ドリトル先生といえば,最近出た文春新書「ドリトル先生の英国」(南条竹則)がなかなか面白かった。ドリトル先生シリーズの時代設定や,それにときどき入り込む執筆当時の時代背景(シリーズは第一次大戦で書き始められ,第二次大戦まで続いた)が,わかりやすく説明されている。物語自体の引用は少ないので,かつてドリトル先生を読んだことのある人なら,なるほど!と思うことがいろいろあるが,まだ読んでいない人は,まずお話を読んでから….が良いだろう。シリーズの訳者井伏鱒二のエピソードにも若干触れている。
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ドリトル先生といえば,最近出た文春新書「ドリトル先生の英国」(南条竹則)がなかなか面白かった。ドリトル先生シリーズの時代設定や,それにときどき入り込む執筆当時の時代背景(シリーズは第一次大戦で書き始められ,第二次大戦まで続いた)が,わかりやすく説明されている。物語自体の引用は少ないので,かつてドリトル先生を読んだことのある人なら,なるほど!と思うことがいろいろあるが,まだ読んでいない人は,まずお話を読んでから….が良いだろう。シリーズの訳者井伏鱒二のエピソードにも若干触れている。