文庫の値段の付け方

古本よみた屋」さんの,従業員のための仕事マニュアルが面白い。一部を紹介。
○文庫の値段の付け方
*単位は50円 店内の棚に出す本の最低価格150円
・日本エンターテイメント
 話題の本→定価の半額程度~定価の2/3
 表紙に下着の絵が描いてあるもの→定価の半額程度
 きれいなもの→定価の半額より少し安く
 くたびれたもの→50円均一
・時代物
 定価の半額程度
 くたびれたもの→50円均一
・海外エンターテイメント
 話題の本→定価の半額程度~定価の2/3
 きれいなもの→定価の半額より少し安く
 くたびれたもの→50円均一
 ひどく余る本→50円均一
・日本文芸
 きれいなもの→定価の半額程度
 くたびれたもの→定価の半額より少し安く
・岩波文庫、講談社学術文庫
 絶版→相場
 新刊で入手可能なもの→現在定価の2/3
・現代教養文庫、京都書院AC、旺文社文庫、改造文庫等:相場
・サンリオ文庫:価格表を参考
・SF 絶版は500円以上 新刊で入手可能なものは、付いている定価の半額程度
・雑学、ビジネス書的なもの 50円均一
・昭和40年代以前のもの 海外の翻訳小説で貴重なものあり注意
・学術書的な内容のもの(筑摩学芸文庫など) 現在定価の1/2~2/3
・絶版調べをするのは
 1.「文庫のプレミア著者一覧」に記載のある作家
 2.岩波文庫、講談社学術文庫など、特殊な文庫
 3.早川文庫と創元推理文庫の「SF]