新刊「岩波文庫の80年」(岩波文庫編集部)をいろいろ眺めていました。本書は,岩波文庫の刊行順全リスト(教科書判,ワイド判含む)と索引,各種資料を収めています。資料については,岩波文庫好きの方なら,すでに承知のことばかりでしょうし,初期の歴史についても,雑誌「文庫」からの転載なので,目新しいものではありません。
それでも,あらためて80年分のリストを見てみると,その年々の自分の出来事と絡めて,いろいろ思い出すことがありますね。最近は,1年前に出た本でも,こんな本買ったっけ?などと,すっかり呆けてしまっていますが,学生時代に出て読んだものなど,30年も前のことなのに,どこで買ってどんな風に読んだのかなどということまで,意外に覚えています。読書に年齢は関係ないとはいうものの,やはり旬の時季はあるのでしょう。
あの「50周年記念目録」から30年も経ってしまったのかと思うと,時の流れのはやさに吃驚します。100周年まで元気でいられるか自信はありませんが,岩波文庫にはいつまでも新しい刺激を与えてくれるような存在であって欲しいと思っています。
コメント
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こんにちは。Sachiと申します。覚えていらっしゃるでしょうか。
何年か前にリンクのお願いを申し出まして、それからずっとちょこちょこ拝見させていただいています。
『岩波文庫の80年』、わたしも購入しまして、興味深く眺めています。今日はこの本についてブログ記事を書いたので、こちらの記事にトラックバックさせていただこうとしたのですが、うまくいきませんでした。
時間帯などによって時々そうなることがあるので、また後ほどチャレンジしてみます。
今年は岩波文庫を中心に、文学作品をたくさん読んでいきたいと思っていますので、今後ともよろしくお願いいたします。
PS:岩波文庫の一括重版、うれしいのですが大量に購入しなければならず、そのたびに悲鳴を上げております。(笑)
Sachiさま お世話になっております。いずれ,重版・復刊でも買うものがなくなるときが・・・そのとき,なんとも言えぬむなしさがくるかもしれません^^。私は,少々寂しくなり始めています。
私も購入しました。13日の朝のラジオ番組「日本全国8時です」で、詩人の荒川洋治さんがこの本を紹介していました。