出版ニュース他によると、「店内の書籍を店内で電子書籍化できる」という謳い文句で昨年末に仮オープンし、物議を呼んだ「自炊の森」が一部システムを見直しして、1月21日に本オープンした。
「自炊の森」は、「自炊スペースの時間貸し」というコンセプトではあるものの、利用法は「利用者が判断」することとし、「裁断済み書籍の展示」（名目上は裁断サンプル展示）は継続している。 オープン初日は、「厚い専門書などを持ち込んで自炊する方が多かった」とのこと。
店内には、裁断機と時間貸しの高速スキャナがあり、マンガ一冊を1分でスキャンできる。レンタル料は、裁断機が1冊50～100円、スキャナが15分1,000～1,500円。
店側は、「スキャンブースに持ち込まれる書籍がどのようなものなのかは、僕らとしては関知できない」、「自らが購入していない本であっても、それを自分の私的使用の為に複製する行為は合法」という法解釈に変更はないという。