横木安良夫流スナップショット

横木安良夫流スナップショット (えい文庫 169)エイ文庫の新刊「横木安良夫流スナップショット」を読む。
スナップショットというと,ブレッソンや木村伊兵衛を連想するのは旧世代(銀塩世代だろうか)。いまは,街中で勝手に人の写真を撮ると盗撮だ!と訴えられかねない時代だ。
本書は,プロ写真家である著者が学生時代から40年にわたり撮影したたくさんのスナップ作品とともに,スナップ写真の歴史や代表的な写真家,肖像権など撮影にまつわる問題点などについて,わかりやすく解説している。著者の肖像権に関する考えは,公衆の場で,撮影者自身の作品のための撮影であれば,被写体の了解を取る必要はなく,作品の自由な発表も許されると明確だ。
最後にノーファインダーや床置き撮り?など,撮影テクニックについても書かれているが, 本書の主眼は,最近腰が引けているジャーナリズムや写真家に対して,毅然とした態度で表現の自由を貫くべしという著者の主張だ。

コメント

  1. ベストセラー本等、最近本を読みあさっています!
    色々本を紹介されていて、おもしろそうな本だなと興味をもちコメントさせていただきました。
    http://www.bookgoodchoice.net/
    ひとまず、↑ココに紹介されていた本を読みあさっていたのですが、他のものも読みたいなぁと思っています!お気に入りの一冊は、”夢をかなえるゾウ”です★

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