新風舎文庫の新刊「Story A 天才アラーキーの撮影現場」(和多田進)を読む。
著者は,「週刊金曜日」の初代編集長兼社長で,月刊誌「CHAI」の元編集長。荒木経惟「日本人ノ顔」プロジェクト代表を務め,写真集「横撮り 荒木経惟の撮影現場」で素人写真家としてデビュー。本書も,アラーキーの「写狂人」,「青森ノ顔」,「人妻エロス」などの撮影現場を自らの写真でレポート。アラーキーがどんな女性に惹かれ,いかに女性とのコミュニケーションを大切にしているかがわかる。
そんなアラーキー自身のいいおんな論は,「すべての女は美しい 」(だいわ文庫,元本は2001年刊)に詳しく書かれている。曰く,いい女は“天女”である,いい女には“フェロモン”がある,いい女は“インテリジェンヌ”,いい女は“センチメンタル”・・・顔のきれいさや身体の形は二の次。マスメディアの娼婦であるファッションモデルに用はない。あくまで「普通の女」の魅力にこだわるアラーキーは,どんな女性からもその人なりの魅力を引き出してしまう。たしかに,ある程度歳をとってくると,多少崩れた女の柔らかさに魅力を感じることは確かで,それが思いがけず深みにはまってしまう原因となるのだが。
コメント
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面白そうな世界観ですね。^^
アラーキーは女性のカタチではなく目に見えない女性の魅力そのものを写そうとしているのですね・・深いです。
お久し振りです。
今日はちょっと宣伝に来ました。
実は 1/21 から「裸言-LAGON-」
http://lagon.jp/
というサイトを立ち上げる事にしました。
コンセプトは「言葉のエンターテイメント」です。
頑張りますのでどうぞ宜しくお願いします。
こんばんは!確かに荒木師匠が言われるとおり、女性の見た目は二の次というのは分かります。何か分からないですが魅力的な女性って沢山いらっしゃいますものね♪