堀辰雄

堀辰雄の「大和路」と「風立ちぬ」を読む。電子テキストを片手でページめくりしながら(実際には画面にタッチするとページがめくられる)ボチボチ読む,というのは,意外に違和感が無い。
しばらくこのスタイルでも読書を続けてみようかと思う。出版科研の調査によると,『2003年の文庫市場は推定販売額前年比0.9%減となった。前年割れではあるが,書籍部門全体の販売金額に比べればマイナスは小幅。低迷する書籍の中で,文庫本は健闘したといえるだろう。
この要因は,テレビ化・映画化された作品が売れ行き好調で,既刊本の販売が伸びているため。低価格という強みも発揮され,“安くて面白い本なら買いたい”という読者心理と擦り合った。一方で新刊は商品力低下が著しく,これまでの新刊重視の販売戦略は見直しを迫られている。』とのこと。