中公新書ラクレの新刊「ミニチュア庭園鉄道 カラー版(3)」(森 博嗣)を読む。
このシリーズも3作目。これでひとまず(この形でのレポートは)完結とのこと。今回は,「庭園大工事」と題して,大幅なレイアウト変更と線路の延長工事(全線180mになる),植栽の整理,ますます見事な腕前となった?車両製作などなど,盛りだくさん。NHKのテレビ取材もやってきた。
鉄道模型と,飛行機や船やクルマなどの模型との違いは,たとえ走行していないときでも常にレールの上にあって生きているところだ,というのが著者の考え。ほかの模型は,遊び終わると,飛行場や水場やサーキットから引き上げられてしまうからね。実際の機関車や列車も,解体されるまで一生をレールの上で過ごすわけだ。
庭園鉄道の最新の状況は,著者の「浮遊工作室 機関車製作部」で見ることができる。