再販問題

全国書店新聞2月1日号より
『出版再販研究委員会は1月24日午後6時から神楽坂の志満金で新年懇親会を開催、約50名が出席した。祝辞を述べた雑協白石勝理事長は、デパートの書籍売場でポイント・カードが使えず憮然とした女性客を紹介して「再販がどういうものであるか読者は知らない。再販制度がなくなれば日本の文化は危うくなるという点を得心いくよう説明していくことが重要だ」と述べ、読者の理解が必要なことを強調した。』
日書連萬田会長によると,「現在の再販契約書は、担当者が公取委に日参して2年間かけて作ったもの。出版業界は三者が一体になってやっていかなければならない。他業界は景況感を実感している中で、出版業界は遅れをとっている。今年こそは積年のポイント・カードを含めた再販問題に決着をつけると同時に、新たな制度や仕組みを同じテーブルで胸襟を開いて話し合う年にしたい」とのこと。