新文化紙によると、札幌・市電通り沿いに11月25日、サブカルチャー誌専門古書店「tronika(トロニカ)」がオープンした。
東京で音楽関係の会社に勤務していた店主が開いた店で、昔から趣味で集めていたCDや古本をもとに、昨年ネット古書店「トロニカ」をオープン。今年東京から地元・札幌に戻って実店舗をオープンした。
店舗面積は10坪で、内装は古いビルをそのまま活かして「レトロな雰囲気を残した」とのこと。1960~2000年代の音楽・映画・ファッション・デザイン・建築・暮らし・手芸などの雑誌のバックナンバー約8,000冊を扱う。店主は「60~80年代のサブカルチャーは若い人にとって新鮮に感じるはず」と話す。
現在、店内の展示スペースでは「中原淳一と少女雑誌ひまわり展」を開催中。中原淳一が戦後間もないころ、ファッションに注目し発刊した『ひまわり』の復刻版を展示している。
「オープンして約2週間。バックナンバーの雑誌を専門に扱う本屋は札幌にはなかった。『昔持っていた』『懐かしい』という声が聞けるのがうれしい」、「近隣にはカフェも多いので雑誌を買ったあと立ち寄って本を読むなど、これから札幌の人たちにとって魅力的に感じるスポットになってほしい」と期待を寄せる。今後はCDや雑貨の取り扱いも検討していくという。
営業時間は12時~19時(土曜は17時まで)。日曜・祝日定休。