引っ越し終了

AIRnetへの引っ越しが終了しました。お手数をおかけして申し訳ありませんが,リンク等のご修正をお願いいたします。Geocitiesへ残してきた旧掲示板の内容は,ここに収録してあります。 ■旧掲示板 No.1 No.2 No.3 No.4 No.5

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講談社文庫

1971年(昭和46年)7月の創刊。創刊時には一挙に70冊を刊行して話題になった。最大手の出版社が出す文庫ということで,その影響は出版界をゆさぶるだろうと早くから言われていたが,果たせるかなこれに続いて大手出版社がつぎつぎに文庫を出すようになって今日に及んでいる。 講談社文庫はいくつもの姉妹シリーズ…

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ハヤカワ文庫

ハヤカワ文庫は,1970年(昭和45),「さすらいのスターウルフ」(エドモンド・ハミルトン),「征服王コナン」(R.E.ハワード)などのSFを皮切りにスタートした。 ハヤカワ文庫は,SF(サイエンスフィクション),FT(ファンタジー),JA(日本作家),NV(海外現代小説),NF(海外ノンフィクシ…

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講談社学術文庫

講談社学術文庫ほど物議をかもした文庫はほかに例がない。「学術をポケットに」をうたい文句に人文社会自然科学の著作物を文庫化するという方針に,中小出版社がドル箱としているロングセラーを奪うものと一斉に反発した。岩波文庫の”古典”とは定義を同じくしない,いわば評判のよい”現代の名著”が照準だったからである…

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オデュッセウスの世界

「邪馬台国」ファンというのは多いようで,遺跡の新発見などがあるたびに,町が観光地化するほどのにぎわいをみせるようですが,身近とは言えない西洋の古代史についても,たとえばシュリーマンの「古代への情熱」などを子供の頃に読み,古代ギリシャへのあこがれを抱いた方も多いのではないでしょうか。 しかしながら,岩…

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中公文庫

1973年6月創刊。初めは講談社文庫の発刊に刺激された形で参入し,自社単行本の防衛策という色彩が濃く感じられたが,次第に岩波・新潮・角川の間隙をぬってノンフィクションに独自の路線を開拓し始め,中公文庫ファンとも呼ぶべき新しい読者層の獲得に成功する。 「日本の歴史」,「世界の歴史」,「日本の詩歌」,「…

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著者番号Nの登場

岩波文庫3月の新刊をご覧になった方はお気づきの通り,ついにフランス文学(赤帯500番台)の著者番号がフラピエ「女生徒」(赤599-1)で満席となり,新著者番号N501が登場した。 栄えあるN一番乗りは「フランス名詩選」….というのではちょっと盛り上がらないが,とにかく現在の著者番号制をとるように…

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尼僧ヨアンナ

物語・・・・修道院に悪魔祓いのために派遣されるスーリン神父は,その途中の宿屋で,怪しい噂を耳にする。修道女たちに悪魔が憑き,みな裸で踊り回るなど狂乱状態だ。とくに尼僧長のヨアンナには,いくつもの悪魔が住み着き,どんな悪魔祓いの儀式も功を奏さない。神父の前任者も,このヨアンナの妖気に惑わされ,狂い死…

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全面的にリニューアルオープン

サーバー変更の準備として,すべてのページを改装することとし,その作業がほぼ終了しました。だんだん地味なデザインになっていきますが,これも「岩波文庫」の宿命でしょうか….。とりあえず「旧表紙」も記念にとっておくことにしました。今後ともよろしくお願いします。xoomでのトライアルは3月いっぱいで,そ…

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アランの"幸福論"

世の中,気が利かない人間というのがいる。まわりの人間にとっては,なにかと癪のたねかもしれないが,本人はいたって暢気なものである。 気が利かない人間には,べつにいい加減にやろう,狡賢くいこう,意地悪しよう,などという考えはなく,おそらく一つのことに熱中したり,物事を深刻に考える習慣がないゆえに,気配り…

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文庫における"古典"

岩波文庫の収録書目選定においては,「読書子に寄す」にもある万人が必読すべき真に古典的価値ある書ということが一つの基準になっているのは確かでしょう。 この古典的という言葉については,いろいろ解釈できるでしょうが,現在の岩波文庫には,第2次世界大戦後の作品も含まれているので(たとえば野間宏),必ずしもc…

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旺文社文庫

旺文社文庫は昭和40年6月創刊。グリーンの表紙に,それよりやや濃いめのグリーンの箱という上品な造りと,年譜や参考文献,鑑賞のポイントなどを含む懇切丁寧な解説に特徴があった。 ラインナップは日本文学,外国文学,伝記,教養だが,同社の読者層を考えてか,教科書で親しんだ作家,偉人伝といったものが選ばれてお…

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