「この字いいね」と言われる字が書けるようになる本

「この字いいね」と言われる字が書けるようになる本幻冬舎の新刊『「この字いいね」と言われる字が書けるようになる本』(進藤康太郎)を読む。
宮沢賢治,浅田次郎,黒澤 明,松井秀喜,高橋尚子,原 辰徳など古今の有名人の書いた個性的な(決して達筆ではないが)字をみながら,人を感動させる自分らしい字を書くにはどうしたらよいかを考えようという本。一応,ペンの正しい持ち方などというレクチャーもあるが,お手本を真似しながら綺麗な字を書こう!というペン習字の本ではない。
確かに,最近はプリンターで打ち出した文書ばかり見ているので,たまに自筆の書状がくると,とても目立ちますな。字の上手下手に関わらず,わざわざ手書きで・・・ということが有り難がられる時代。自信が持てなかった自分の字でも,自分らしさの現れとして,堂々と書いてみようという主張は共感できる。
まず書くことから始めよう。