先週は茨城へ出張。少々お疲れ気味ですが,岩波文庫の新刊「戦争と平和」(3)を読みました。
本巻は,アウステルリッツ戦からボロジノ戦への休戦期にあたり,ロストフ家をメインに,成長したナターシャとアンドレイとの恋や奔放な妻との結構生活に悩むピエールなど,戦場を離れ当時の貴族社会の様相を窺うことができます。
読んでいると自然に昔見たヘプバーンの映画の場面が浮かんできますが,この新訳は,当然今風な言葉で訳されていますので,ヘプバーン演じるロシア大貴族のお嬢様を深田恭子が吹き替えしたような違和感がありますね。まあ,でも親しみやすい訳ではあります。
ちなみに,第4巻は5月発売となります。