い寒い。天気が良いので,どこか遊びに行きたいのだが,まだまだ終わりそうもないな。
posted by 南野靖一郎 at 07:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 2004年

2004年12月24日

灯台へ....最後

「灯台へ」を読了。第3部は,灯台へ向かう小舟の中で,老いた父の意固地さに反発しながらも,その一途な生き方に感嘆せざるを得ない姉弟の姿が,鮮やかに描かれている。これは再読してよかった。学生時代,斬新な小説だな....と感じながら読んだときとは,全く印象が違う。著者の少女時代の体験が,色濃くうつしだされた物語だが,自分も親の気持ちが分かる歳になったか,となんだかしみじみしてしまった。岩波文庫の新刊「白鯨(下)」を読み始める。
posted by 南野靖一郎 at 08:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 2004年

2004年12月22日

灯台へ....続

灯台へ(岩波文庫)家内の妹の家で,小学生の娘にサンタクロースはいないの?と聞かれ,
本当はパパとママがプレゼントを買ってあげてたのよ・・・と言ったら大泣きされた,という話しがあった。
ほんとうに私のサンタクロースは,どこへ行ったしまったのだろうか? 『サンタはそれを信じる人のところにしか来ない。だから,
いつか子供がサンタの存在を疑うときが来たら,もうサンタはやってこないのだ。それは,生まれてからずっと,
幸せを与えられてきた子供が,自分で幸せを求めなければいけないと気づいたときなのだから』 息子は大きな袋に,
せっせとプレゼントのお願いを書いて,サンタが来るのを心待ちにしている....。「灯台へ」の第1部と第2部を読み終わる。
ラムジー夫人は言う。「子供は決して忘れない。だからこそ,大人が何をいい,何をするかはとても重要で,
あの子たちが寝てしまうと,どこかホッとする。」「どうして子供たちの成長はこんなに早いのか・・・なぜ,
あの子たちは大きくなってすべてを無くす必要があるのかしら。」 8人の子供,老哲学者の夫と暮らす聡明で愛情あふれる夫人。
時は流れ,夫人は急逝,美しく成長した娘は亡くなり,賢かった息子も戦場に倒れた。あの日,
末息子のジェイムズが楽しみにしていた灯台行きは未だ果たされていない....。そして,住む人もなく,荒れ果てていた家に,
残った顔なじみの人たちが戻ってきた。いよいよ第3部の始まりだ。

posted by 南野靖一郎 at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 2004年

2004年12月21日

灯台へ

※Blogで試験運用中です。掲示板とリンクは右サイドメニューからどうぞ!


岩波文庫の新刊「灯台へ」(ヴァージニア・ウルフ)を読み始める。読み進みたいという気持ちはあるが, ちょっと体力が続かず
(連日の睡眠不足で),中断。雑誌「Yokohama Walker」 年末年始特集号がすでに出ていたのを知り,
代わりにつらつらと読みながら通勤。この間オープンした「江ノ島アイランドスパ」 の記事があり,面白そうだが小学生は入場不可とのこと。
残念。

posted by 南野靖一郎 at 08:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 2004年

2004年12月20日

クリスマス商戦

近所のトイザらスに行ってきましたが,すごい人。息子は任天堂DSに興味があったようですが,実際にやってみたら,画面が二つあるだけで・・・PSPの方がよいかな,とのこと。取りあえず山積み大安売りになっていたポケモン人形からいくつか掘り出して帰ってきました。 岩波文庫の新刊「灯台へ」を購入。
posted by 南野靖一郎 at 08:33| 2004年

2004年12月16日

大童

岩波文庫編集部は,「年末進行」のため今週から来週は1月刊行書目の仕上げで大童とのこと。私も1月号の入稿で頑張っているところですが,岩波文庫など,焦って出すような内容じゃないのだから,意外に余裕のない製作をしているんだなぁと,これはビックリ。
posted by 南野靖一郎 at 17:24| 2004年

2004年12月15日

男の作法

池波正太郎の「男の作法」(新潮文庫)を購入。
わが家にあるはずの本書が行方不明になったせいだが,1959年の刊行以来,63刷になっていた。ご承知の通り本書は,
若い編集者を相手に,大人の男として格好良く振る舞うにはどうしたらよいかを,わかりやすく語っている。著者のいう「作法」とは,
自分も他人も気持ちよくさせること,常に気配りをすること,であり,決して堅苦しいものではない。むしろ,
半可通を気取る若い人に,正しい作法には,わけがあるんですよ・・・と諭してくれる。この歳になって読むと,自分も含め,
周りにこういう大人がいるかなぁと少々寂しくなる本。

posted by 南野靖一郎 at 17:27| 2004年

2004年12月14日

しっぽと肉球

最後に野良犬を見たのはいつだっただろうか?
 少なくとも我が町内から野良犬がいなくなって何年(10年以上)は経っているはずだ。芸文社の新刊「しっぽと肉球」(福井若恵)
は,愛犬家のイラストレーターによる雑誌の連載エッセイをまとめたもの。「イラスト&エッセイでつづるおもしろ犬世界観察記」
とあるが,タイやハワイなど海外イヌ事情も描かれているものの,もっぱら登場するのはイヌ雑誌編集部の面々やイヌ好きの読者など。
身近な「イヌの世界」。ほのぼのタッチの絵で,「私はいかにイヌに癒されたか」という微笑ましい話のなか,
昭和40年代の野良犬事情など,著者と同世代の私には懐かしい話も多い。

posted by 南野靖一郎 at 18:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 2004年