書泉がアニメイト傘下に

「書泉」といえば、神田神保町と秋葉原に店舗を構える書店チェーンで、とくに神保町の書泉グランデは、三省堂書店神田本店、東京堂書店とともに大型書店として有名だ。

その書泉の全株式を6月20日付けで取得したのが、なんとアニメイト。書泉がアニメイト傘下に入るというのはちょっと解せないが、思い出すのは、91年の有害コミック事件。

書泉はもともと同人誌を取り扱っていて、91年のその事件では、書泉ブックマートの店長らがワイセツなマンガを販売した容疑で逮捕され、同人誌約5000冊が押収される騒ぎになった(アニメイトも事件を受けて同人誌の販売を取りやめている)。

ちなみに現在のアニメイトの規模は、アイドルやアニメファン以外が思っているよりずっと大きく、、1987年池袋に出店以来、46都道府県に店舗を展開しており、アニメ・コミック・ゲーム関連商品の国内最大手の販売チェーン店。年商は400億円(2008年実績)。特にCDやDVDのオリジナルの予約購入者向けの限定特典やイベント開催で知られている。