岩波文庫1月の新刊は以下の4点。(1/16発売)
■ある老学徒の手記(鳥居龍蔵)
鳥居龍蔵(1870‐1953)は小学校を中退し独学自修した。考古学・人類学を学ぶために上京。帝国大学理科大学人類学教室標本整理係となって研究を始める。飽くなき探究心で国際的な業績をあげた稀有な民間学者の自伝。
対訳 シェリー詩集――イギリス詩人選9 (岩波文庫)
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岩波書店
売り上げランキング: 53,853
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■対訳 シェリー詩集(アルヴィ宮本なほ子編)
30歳に満たずに夭折した急進的な革命思想とイギリス・ロマン派屈指の純粋な抒情性をあわせもつ詩人シェリー(1792‐1822)。「理想美へ捧げる賛歌」「西風へのオード」「ひばりに」その他の代表作を精選し、虚空への飛翔を通じて、より高い理想に向かおうとした“永遠の青年詩人”の本質と多面性を浮かび上がらせる。
■自選 谷川俊太郎詩集(谷川俊太郎作)
デビュー以来、半世紀を超えて人々に愛されつづけてきた谷川俊太郎(1931‐)の二千数百におよぶ全詩から、作者自身が173篇を精選。わらべうたから実験的な長編詩まで、のびやかで、リズム感あふれる言葉がここちよい谷川俊太郎のエッセンス。
■万葉集(一)〔全5冊〕(佐竹昭広ほか校注)
日本の文学の源、最古の歌集。天皇から名もなき男女までの、人々の心のかたちを映しだす全20巻4500余首。本冊には巻1‐4、額田王、大津皇子、柿本人麻呂、山部赤人、大伴家持らの歌を収録。新日本古典文学大系に基づき、現代語訳と注釈を付した新版。