岩波文庫編集部のホームページが,なかなか5月分に変わりませんが,今月出るのは, 「インカ皇統記 (一)〔全4巻〕」,「戦争と平和(新訳) (四)〔全六冊〕」,「芭蕉俳文集 (下)〔全2巻〕」,「文法の原理 (上)〔全三冊〕」の4点。
私,勘違いしていて,「戦争と平和」は前回と同様4分冊だと思っていました。確かにこんなペースじゃ話が終わらないなぁとは思っていたのですが・・・。4分冊になったときは昔の8分冊の方が読みやすかった(すぐに読み終わり1冊ごとに区切りがつくので次への励みになった)と思ったのですが,6分冊とは微妙ですな。
イエスペルセンは,20年以上前に,岩波文庫から「言語」が出ています。「文法の原理」は岩波書店版からの文庫化。「インカ皇統記」も岩波書店の大航海時代叢書エクストラ・シリーズからの文庫化ですね。
復刊の方はかなり多くて,
「エジプト神イシスとオシリスの伝説について」(プルタルコス) 1996年発行
「自註鹿鳴集」(会津八一) 1998年
「世界をゆるがした十日間 全2冊」(ジョン・リード) 1957年
「東海道四谷怪談」(鶴屋南北) 1956年
「野菊の墓 他四篇」(伊藤左千夫) 1951年
「灰とダイヤモンド 全2冊」(アンジェイェフスキ) 1998年
「白痴 全2冊」(ドストエーフスキイ) 1994年
「マラルメ詩集」(鈴木信太郎訳) 1963年
「吉田松陰」(徳富蘇峰) 1981年
「吉野作造評論集」(岡 義武編) 1975年
「ローザ・ ルクセンブルクの手紙」(カウツキー編) 1963年
「ロダンの言葉抄」(高村光太郎訳) 1960年
といった内容です。