「ダ・ヴィンチ・コード」を巡り角川書店が抗議文

角川書店が日書連と東京都書店商業組合に抗議文。
角川書店は4月18日,全国書店新聞が4月11日号1面で報じた記事に事実誤認があるとして,日書連と東京組合に文書で正式抗議した。記事は東京組合が組合員に対し,角川文庫『ダ・ヴィンチ・コード』の初版配本の調査結果を伝えたものだが,アンケートの分析方法や販売会社への確認作業に問題があると指摘した。このアンケート結果は,本紙を含む業界紙なども報じていた(新文化紙による)。
4月11日記事とは, 【『ダ・ヴィンチ・コード』文庫版,「初版配本ゼロ」が多数】と題し, 角川書店が3月10日,『ダ・ヴィンチ・コード』文庫版(上・中・下)(初版各60万部,合計180万部)の発行に当たって,書店223法人・4500店舗で責任販売制を20年ぶりに導入したことに対する書店へのアンケート調査を実施した結果を掲載。
その記事によると,各書店に「角川書店版”ダ・ヴィンチ・コード”文庫の初版配本調査」として上・中・下それぞれの初版配本部数を訊ねたところ,配本ゼロの書店が多数にのぼることが明らかになった。
配本部数ゼロの書店からは,「あきらめている」「角川のパターン配本はランク外のため注文のみ」「条件を平等に提示せず,特定の大型店にのみ配布しての半独占販売方式は平等の原理に反する」「お客様から多数の問い合わせがあり,版元に注文しても届かず,たいへん困っている」などの声があがっていた。
このため,同組合幹部は理事会当日の午前,書店会館に角川書店担当者を呼び,今回の経緯について話を聞いた。理事会では責任販売制や情報開示のあり方など様々な問題について議論を深め,今後の方針をとりまとめていくことで意見集約した,と伝えている。

コメント

  1. こんばんわ、また来てしまいました。
    僭越ながら、リンク張らせていただきました。
    これからもよろしくお願いします。
    私のブログなんて・・・もうダメダメですよ。
    厳しい突っ込みコメント、待っております。

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