2月の岩波文庫新刊は,長いものが5冊だったので,読み終えてホッとしています。3月は, 「対訳 キーツ詩集」,「西遊記 3」,「西遊記 4」,「自由と社会的抑圧」の4冊。
シモーヌ・ヴェイユは1909年パリ生まれの哲学者。労働階級の境遇を分かち合おうと工場や農場で働き,1936年スペイン内戦では人民戦線派義勇兵に志願。42年米国に渡り,その後ド・ゴールの自由フランス軍にレジスタンスとして参加。戦争の悲惨さ,残酷さに抗議してハンストを行い,43年34歳で無くなる。
兄のアンドレ・ヴェイユ(数学者)とともに,これまで私の中では悪い印象しか無かったので(生真面目さと狡さと),今回,よく読んでみたいと思う。