ゲドを読む。

ブエナビスタホームエンターテイメントから文庫本「ゲドを読む。」が発行された。
全国書店で110万部・・・というだけでは珍しくないが,本書は無料配布。無料文庫本は日本初とのこと。岩波文庫の「私が選ぶ十冊の本」みたいなのはずっと無料なのだが・・・。
本書のネタ本となるのは,岩波書店の「ゲド戦記」。本書を配布する紀伊國屋書店では,原作6巻は高額(1万3650円)なので,無料文庫本が原作購入の入り口になればと期待を寄せている。
今回の出版は,ブエナビスタが7月4日に発売する同映画のDVDの関心を高めるのが狙いで,版元は文庫本形態の広告と位置付けている。装丁はなかなか凝っていて,キリンビール「極生」などで知られる人気アートディレクター佐藤可士和が担当。表紙の色は,黒,赤,黄,ピンク,水色の5色で,普段,本を読む習慣のない人(そんな人が書店に来るのか?)にも手にとってもらえるよう工夫したとのこと。(FujiSankei Business i.などによる)