「Pen Books 101本の万年筆」(中島茂信)を読む。雑誌「pen」連載の「一本の万年筆」をもとに書き下ろしを加えてまとめたもの。
万年筆コレクター・すなみまさみち氏のコレクションより,ウォーターマンNo.7から並木製作所海國萬年筆に至る万年筆101本を,原寸大写真と解説の見開き2ページで紹介している。今回の書籍化にあたって,『パイロット本社にも現存されていないという幻の逸品「海國壱號」(1922年)』も加えた。
マニア向け限定品ばかりでなく,カジュアルなものも取り上げられているのは嬉しいが,書店で手にとって綺麗な写真に感心しながらも,ちょっと購入を躊躇した2940円という値段は,やはりマニア志向ですな。