原価率

夕刊フジBLOGにおもしろい記事があった。
『個性派書店として根強いファンがいた青山ブックセンターの閉店でもわかるように、書店の閉店・倒産が相次いでいる。ここ5年で約4000店も減少しているというデータもあるほどだ。ポーラ化粧品本舗グループだったブックストア談を傘下に収めるなど、大手書店として株式を上場している文教堂。その売り上げ総利益(粗利益)率は19.7%である。逆にいえば、原価は約8割。文教堂の場合は80.3%であり、これに売り上げに占める賃借料など販売費および一般管理費18.4%を合わせれば98.7%になり、営業利益はわずか1.3%ということになる。一般書店は利幅が薄い商売だということがわかるだろう。一方では、ヴィレッジヴァンガードコーポレーション、まんだらけ、ブックオフなど、粗利はそれぞれ37.8%、52.3%、71.6%。一般書店と比べて驚くほど高い。たとえばブックオフの場合、古書の定価は新刊の半分程度である。新刊で1000円したものを古書500円で販売しているとすれば、粗利は360円弱。店に買い取りしてもらう側からすれば、1000円の本は140円、実際には定価の1割程度でしか買ってもらえないということ。』
新興古本屋の活躍が目立っているものの,新刊が売れなければ古本もいずれ無くなる訳だが・・・。