通勤電車でティーレマン指揮のシューマン第3交響曲を聴きながら,岩波文庫の新刊ブレヒト「三文オペラ」を読んでいます。千田是也(1961年)にかわり,岩淵達治による新訳。岩淵訳の岩波文庫版ブレヒトは,「ガリレイの生涯」や「肝っ玉おっ母とその子どもたち」ですでにおなじみ。
ティーレマンて,フルトヴェングラーみたいにテンポが揺れるのだが,少々鼻につきますね。スマートなカラヤンや馬力のあるクレンペラーに比べると,まだまだ青いな・・・と思うわけですが,私と同い年なんだから,そんなに若くはないんですよね。
今年はブレヒト没後50年。作品については,訳者後書きに詳しく紹介されていますので,いまさらですが,1898年にアウスグブルクに生まれたブレヒトは,医学と自然科学を学ぶも文学へ傾倒し,1928年に18世紀英国のジョン・ゲイ作の戯曲「乞食オペラ」をもとにした「三文オペラ」を作曲家クルト・ヴァイルの音楽とともに上演し成功をおさめました。33年ベルリンから脱出し,ヨーロッパ各地を経てアメリカで亡命生活。戦後は東ドイツへ戻り,56年に死去。