ふるほん文庫やさん「価格・蔵書査定基準変更のお知らせ」

ふるほん文庫やさんでは,岩波文庫など一部文庫本の価格・蔵書査定基準を変更するとのこと。
その内容がちょっと面白くて,
・岩波文庫戦前版(現行より1cm背の高い文庫)は、版型違いの為、絶版扱いとさせていただきます。現在流通している文庫も、底値を¥1,080と改正します。
・又、同じ書名の場合も、校注、訳者の違う文庫は¥1,080とします。
・岩波文庫の校注、訳者は、第一人者が多く、又、物古の方もかなりあります。若松賤子訳の『小公子』が代表的な例。訳により、別作品となっています。
・新潮、角川スタンプ文庫(カバーのない帯時代の文庫)の一部の作品も、弊社判断で、訳違い¥1,080ラインに入れさせていただきます。
・なお、総集リストの全面手直しは、不可能です。新入荷文庫の値付けから実施します。当面二重価格となります。
蔵書査定基準変更のお知らせ
・岩波、新潮・角川スタンプ、アテネ、改造、旧創元、三笠、青木、世界古典文庫等の古書文庫は、市場よりどんどん消えています。貴重な骨董文庫となりました。古書文庫に限って、蔵書印あるものも、通常買い入れの対象とさせていただきます。