雑誌「レコード芸術」9月号

レコード芸術 2009年 09月号 [雑誌]雑誌「レコード芸術」9月号を読む。
高校生の頃に愛読していたレコ芸だが,最近では書店でパラパラめくる程度でもう30年近く買っていない。それは,クラシックのCDに収められた演奏が30年以上前から大して進歩していないと思うからだ。
その証拠に,9月号の特集記事「究極のオーケストラ超名曲 徹底解剖」を読むと,ドヴォルザークのSY.8やマーラーのSY.2などが取り上げられているのだが,そこでの代表盤がセル,ワルター,カラヤン・・・な訳。これ,30年前の推薦盤と全く変わっていませんね。
もちろん,その間にCD自体の高音質化ははかられているのだが,私のようにipodにクラシックの曲を満載して日々楽しんでいる限りでは,ワルターもカラヤンもバーンスタインも,別段音に不満がないのだ。
そうなると,演奏の中身で勝負,ということになるわけだが,それも前述の通りとなると,やはり,レコ芸を買う理由は当面見つかりそうにない。