仕事帰りに銀座までぶらぶら歩き,着飾ったお姉様方を眺めつつ,一杯やって帰ろうとしら,どうも疲れが溜まっていたようで,気分がすぐれず,しばらく有楽町駅で岩波文庫の新刊「国語学原論 続篇」(時枝誠記)を読みながら休憩。
本書は先に岩波文庫から出た正篇に続く発展編。「本書は『国語学原論』正篇の後を継いでその発展的な諸問題を扱う。“言語過程説”の立場から,言語を人間生活全体の中で捉え,それとの交渉連関において考えようとした,新たな国語学の設計図とも言うべき書」という紹介文では,なんだかよくわからないが,芥川や漱石の小説などを例にとりつつ,「ことば」の役割について述べられており,私のような門外漢でも,最後まで読み通すことができた。
これについて参考となるサイトはないかと探してみたところ,「言葉 言葉 言葉」に,言葉に関するさまざまな話がまとめられており,面白かった。