2011年夏の岩波文庫フェア

人間失格、グッド・バイ 他一篇 (岩波文庫)
太宰 治
岩波書店
売り上げランキング: 204140

今年のテーマは「小さな一冊を楽しもう 名著・名作再発見!」。リストにある本のフェア帯に印刷してある応募マーク3枚をハガキに貼り岩波書店に送ると、もれなく岩波文庫オリジナルブックカバーが貰えます。締切は2011年9月末日到着分まで。

小さな一冊というから掌篇ばかりかというとそうでもないし、夏にふさわしいタイトルかというとそれも関係ないし、要はいま岩波書店の売りたい本100冊、アイドルグループ風に言えば推され本ということですね。

■古事記 倉野憲司 校注
■古今和歌集 佐伯梅友 校注
■枕草子 清少納言/池田亀鑑 校訂
■芭蕉 おくのほそ道―付 曾良旅日記 奥細道菅菰抄 松尾芭蕉/萩原恭男 校注
■小説神髄 坪内逍遥
■舞姫・うたかたの記 他三篇 森 鴎外
■こころ 夏目漱石
■病牀六尺 正岡子規
■にごりえ たけくらべ 樋口一葉
■高野聖・眉かくしの霊 泉鏡花
■柿の種 寺田寅彦
■濹東綺譚 永井荷風
■小僧の神様 他十篇 志賀直哉
■銀の匙 中 勘助
■萩原朔太郎詩集 三好達治 選
■出家とその弟子 倉田百三
■歯車 他二篇 芥川竜之介
■童話集 風の又三郎 他十八篇 宮沢賢治/谷川徹三 編
■人間失格 グッド・バイ 他一篇 太宰 治
■東京日記 他六編 内田百間
■死者の書・口ぶえ 折口信夫
■阿Q正伝・狂人日記 他十二篇 ― 吶喊 ― 魯迅/竹内 好 訳
■バガヴァッド・ギーター 上村勝彦 訳
■ソポクレス オイディプス王 藤沢令夫 訳
■アポロ ドーロス ギリシア神話 高津春繁 訳
■ヴェニスの商人 シェイクスピア/中野好夫 訳
■ガリヴァー旅行記 スウィフト/平井正穂 訳
■闇の奥 コンラッド/中野好夫 訳
■荒地 T.S.エリオット/岩崎宗治 訳
■動物農場 ― おとぎばなし ジョージ・オーウェル/川端康雄 訳
■森の生活 (全2冊) ソロー/飯田 実 訳
■ゲーテとの対話(全3冊) エッカーマン/山下 肇 訳
■車輪の下 ヘルマン・ヘッセ/実吉捷郎 訳
■カフカ寓話集 池内 紀 編訳
■ラ・ロシュフコー箴言集 二宮フサ 訳
■三銃士(全2冊) デュマ/生島遼一 訳
■にんじん ルナアル/岸田国士 訳
■ベートーヴェンの生涯 ロマン・ロラン/片山敏彦 訳
■シェリ コレット/工藤庸子 訳
■悪魔祓い ル・クレジオ/高山鉄男 訳
■失われた時を求めて1 スワン家のほうへI プルースト 作/吉川一義 訳
■民話集 イワンのばか 他八篇 トルストイ/中村白葉 訳
■六号病棟・退屈な話 他五篇 チェーホフ/松下 裕 訳
■ロボット チャペック/千野栄一 訳
■伝奇集 J.L.ボルヘス/鼓 直 訳
■緑の家(全2冊) M.バルガス=リョサ 作/木村榮一 訳
■風姿花伝 (花伝書) 世阿弥,野上豊一郎,西尾 実 校訂
■文明論之概略 福沢諭吉,松沢弘陽 校注
■茶の本 岡倉覚三/村岡 博 訳
■武士道 新渡戸稲造/矢内原忠雄 訳
■代表的日本人 内村鑑三/鈴木範久 訳
■善の研究 西田幾多郎
■遠野物語・山の人生 柳田国男
■風土 ― 人間学的考察 和辻哲郎
■君たちはどう生きるか 吉野源三郎
■忘れられた日本人 宮本常一
■論語 金谷 治 訳注
■老子 蜂屋邦夫 訳注
■新訂 孫子 金谷 治 訳注
■般若心経・金剛般若経 中村 元,紀野一義 訳註
■臨済録 入矢義高 訳注
■歎異抄 金子大栄 校注
■日本的霊性 鈴木大拙/篠田英雄 校訂
■ブッダ最後の旅 ― 大パリニッバーナ経 中村 元 訳
■ガリア戦記 カエサル/近山金次 訳
■一外交官の見た明治維新(全2冊) アーネスト・サトウ/坂田精一 訳
■ソクラテスの弁明 クリトン プラトン/久保 勉 訳
■生の短さについて 他二篇 セネカ/大西英文 訳
■方法序説 デカルト/谷川多佳子 訳
■読書について 他二篇 ショウペンハウエル/斎藤忍随 訳
■死に至る病 キェルケゴール/斎藤信治 訳
■悲劇の誕生 ニーチェ/秋山英夫 訳
■笑い ベルクソン/林 達夫 訳
■日本の弓術 オイゲン・ヘリゲル 述/柴田治三郎 訳
■ガリア戦記 カエサル/近山金次 訳
■論理哲学論考 ウィトゲンシュタイン/野矢茂樹 訳
■ロウソクの科学 ファラデー/竹内敬人 訳
■ゲーデル 不完全性定理 林 晋,八杉満利子 訳
■君主論 マキアヴェッリ/河島英昭 訳
■共産党宣言 マルクス,エンゲルス/大内兵衛,向坂逸郎 訳
■職業としての学問 マックス・ウェーバー/尾高邦雄 訳

コメント

  1. ご無沙汰でございます。
    実は昨年7月で書店勤務にピリオドを打ち、新たな道で悪戦苦闘しております。

    この企画ですが、毎年選ぶのに苦労します。ほとんど読んでしまっているもので・・・。

    7月の新刊案内を読んだのですが、今回は一括重版は実施されないようですね。ちょっと残念ですが。

  2. こちらこそご無沙汰しております。私も最近は重版したからこれを買わなくては、ということもなくなり、むしろ、リストを見ながらこんな本が岩波文庫に入ってたっけ(本棚のどこかにあるはずなのですが)というボケた状況になりつつあります。新天地でのご活躍をお祈りします。

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