確率論の基礎概念 (ちくま学芸文庫)
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A. N. コルモゴロフ
筑摩書房
売り上げランキング: 5845
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ちくま学芸文庫から今月発売の「Math&Science 確率論の基礎概念」(A・N・コルモゴロフ)。コルモゴロフといえば,「確率論入門」というのが以前出ていて,現代確率論という言葉に惹かれて読んだものの,入門という言葉とは裏腹にずいぶん難しかったなぁという印象あり。あたりまえだけれど,確率論も数学的センスがないと駄目なんだ。 Wikiには,「現代数学の確率論は,コルモゴロフの “確率論の基礎概念”(1933年)に始まる公理主義的確率論である。他の現代数学と同様に,この確率論では「確率」が何を意味しているのかという問題は追求せず,「確率」が満たすべき性質をいくつか規定し,その性質から導くことのできる定理を突き詰めていく学問である。この確率論の基礎には集合論・測度論・ルベーグ積分があり,確率論を学ぶためにはこれらの知識が要求される。」などと書いてあり,壁の高さは相変わらずだが,文庫化を機会に再度挑戦してみたいと思う。