日経netn@vi2月号Hot!Hot!Hot!で紹介されました

日経netn@vi2月号のHot!Hot!Hot!でこのページが紹介されました。最近は掲示板に書き込んで下さる方も増えて嬉しく思っています。ときどきBook関係のニュースグループを読んでいるのですが,あまり気勢が上がっていないようで^^;;,本に関して特色のある掲示板がもっと増えるといいなとも思って…

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1997年の締めくくり

Book Review December 1997 今年最後の締めくくりは,読みやすい^^4点。 荒野の呼び声(ジャック・ロンドン) 海保眞夫による43年ぶりの新訳。旧訳者は岩田欣三。19世紀末,富裕な家でセントバーナードとコリーの間に生まれ育ったバックが,盗みだされ,ゴールドラッシュに沸くカナダで…

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岩波文庫の音楽の本

岩波文庫に収録されている音楽関係の本をまとめてみました。これ以外にも,オペラのリブレットやバレエの原作など,音楽にまつわる作品は多いと思いますが,それらはまた,別途取り上げてみたいと思います。 作曲家とその作品 ベートーヴェンの生涯ベートヴェン好きでロマン・ロランを読まない人はいないと思うが,苦難と…

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忘られぬ言葉(ハイゼ)

ドイツ文学には昔から教養小説というカテゴリーがあるといわれています。我が国では最近,大学の教養課程なるものも縮小の一途で,若い世代にとって”教養”は死語同然となっており,教養書と呼ばれるのはもっぱらビジネスマン向けHow toものなど,”お勉強”関係の本ばかりで面白くありませんね。 その点,ドイツ…

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岩波文庫の"自然科学書"

昭和2年以来,岩波文庫より刊行された自然科学書の全書目およびその現状(1997年11月現在)。ほとんど絶版となっており,そのなかでも動物哲学は古書価が高いことで知られている。 書名著者名発行年  古い医術についてヒポクラテス1963  天体の回転についてコペルニクス1953  星界の報告ガリレオ・ガ…

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ドストエフスキー"妻への手紙"

ドストエフスキーの「賭博者」は,ギャンブルにはまっていく人間の心理を克明に描いたもので,まさにドストエフスキーならではの作品だ。 そう,ドストエフスキーはギャンブル狂だったのである。 本書「妻への手紙」には,一文無しになり質草がなくなっても一発逆転を夢見てルーレット台から離れることのできない情けな…

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旧掲示板2

文庫本大好き-掲示板No.2 森宏太郎 – 97/12/06 00:16:01 ホームページアドレス:http://www.alles.or.jp/~moriko/index.html 電子メールアドレス:moriko@alles.or.jp おすすめの本: ラ・ロシュフコー箴言集 コメント: はじ…

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岩波書店のオンラインショップ

最近,岩波書店のホームページを見た方ならお気づきの通り, 10月からインターネットを利用したオンラインショップが始まった。 これは,画面に表示された在庫書目リストの希望書目にチェックマークをつけ, 専用フォームに連絡先等を入力して申し込むもので,老舗の岩波としては, 他の出版社に先駆けた,なかなか新…

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岩波文庫の初版本?

文庫本の古書価は,なんで決まるのであろうか? もちろん,一番の要素はその本の中身であろうが,それ以外にもいくつかのポイントがありそうだ。 まず,考えられるのは,本の美醜(綺麗か汚いか)である。これは普通の古書であれば価格に大いに関係するが,文庫本に関しては,岩波文庫の専門店である山陽堂書店の言うよう…

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文庫は蔵書となりうるか?

「有名人の書棚拝見」などを見ると,なかなか立派な書籍がならんでおり,文庫本ばかりの我が家の書棚など惨め!という感じがします。岩波文庫だらけの私の書棚を指して,「これからはもっとちゃんとした本を買わなきゃだめだな!」と言った人もいますし^^;;。どうも文庫本は「本」じゃないようです….。 文庫本が…

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メーテルリンクの"青い鳥"

幸せの青い鳥を求めて,チルチルが「思いでの郷」や「夜の宮」,「歓びの城」をたずねて廻る美しい詩のような名作,夢のようなまどやかな作品。1908年作。 岩波文庫にはメーテルリンクより翻訳を許された若月紫蘭氏の訳により,1929年に収録。1939年に改訳。赤帯フランス文学としてしばらく絶版になっていま…

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文庫本の処分

本を買うのに勇気がいる人は,特殊な恥ずかしい本を集めている人か,初版本など高価な本を集めている人であろう。 買うのには勇気がいらないが,どんな本でも売るときには勇気がいる。まあ,本を売るとか売らないとかいう以前に,売れるような本を持っているのかいな?という問題があるのだが,たとえ二束三文,あるいは古…

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美味礼讃(サヴァラン)

「新しい御馳走の発見は、人類の幸福にとって天体の発見以上のものである。」 – ブリア・サヴァラン – 「岩波文庫の食の本」で,肝心なサヴァランが抜けてしまった。これだけ別に一項を設けよう!という特別の思い入れがあったわけではなくあのドラマ「王様のレストラン」とのからみで何か書こうと思いつつ,ビデオを…

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1997年11月の新刊

Book Review November 1997 先月までは創刊70周年記念の新刊・復刊ラッシュで,読む方も(たぶん出す方も)なかなか忙しかったが,今月はいつものペースで4点の新刊が出た。 1 市民の反抗 19世紀アメリカの作家ソローは自然を詳細に観察し,植物や動物のスケッチを数多く日誌に残した。…

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バルザックの大河小説

バルザックの小説は読まれなくなった。それは,本題にはいる前の能書きが長かったり,情景描写,舞台設定が細かすぎ,現代小説の話のテンポに慣れている読者には,それらを読まされる時間が耐えきれないからだという。 また,いわゆる若い読書人たちの中には,名も知らぬマイナーな作品を尊び,「世界文学全集」的な作品…

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旧掲示板1

文庫本大好き-掲示板No.1 富田 靖 – 97/11/07 04:34:39 ホームページアドレス:http://www.ascii.co.jp/service/pcretro/vol.2/index.html コメント: ハナさん,ホームページ拝見。高校生でもホームページを作っている人がときどき…

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