もう8月になってしましましたが,ようやく梅雨明けとのこと。寝不足気味なので,通勤電車の中ではもっぱら居眠り。なかなか読書も捗りません。
そんな中,岩波文庫の新刊「戦争と平和」(5)を読みました。
いよいよナポレオン軍のモスクワ侵攻。血湧き肉躍るスペクタクル・・・となるはずですが,どうも盛り上がりません。訳が平易で丁寧な代わりに,迫力が無いのですね。勢いづいて読んでいると,途中のコラムで話の腰を折られるのも気になります。
まあ,これまで何度か通読した話ですから,これも一つのやり方,と余裕を見せてはいますが,ちょっと読み続けるのに骨が折れますね。
本巻には,ナポレオン軍の侵攻,退却経路の地図と,モスクワ中心部の地図が掲載されています。これには,モスクワ大火で消失した地域と現在のモスクワ中心部との対比,ナターシャたちの避難経路などが描かれており,理解の助けとなりました。