ちくま文庫で刊行が始まった「現代民話考」(松谷みよ子,全12巻)。かつて立風書房から出ていた本書には,インターネット上での復刊リクエストも多かったようで,今回若干増補しての文庫化となった。民話という言葉には,「昔話」というイメージがあるが,ここに収められているのは,現代の「民衆により語られた話」である。よって,その中身は,軍隊時代の思い出話や,学校の怪談,ラジオやテレビにまつわる裏話,怪しい写真など多彩で,あえていえば,「戦争と近代化の過程の暗部」を題材としたものである。
文庫本好きなすべての方に読書と蒐集の話題を
ちくま文庫で刊行が始まった「現代民話考」(松谷みよ子,全12巻)。かつて立風書房から出ていた本書には,インターネット上での復刊リクエストも多かったようで,今回若干増補しての文庫化となった。民話という言葉には,「昔話」というイメージがあるが,ここに収められているのは,現代の「民衆により語られた話」である。よって,その中身は,軍隊時代の思い出話や,学校の怪談,ラジオやテレビにまつわる裏話,怪しい写真など多彩で,あえていえば,「戦争と近代化の過程の暗部」を題材としたものである。