本の愉しみ,書棚の悩み

本の愉しみ、書棚の悩み書棚といえば,遅ればせながら「本の愉しみ,書棚の悩み」(アン・ファディマン,草思社)を読む。
幼い頃より本に囲まれて育ってきた著者。作家と結婚して,新たな悩みが。それは書棚整理の主導権争い。旦那は大ざっぱだが彼女は緻密。だけど,稀覯本を偏愛するわけではなく,あくまで読んで楽しむための本集め。
だから,他人の読み跡がある本でも好き。この辺はとくに共感できる。本フェチの皆さんには,さわやかすぎて物足りないかもしれないが。
ついでに表紙を見れば明らかなように,装丁はクラフト・エヴィング商會。これは嬉しい。