江戸川乱歩「化人幻戯」(3)

光文社文庫江戸川乱歩全集「化人幻戯」の最後,「海底の魔術師」。
お宝を積んだまま沈んだ船の引き揚げをめぐって,鉄の人魚やおばけガニなどメカロボット(というより張りぼて)を繰り出す敵と,明智率いる潜水夫たちとの海中決戦。薄気味悪さよりも人の良さや間抜けさが目立つ敵はもちろん,あの人。
「帝都を震撼させた怪物との大海戦」といううたい文句からすると,ずっと暢気な感じはするが,子供の頃読めばそれなりにワクワクしたのかも。