2005年秋に,河出文庫は創刊25周年を記念し,カバーデザインを新しくするとのこと。
『「文庫」という器の持つスタンダード性と,河出文庫ならではのユニークさを融合させた新デザイン。背に統一色と著者別色を配すことによって,その存在感・一体感を誇示するのと同時に,棚での読者の選びやすさを考慮いたしました。最新の文芸思潮から,あらためて世に問う不朽の名作までを網羅した河出文庫にふさわしいデザインを実現することに成功しました。新フォーマットのデザイナーは小社雑誌『文藝』アートディレクターを務める新進気鋭のデザイナー,佐々木暁氏。全体に和紙のような風合いのテクスチャを複数使用した斬新なデザイン。ハンドメイドな雰囲気がナチュラルな温かさをかもしだしています。さらに、PP加工仕様なので美麗な状態を長く保てます。』
私が大学生の頃に創刊された河出文庫。いまだに,各社文庫の中では「新顔」というイメージがあります。これも私が歳をとった証拠かも。