アスキー新書創刊

アスキーから,3月13日に「アスキー新書」が創刊される。『IT・ビジネス・遊び心をテーマ』とした新シリーズで,読者層は30~50代男性を想定。
創刊ラインナップは,角川歴彦「ウェブ2・0時代の著作権」のほか,坂村 健,フィリップ・トルシエ,谷川貞治らの作品を予定。4月以降は,毎月10日を発売日とし毎月数点ずつ刊行。歴史・科学など他社の新書シリーズが扱うジャンルも,独自の切り口で新書化したいとのこと。
著者のひとり,角川歴彦(かどかわ つぐひこ)は角川春樹の実弟。角川書店副社長を務めたが,1992年に経営路線の対立で辞任。メディアワークスを創業。翌年,角川春樹が社長を解任されたため角川書店に復帰し,社長となった。当時ゴシップネタとなったこの辺のゴタゴタは,角川家の一族を参照。現在アスキーは角川傘下だ。
ちなみに,昨年相次いだ新書の創刊をまとめると,3月ソフトバンク新書,4月PHPビジネス新書,7月MYCOM新書,サンガ新書,9月ゴルフダイジェスト新書,10月朝日新書,11月幻冬舎新書,といったところ。