コロンブス航海誌

今月,岩波文庫「コロンブス航海誌」が復刊されます。
コロンブスの第1回航海の記録で,1492年8月3日の出港から,バハマ諸島,キューバ島等を探検し,翌年3月15日帰港するまでの航海日誌。
本書の原本は失われて,ラス・カサス神父(1474~1566)が要約編集した写本だけが残っています。ラス・カサス神父は,16世紀スペインによる中南米の植民地化事業における残虐行為を,何十年にもわたり内部告発した人。そのため,聖人とあがめられる一方で,スペインでは売国奴と非難する者が今でもいます。岩波書店「ラス・カサス伝-新世界征服の審問者」を参照。